問題となっているのは、『呪術廻戦』に登場するキャラクター・冥冥が使っている「神風」という術式。「バードストライク」と読むといい、自身が操るカラスに自死を強制させることで、そのカラス体当たりの威力が増すという強烈な攻撃となっている。
しかし、この「神風」という名前と「自死を強制させる」という術式の使い方について、一部ネット上で、「神風特攻隊を彷彿とさせる」との声が噴出。第二次大戦中に旧日本軍が行っていた、パイロットの命を犠牲にした体当たり攻撃を連想させると物議になった。
SNSなどからは韓国語などを中心に「戦争賛美だ」「二度と起きてはならないことなのに軽く描かれたことが許せない」「韓国でも人気の作品だから配慮してほしい」といった批判が集まり、連載されている『週刊少年ジャンプ』(集英社)と作者に対し、謝罪と修正を求める声も寄せられている。
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「『週刊少年ジャンプ』と言えば、2020年2月にも『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で人体実験をしているという設定の志賀丸太が物議に。名前の『丸太』が、旧日本軍731部隊が行っていたとされている人体実験の被験者の隠語『マルタ』を連想させると一部で話題になりました。結果、編集部などに多くのクレームが集まり、発行元の集英社が謝罪。名前も変更となりました」(芸能ライター)
今回の騒動に日本のファンからは「深読みしすぎ…」「日本にとって『神風』は昔から使われ続けてきた言葉なんだけど」「フィクションの術にわざわざ戦争持ち出して批判する意味が分からない」といった呆れ声が多く集まっている。
果たして、編集部側はこの騒動に反応するのだろうか――。