この大会では、大阪がホームである皇治から大阪でのキックワンデイトーナメントの直談判があり、これを受け榊原CEOは、皇治を含めたワンナイトトーナメントを実施することを正式に決定。皇治、白鳥大珠、梅野源治、高橋亮の4名のファイターによるトーナメントが発表されており、榊原CEOは「RIZINは総合がメインの舞台なので、キックの選手のジレンマのようなものはあるのではと思う。ファンからもっとキックが見たい、皇治が見たいという熱が強くなれば、当然キックの試合も増えてくる。なので、それぞれの選手がこの舞台に立ったその時に、ファンのハートを鷲掴みにして欲しい」とRIZINのリングに上がる選手全員に対し、ファンを魅了するような試合をして欲しいと呼びかけていた。
榊原CEOは延期を正式に発表した後、「延期の方向性を決め、選手や関係者へ相談したところ、全選手が1か月後に大会をスライドすることを快く受け入れていただいた。この場を借りてお礼を言わせていただきます。ありがとうございました。気づけば1年以上もこんな状態になっているが、選手たちの背中を押すのはファンの声援」と6月に延期した大阪大会は無観客ではなく有観客で実施したいと語り、常日頃から「RIZINは LIVEである」という信念を貫いた形だ。
6月27日に決まった代替大会に向けて、チケットの再販売については現在調整中となっており、内容が決定次第、アナウンスがされる予定だ。榊原CEOは6月13日に開催予定の『RIZIN.28』東京ドーム大会のカードについて、「既に発表しているカード以上に、追加カードを今週から来週にかけて発表したいと考えている」と近々カード発表を行うことを明らかにしている。
会見の最後には「もっともっと前向きな、皆さんにワクワク、ドキドキしてもらえるような発表が出来るように準備を進めます」とまだまだ隠し玉を考えている様子。
なお、大阪大会が延期されたことに関して、皇治は「過去最高の自分を作って必ず見返します」とK-1との契約終了後、初の地元凱旋に向けて気合を入れ直した。
(どら増田)