来日1年目となったバーヘイゲンは、18試合に登板、8勝6敗、防御率3.22と及第点の成績。10月28日に大阪・京セラドーム大阪で行われたオリックス戦では、被安打2、奪三振13、無四死球の快投を見せて、来日初完封勝利を飾っている。終盤に155キロをマークしたバーヘイゲンに対して、オリックスの中嶋聡新監督は「打ち崩すのはなかなか難しいですよね。150キロ超えてて、あの大きなカーブがあって、なかなか厳しいですけど、ストライク先行されると、こっちも手を出さなきゃいけない」と完敗を認めていただけに、来シーズンは、さらに勝ち星を重ねることが期待される。
バーヘイゲンは「2021年もファイターズの一員としてプレーができることを、心より嬉しく思います。今シーズン、チームは納得のいく結果を残すことができませんでした。しかし、ファイターズの一員としてプレーをする中で、多様な才能を持つ選手が数多くいることを実感しました。このメンバーで、来シーズンこそは日本一を成し遂げることができると信じています。自分に託された役割を十分に果たし、チームの勝利に貢献できる投球を継続していけるよう、誠心誠意努力してまいります」と謙虚なコメントを寄せた。
また、今シーズンは7試合の出場にとどまった3年目のロドリゲスだが、球団は来シーズンは戦力になると判断。再契約をしている。ロドリゲスは「2020年シーズンは、開幕前に怪我をしてしまい、チームに貢献することができず悔しい気持ちでした。日本でのリハビリ生活に最初は不安もありましたが、周囲からの献身的なサポートのおかげで、終盤に復帰することができました。来シーズンもファイターズの一員としてプレーできる機会を与えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。キャンプインまでの時間を有効に使い、2021年はシーズンを通してチームに貢献できるよう最善を尽くします」と球団に感謝の意を述べた。
今季は5位と不本意なシーズンに終わった日本ハムだが、来季はチーム一丸となって優勝をめざしていく。
(どら増田)