ジャケット姿で登場したイケメン二郎は序盤にグレイとの連携攻撃を放つとセカンドロープからムーンサルトをスニルにたたき込み、試合のペースをつかんだ。ポストに誤爆したグレイがボリウッドボーイズに捕まって一時劣勢となったが、なんとか交代したイケメン二郎がジャケット掌底の連打や、ロープを使ったムーンサルトでスニルに反撃。
終盤にはグレイがサミルを場外に排除すると、ジャケットを広げて見得を切ったイケメン二郎がイケメンスラッシュをスニルにたたき込んで3カウント。イケメン二郎はボリウッドボーイズ相手のタッグ戦に勝利してWWE2連勝を飾ると「これがイケメン二郎だ」と英語でスピーチ。インパクトを残している。
スマックダウンでは、“キング・オブ・ストロングスタイル”中邑真輔が王冠をかぶってギター演奏するリック・ブーグスと共に「ザ・ライジング・サン」で入場。因縁のキング・コービンとのリマッチに勝利して先週の雪辱を果たした。
先週、勝利したものの中邑に王冠を奪われたコービンがリングに登場すると「侮辱だ。中邑はキングじゃない。今日は奴に罰を与えて王冠を奪い返す」と非難して中邑を呼び出した。
突如ステージにギターを持ったブーグスが現れると、エントランステーマ「ザ・ライジング・サン」の演奏と共に王冠をかぶった中邑が華麗に登場。報復を狙う中邑はスピンキックやバックスタバー、スライディング・ニーと連続攻撃で攻め込むと、コービンも中邑のキンシャサをかわしながらジャーマン・スープレックスで反撃して白熱の攻防を展開した。
終盤、中邑がコービンのディープ・シックスをカウント2で返すとブーグスがギターを弾いて介入した隙にコービンを丸め込んで3カウント。先週の雪辱を果たした中邑は再びコービンの王冠をかぶるとブーグスのギター演奏と共に“ロックスター”のようにリングを後にした。
サンダードーム(リモートオーディエンス)による無観客試合を続けていたWWEが7月から観客を迎えてのライブイベントを再開することを発表した。日本時間7月17日から始まるテキサス州での以下3つのショーを皮切りに、9月第1週のレイバー・デイのころまでに25都市で開催することがすでに決定しているという。
7月のライブイベントは次の通り(いずれも日本時間)。
・7月17日 スマックダウンートヨタ・センター(ヒューストン)
・7月19日 マネー・イン・ザ・バンクーディッキーズ・アリーナ(フォートワース)
・7月20日 ロウーアメリカンエアラインズ・センター(ダラス)
(どら増田 / 写真©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)