男は1月4日午後5時半頃、神奈川県横須賀市若松町の市道で原付バイクに乗って走行していた際、道路を横断していた86歳の女性をはねる。女性は左足の骨を折る全治3か月の重傷を負ったが、救護せず逃走した。
事故を目撃した人が110番通報し、事態が発覚。付近の防犯カメラにウーバーイーツ専用のリュックサックを背負うバイクが収められており、男が浮上。自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された。警察によると、男は配達を終え、次の注文を待っている状態だったのだという。取り調べに対し、男は「事故を起こした記憶はない」と容疑を否認している。今後、裏付け捜査が進むものと見られる。
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ウーバーイーツ配達員の事故や危険運転は全国で頻発している状況だけに、今回の事件についても、「これまでにもウーバーイーツ配達員の無謀運転は問題視されている。信号無視、高速道路の走行。あまりにも多すぎるのに、『我関せず』でいいのか」「このような重大事故が相次いでも個人の責任というのはちょっと」と管理体制を疑問視する声が上がる。
また、「少なくとも配達員の管理は厳重にするべきだ」「個人事業主と契約しているから無関係というのはおかしい」「法規制をするべき」と相次ぐ事故に制度改革や法規制を訴える声も出た。
毎月のように発生するウーバーイーツ配達員による事故。このような状況が続けば、何らかの規制がかかる可能性も否定できない。