京田は今季「.245・1本・10打点」と今一つの数字にとどまっており、25~27日のソフトバンク3連戦は全てスタメン外に。また、途中出場した26、27日はどちらも空振り三振に倒れていたが、翌28日にプロ生活で初めて一軍登録を抹消されたことがNPBから公示された。
京田はプロ1年目の2017年に「.264・4本・36打点」をマークしセ・リーグ新人王に輝き、翌2018年以降も正遊撃手としてプレーしていた選手。しかし、今季は前述のように数字が上がってきていないことに加え、5月5日・DeNA戦では死球を受けた後に一塁へ出塁する際、着用していた手袋やレガースをボールボーイの足元に投げつけるなど精神的に不安定な姿も見せていた。
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京田の抹消を受け、ネット上には「明らかに精彩を欠いてるように見えたし抹消は仕方ない」、「今日から二軍の試合に出てるし、上手いこと調整してまた帰ってきてくれ」といった賛同の声が寄せられたが、「5月はちょっと復調気味(月間打率.294)だったのになぜ落としたのか」、「月間打率3割近いんだから、もう少し我慢してもよかったのではないか」と否定的な意見も挙がっている。
一方、「ここから一軍に戻って来れなかったら、立浪は春季キャンプで何を教えていたのかということになるな」、「こんなことになるなら立浪はキャンプに呼ばない方がよかったのでは」、「立浪さんの指導で上がるどころか逆に悪化してるようにも感じる」、「京田だけ不振なら本人の問題と言えなくも無いが、それ以外の教え子も不振だからなあ…」と、球団OBの立浪和義氏を絡めたコメントも複数見受けられた。
「立浪氏は今年2月の中日春季キャンプに臨時コーチとして参加し、キャンプ初日の同月1日から20日まで野手陣へ打撃を指導。特に京田、根尾昂、岡林勇希の3名に対し重点的に指導を行ったと伝えられました。しかし、開幕後は京田のみならず根尾が『.196・1本・12打点』、岡林も『.000・0本・0打点』と不振に陥っているため、立浪氏の指導能力に疑問を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター)
28日の二軍・オリックス戦に8回表の守備から途中出場したが、打席は回ってこなかった京田。春季キャンプでは「たくさん教えていただいたので何とか自分のものにできるようにしていきたい」と立浪氏の指導を打撃力アップにつなげる意欲を見せていたが、今後結果を残して一軍に返り咲くことはできるだろうか。
文 / 柴田雅人