前年に新聞、雑誌、単行本等で優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性のある新人作家に贈呈される同賞。過去には、和田竜『村上海賊の娘』(第35回)、辻村深月『ツナグ』(第32回)、柳広司『ジョーカー・ゲーム』(第30回) など、数々の話題作が受賞している。今回、アイドルがノミネート、受賞するのは賞の創設以降初となる。
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加藤は、2012年1月に『ピンクとグレー』(KADOKAWA)で、小説の世界に鮮烈なデビュー。それ以降NEWSのメンバーとしての芸能活動の傍ら、作家としても活動を続け数々の話題作を世に送り出してきた。
そんな加藤の3年ぶりの新作長編となる『オルタネート』は刊行直後から話題を呼び、発売からわずか5日目にして緊急重版。そして2020年12月18日に本作が第164回直木賞にノミネートされたことが発表されると、メディアからの取材が殺到。1月5日には、累計10万部(5刷)のベストセラーを記録した。
さらに、1月21日には『本屋大賞』初ノミネートの報も飛び込むなど怒濤の快進撃を続け、現在までに累計15万1000部(8刷)を記録している。
『オルタネート』公式サイト
https://www.shinchosha.co.jp/alternate/