玉川氏は「お金がなくて困っているという人がいっぱいいる中で、もしオリンピックをやめた場合にはそのお金が使える」と言及。だが、田崎氏は「主催国が(開催を)『返上する』と言った場合はIOCとの契約で、日本にペナルティーが科せられる」として、返上という形は取ってはいけないと返した。
田崎氏と玉川氏のバトルはここからヒートアップ。玉川氏が「それ(五輪開催の可否)も政治だけど、これ(コロナ対策)も政治でしょう」と言えば、田崎氏は「だから(開催するかは)IOCとか国連とかの判断であって、日本としては粛々と準備を進めるべき」と反発。
玉川氏が「水面下の働きかけだってできるわけでしょ」と言えば、田崎氏は「水面下で、日本がやめてくれって言うんですか?今、返上した方が日本の負担は大きくなるんですよ」と熾烈な議論が続いた。
ここで玉川氏はイラつきながら、「だから、表立って返上すればそうなるけど、それは政治をこれだけ取材している田崎さんが、何を言ってるんですか」と、水面下での中止・返上の働きかけをIOCにもできるはずだとやり返した。
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これに田崎氏はムッとしながら、「それは別の問題ですよ」と苦笑い。すると、玉川氏は「そういうもんじゃないですか」と切り出すと、「『会食しないと政治できない』という(自論を持つ)田崎さんなんだから、それは色んなところでできるわけですよ。そんなものは」と痛烈批判。これを聞いた田崎氏は痛いところを突かれたのか、口をモゴモゴさせながら何も言えず完全沈黙。
ここで羽鳥慎一アナウンサーが助け船に入り、「(五輪返上をするのは)今のタイミングじゃないってことですね」と絶妙なフォローすると、田崎氏は「そうです」とポツリと返し、次の話に移っていた。
日頃、玉川氏には違和感を覚えていた視聴者も、常に政府寄りの発言をする田崎氏が、玉川氏にピシャリと撃沈され、やり込められたことに拍手喝采。「政治できない」の部分を「取材できない」と聞き違えていたユーザーも多かったが、「玉川さん支持率上がった」「ちょっとスカッとした」「カッコよかった」と称賛する声が多かった。