同作は人気作家・原田マハさんの小説が原作で、山田洋次監督がメガホンをとった松竹映画の100周年を記念して製作された大作映画。
主演には志村けんさんと菅田が抜擢されていたが、撮影を目前にして志村さんが新型コロナウイルスに感染し、帰らぬ人となったため、志村さんの盟友・沢田が代役を引き受けて完成。沢田にとって14年ぶりの主演作で、あとは公開を待つのみとなった。
昨年は続々と公開予定の作品が延期になったため仕方なかったが、2月に再度公開延期に。気になるその理由だが、発売中の「女性セブン」(小学館)によると、沢田が4月の公開を承諾せず、最近は窓口を通しても本人に連絡が取れない状態だという。
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沢田といえば、昨年末、突如、ファンクラブの解散を発表。1月には個人事務所を閉鎖したことが報じられていた。
実は、沢田は、糖尿病の持病があり、宣伝活動でのコロナ感染を恐れ、万全な状態で宣伝活動を行いたいという気持ちから、自ら山田監督を説得して再延期が決まったというのだ。
「ファンクラブの解散と個人事務所を閉鎖したことで、『引退する決意を固めてしまったのでは』と音楽業界内やファンの間で話題になった。しかし、どうやら妻で女優の田中裕子の事務所が現在の窓口だとか。まだまだ引退する気はないだろう」(レコード会社関係者)
そして、沢田が再延期を申し入れたのも納得できそうだ。
「志村さんの死去は日本中に大きな衝撃を与えた。ましてや盟友の沢田のショックの大きさは想像に難くない。志村さんの遺志を継ぐためにも、宣伝活動から公開まで何事もなく終えたいという気持ちからの再延期申し入れだったのだろう」(芸能記者)
沢田の作品にかける熱意もあるだけに、お蔵入りすることはなさそうだ。