同作は山田洋次監督がメガホンを執った大手映画配給会社・松竹の100周年記念作品で、原田マハ氏の同名小説が原作。
この会見のちょうど1年前に急逝したタレントの志村けんさんの遺志を継ぐ形で、歌手で俳優の沢田研二が映画を愛する無類のギャンブル好きのダメ親父・ゴウを演じ、若き日のゴウ役の菅田とともにW主演を務めている。
各紙によると、山田監督は、撮影中に志村さんが亡くなったことを「僕も体験したことがなかったので、非常に混乱して、どうすればいいのかと(思った)。その時のことを今でも思い出します」と振り返ったのだとか。
そして、代役の沢田について、「本来、志村けんをイメージして書かれた役を(沢田なら)別の形でちゃんと表現してくれるんじゃないか、それが可能なんじゃないかとかけて、彼に依頼した。沢田さんだって悩んだと思うけども、志村さんへの友情もあったんだろうな」と話したという。
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「沢田さんは生前の志村さんと舞台で共演していたため、“志村魂”を継承すべく男気を見せた。そして、無事に映画化が完成したのだが…」(映画業界関係者)
この日の会見には沢田は姿を見せず。出席予定だった女優の北川景子は、体調不良で急きょ欠席することになったというが、主役の出席が最初から予定されていなかったという、なかなか異例のプロモーションとなってしまった。
「6月で73歳を迎える沢田さんですが、昨年、自分よりも年下の志村さんが新型コロナに感染して亡くなってしまったため、プロモーションで稼働することによりコロナに感染することを恐れているようです。このままコロナの感染者数が増え続けるようだと、8月の公開初日も沢田さんは姿を見せないかもしれません」(松竹関係者)
映画をヒットさせるため、菅田とほかの共演者が頑張るしかないようだ。