事件が発生したのは12日午後5時頃。公園で友達とサッカーを楽しんでいた9歳の男児が蹴ったボールが、近くの家に住む72歳男の家に当たった。すると、この音に激怒した男が公園に「うるさいやないか」と叫んで出向くと、男児の左目を拳で殴った上、男児の自転車を持ち上げ、地面に叩きつけて脛に当てるなどの暴行を加え、逮捕された。警察の取り調べに対し、男は「以前から家の中にボールの音が響いて、イライラしていた」と供述し、容疑を認めているという。
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男の行動に「72歳にもなって孫よりも若い子を暴行するなんて。あり得ないにもほどがある」「自分だって幼少期、公園や空き地で遊んだだろう。八つ当たりもいいところだ」「頑固ジジイは昔よくいたけど、顔を拳で殴るようなやつはいなかった。しっかり言葉で注意できなかったのか」「昭和でも拳で殴って自転車を足に落とすようなのは異常」など、怒りの声が相次ぐ。
ただし、「かなりうるさくしていたんじゃないの? 老人が怒るのも無理はない」「親と男で話をつけるべきではなかったのか。少なくとも老人だけが一方的に悪いとは言えないと思う」「被害者の子どもがきちんと謝罪すれば、ここまでにはならなかった。そもそも人の家の壁にサッカーボールを当てるのはあり得ない」「最近の子どもは怒られないので、素直に謝らない。だからこんな事が起こる」と暴力はいけないとしながらも、「子どもの行動に非があるのではないか」と考える人も多かった。
男の気持ちを理解する声もあるが、やはり暴力はやりすぎと言わざるを得ない。