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「SNSで知り合った仲間と」ロマンスカー撮影のため線路に立ち入り男子高校生が家裁送致

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画像はイメージです

 25日、小田急線の相模大野駅付近で車両を撮影するため線路に立ち入ったとして、神奈川県内の男子高校生が鉄道営業法違反容疑で家裁送致されたことがわかった。

 警察によると、男子高校生は昨年10月25日、神奈川県相模原市の相模大野駅付近で、線路などの鉄道敷地内に入り、車両を撮影した疑い。警察の取り調べに対し、「SNSで知り合った仲間と一緒に撮影に行った」と容疑を認めているという。

 高校生がそこまで撮影したかった車両とは何だったのか。それは小田急線の象徴とも言うべきロマンスカーの20000系で、2012年に引退していたもの。小田急はこの車両を、海老名駅隣接地に2021年春開業予定の「ロマンスカーミュージアム」に移動していたのだ。鉄道ファンにとっては、喉から手が出るほど撮影したい代物だった。

 ​>>撮り鉄に向け「死にますよ。マジで」会津鉄道の注意喚起に絶賛の声「どんな神経してるんでしょうか?」<<​​​

 この20000系については小田急線座間駅でも、深夜に撮り鉄と見られる3人の男が乱入し、車両が緊急停車する事案が発生。乗っていた乗務員が怒り追いかけられるも逃げ切られてしまった。この動画をTwitterユーザーが投稿し、テレビも取り上げたことで、その無謀行動が批判に晒されることになった。

 今回、家裁送致された人物と座間の件は別と見られているが、ともに希少価値の高い20000系が目的だったということは共通している。全国で発生する撮り鉄の迷惑行為だが、その殆どは昨年10月25日のように、珍しい車両が走る情報が流れていることが要因。それを聞きつけた鉄道ファンが殺到し、線路に立ち入る、一般客に迷惑を掛けるなど無謀行動を繰り返している。

 多くの鉄道ファンはルールを遵守しているものと思われるが、逸脱し逮捕者が出ていることも事実。情報を流さない、今後規制を厳しくするなどの対策が必要になってくる。

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