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前川は14歳にして身長179センチと長身。応募総数1万7158人の中からグランプリに選ばれ、「自信はあったんですけど。まだ実感は湧かないです」と感激の表情。両親と4人きょうだいの家庭に生まれ、「中学2年生の夏休みくらいから俳優をやってみたいと思うようになった」と応募の動機も明かす。「今年の1月くらいにお母さんに俳優業やりたいんなら一度受けてみたら」と勧められ、コンテストに応募。見事に結果を出した。
中学ではサッカー少年だったというが、「サッカーを続ける気は無くて高校から新しくピアノをやりたいって思っていたんです。休日の何もしていない時間が嫌い。そんな時にピアノが弾ければって」と趣味も多彩。「ミュージカル映画がすごく好き、歌って踊って演技したい」と今後の俳優業に意気込みを見せた。
告白審査で相手役を務めたゆきぽよは「かっこよかったです。表情の作り方も完璧。しちゃいけないけど、キュンとしちゃいました。最後に行けば行くほどキュンキュンしました。ゆきは(審査中から前川は)グランプリだと思っていました」と大絶賛。ジュノンボーイの先輩であり、審査員を務めた俳優の溝端淳平も「中学生とは思えない。自分の頃と照らし合わせて見てもすごいなって。14年前の僕らと全然違います。アドバイスはないです。こちらが逆に学ばせていただきたいです」と感心しきり。
ずんの飯尾和樹はこの日のコンテストで司会を務めたが、「自分とは違う人生を確実に歩んで行くんだろうなって」と前川に羨望の眼差し。「どんな景色見て育ってきたんだろうって思うほど堂々としていた。人生二周しているんじゃないかって」と前川の度胸の良さにも目を丸くして驚いていた。
(取材・文:名鹿祥史)