事件が発生したのは1月26日。愛知県名古屋市中村区名駅の路上で、横断歩道を歩いていた69歳の男性をウーバーイーツの配達員で食事を配達中だったベトナム国籍の男がはね、足の骨を折る大怪我を負わせる。さらに救護活動などをすることなく、走り去った。
その後、警察が捜査を進め、この男の犯行の可能性が高まったとして、重過失傷害とひき逃げの疑いで逮捕した。警察の取り調べに対し、男は「はっきりと覚えていません」などと話し、容疑を否認しているという。
>>ウーバーイーツ配達員、不法滞在者だった 無免許運転で配達中に事故を起こし逮捕<<
ウーバーイーツ配達員の不祥事については、昨年1月16日にも同じ名古屋市中区新栄の路上で、バイクに乗ったベトナム国籍の男が一時停止を無視したとして職務質問を受けた後逃走し、一方通行を逆走して事故を起こしている。この男はその後、無免許であること、在留期間を超え日本に滞在した不法残留も発覚し、道路交通法違反と不法残留の疑いで逮捕された。
配達員の事故やマナー違反が相次ぐウーバーイーツだが、運営会社のウーバージャパンは「配達員が雇用されていない第三者との契約」であるとして、雇用主と従業員の関係ではないと考えているようで、「責任を取るべきだ」とする指摘も多い。
コロナ禍で需要が高まるウーバーイーツだが、多くの問題を抱えているといわれている。