千葉県で初めての変異ウイルスによるクラスターが発生するなど変異ウイルスへの警戒感が高まる中、 政府は明後日18日にも緊急事態宣言を解除するかどうか、その判断をする方針だ。だが、菅義偉首相は現時点で解除の可否は明言していない。
スタジオでは、宣言を延長すべきか、解除後は時短要請はどうするのか、変異ウイルスはどう確認すればいいのかなどが議論される中、田崎氏が突然「やっぱりPCR検査なんですよ」と切り出すと、ある興味深い話を始めた。
「僕は今でも覚えているのが、去年クルーズ船のことがあった時、PCRが300しかやる能力がないという話だった」と昨年2月、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」ではPCR検査数が限られていたと説明。
その上で、「(同じく昨年)6月頃でしたか、安倍政権時代に安倍総理の側近の人が『悔しいけれども玉川さんの言う通りだと。PCR検査をしなきゃいけなかったし、今、それをしないといけない』(と言っていた)」と証言。同局局員で同番組のコメンテーターである玉川徹氏が繰り返し「PCR検査をすべき」と主張していたことを、その側近は知っていたようなのだ。
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さらに田崎氏は、今度は当時の安倍晋三首相から聞いた言葉として、「厚労省にいくら言っても、馬耳東風なんだと」とPCR検査の拡充を厚生労働省に求めても全く聞き入れてくれないと不満を漏らしていたとも明かし、「厚労省が悪いのか、その先の保健所の問題なのか、さらにその先に問題があるのか分からないが、それが現実」と述べていた。
この日出ていた日本ウイルス学会の理事・森内浩幸氏は「ひとえに人員が足りない」として、PCR検査が広まらない理由は単にマンパワーの問題だと分析していた。
SNS上ではそんな田崎氏の証言に、「今頃になって何を言ってんだよ」「なんで田崎氏はそれを今言うの?遅くない?」などとツッコミが。また、側近の言葉に対して、「悔しいけれど?? 人命がかかってるのに悔しがってる場合か? 」と批判が起きてしまった。
だが、肝心の玉川氏は月曜から1週間、休暇を取っている。これまで何度も共演してきた田崎氏がなぜ、彼がいない時にこの話をしたのか、「なんで玉川さん御本人が番組お休みの今週に言い出すかな、田崎氏」と疑問を持つ者もいた。