政府による緊急事態宣言が発令された後のこの日のスタジオは、玉川氏のほか、ゲストの吉永みち子氏、長嶋一茂氏の3名がリモート出演となった。
番組内容も、緊急事態宣言の話題一色だった。医療体制の逼迫や飲食店の午後8時以降営業自粛、緊急事態宣言解除の目安などのテーマを取り上げた後、話題は「外国人の入国制限」に移った。まず、斎藤ちはるアナウンサーが今日の朝日新聞記事『ビジネス入国一転継続』を紹介した。記事の内容は、中国・韓国を含む11の国と地域からビジネス関係者などの入国を認めてきた制度を、緊急事態宣言中も継続することを決定したというもの。
司会の羽鳥慎一アナウンサーはこの記事に関連して、与野党双方から即時停止を求める声があるものの、総理に入国継続の強い思いがあることを紹介した。そして、二階派の議員から「ビジネス往来を止めると経済が止まる」という主張があったことも付け加えた。
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これについて、吉永氏や長嶋氏は、変異株が来てしまうことの懸念など具体的なコメント。しかし、玉川氏は発言を促される前からすでに、逆上気味の表情だった。そして、「確か昨日の会見で、やれることは全部やるって言いませんでしたかね?」と憤慨気味に発言後、「嘘か!…以上です」と締めくった。これに対し、羽鳥アナも反応できず、「はい」と弱々しく返事をするのがやっとだった。
このやり取りが放映された後のネットでは「怖いほどの迫力満点」「スタジオも凍りついた」「ズバッと一刀両断で、気持ちいい」など、玉川氏の気迫を伝える書き込みの一方で、「経済と両立が大事だ」「経済回らないと自殺者が増える」などの批判もあった。
この1か月間で新型コロナ感染が収束しなければ、夏のオリンピック開催も怪しくなる。まさに年明け早々、日本にも正念場が訪れている。