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犬飼は同コンテスト第25回のグランプリ。同コンテストを経て、「仮面ライダービルド」の主演を射止めて現在に至る。犬飼はコンテストを受けていた当時を振り返り、「若かったです。当時はただの高校生。田舎臭い感じで、田舎の少年という感じ。不眠で会場に行っていたので、爽やかさもなかったと思います」と照れ臭そうな表情で話す。
今回の候補生たちに対しては「今こうして見ると、(候補生の)みなさんは完成されているなという印象。徐々にジュノンボーイのレベルも上がってきてるなって。びっくりします。8年前の僕みたいに芋くさい子がいない」と感心しきり。「僕がジュノンを受けた時に軽く注意されたのは眉毛は剃るなって。僕細かったんです。その教えを今でも守っています。ナチュラルな形を保つのがジュノンボーイになる秘訣かも」とアドバイスも送った。
自身の現在の俳優活動については「これからはマルチに活躍できる存在になりたい」と抱負を述べ、「高校時代はバンドを組んでいて歌をやっていました。歌には縁を感じます。いろいろ曲も作ったりしているので、歌のお話があればぜひ挑戦してみたい」と音楽活動に色気も。
スターダムを登るきっかけとなった「仮面ライダービルド」に対しても、「仮面ライダーをやって、お芝居の楽しさ、難しさを知り、この業界で頑張りたいっていう気持ちが芽生えた。仕事に対するモチベーションが変わった。仮面ライダーのおかげでここに立てていると思っても過言ではありません」と感謝しきり。
デビュー後は仕事が少なく、事務所に座ってばかりの日々を過ごしたこともあったといい、「今の自分は想像できなかった。40、50歳くらいになるまでここに座っているのかなって思っていた。今こうしてここに立てていて、昔の自分が少しは報われたかなって」と感慨深げな表情だった。
(取材・文:名鹿祥史)