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茂木氏、鼻マスク受験生騒動に「別室への移動を促したのは誤判断」発言 「負けず嫌いすぎる」の声も

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茂木健一郎氏

 脳科学者の茂木健一郎氏が、大学入学共通テストの第1日程のマスク騒動について、20日にツイッターに改めて私見を投稿した。

 この問題は、マスクを鼻まで覆っていなかった49歳の受験生の男が、試験官に何度も注意されたにも関わらず、応じず。別室受験を提案されたが拒否し、6回に渡る注意に抵抗したため、不正行為だとして失格に。その後、男は会場のトイレに閉じこもり、不退去容疑で現行犯逮捕されていた。

 茂木氏はこの問題について18日からツイッターを通じてたびたび言及。「杓子定規のロボット試験監督による人権侵害だと私には思える」と試験官を批判し、「鼻出しマスクの件、非典型的な個性に向き合い、包摂することが本質。注意されたらおとなしく従うということが悪意ではなくできない個性もあります」と男に理解を示した。

 さらに19日には、「繰り返し畳み掛けるように注意されると、追い詰められたような気持ちになって非典型的な行動に出る方は年齢に関係なくいらっしゃると思います。試験官側は、複数回注意して効果がなかった時点で、受験番号を控えて後に事情を聞くなどの対応をとるべきだったと考えます」とツイートし、賛否両論を集めていた。

 しかし、次第に男が6回注意されていたこと、別室受験を提案されていたこと、注意に応じない男のために、同室の受験生が受験中にほかの教室に移動されせられていたことなどが明らかになると、試験官批判を繰り返す茂木氏の元には疑問の声が集まるように。しかし、茂木氏は20日にもツイッターを更新し、「失格になったのはやむを得ない」としながらも、「不正を通告した後別室への移動を促したことが、他の受験生に平穏な環境を維持する上では誤判断だったと思います」とさらに試験官を批判していた。

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 この茂木氏のツイートにネットからは、「別室受験提案されてるし、茂木さんの言ってることは言いがかりレベルになってる」「振り上げた拳の下げどころが見つからないならもう触れなきゃいい」「初期報道に引っかかったのはしょうがないけど、負けず嫌いすぎるでしょ」と呆れ声が集まっている。

 詳しい状況が分からないうちは多くの賛同者がいたものの、今では茂木氏の元には批判ばかりが集まる状態になってしまっていた。

記事内の引用について
茂木健一郎公式ツイッターより https://twitter.com/kenichiromogi

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