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コロナ禍に格闘技業界に進出したLDHの勝算 既存の競合団体は“新参者”に厳しい?

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EXILE・HIRO

 EXILEらが所属する芸能事務所・LDHによる格闘家オーディションに密着した、インターネットテレビ局・ABEMAの番組「格闘DREAMERS」の最終回が15日に放送され、2人の格闘家が合格したことを、各スポーツ紙などが報じた。

 同オーディションは、EXILE HIROが発起人を務める格闘家育成プロジェクトの第1弾企画。番組ではこれまで、プロの格闘家として大成することを夢見る若者たちにスポットを当て、彼らが格闘技ジムの運営などを行う関連会社との契約を勝ち取るまでのプロセスを密着してきた。

 最終回では、壮絶なトレーニングや苦楽をともにしてきた同志との対戦、すでにプロデビューを果たしている格闘家との壮絶な試合などが行われ、2人が所属選手として発表された。

 各紙によると、試合後の会見でHIROは「みんなの命がけの真っすぐなぶつかり合いを至近距離で感じられたので、感動しましたし、夢の持つパワーを再確認できました」とコメント。2022年春ごろまでの格闘技イベント実施に意欲を見せ、また、オーディション第2弾の開催も発表したというのだ。

 「コロナでエンタメ業界も大打撃を受けてしまったが、所属アーティストのライブが収益の中心だったLDHも大打撃を受けてしまった。そんな中、もともと、HIROは大の格闘技好きで、すでに格闘技ジムを運営。その環境を生かし、さらには少しでも収益を上げるための格闘技業界進出だったようだ。既存の格闘技イベントとは違うようにやるはずで、それなりに勝算はあるはず」(音楽業界関係者)

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 とはいえ、〝新参者〟になかなか厳しいのが格闘技業界なのだとか。

 「既存の団体・RIZIN、DEEP、修斗、パンクラスなどにとっては“商売敵”。まず、LDHは強い選手を育て上げて、各団体の王者を片っ端から倒すぐらいではないとインパクトがない。後は、どこの団体と太いパイプを築くのかも成功へのカギ」(格闘技ライター)

 音楽以外に飲食、映画など他業種でのビジネスを軌道に乗せているLDHの手腕が注目される。

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