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楽天・石井新監督に「混乱は計り知れない」大久保元監督が苦戦を危惧 “取締役GM兼監督”の今後は

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石井一久新監督

 現役時代にヤクルト(1992-2001,2006-2007)、ドジャース(2002-2004)、メッツ(2005)、西武(2008-2013)でプレーし、引退後の2018年9月からは楽天でGMを務めている石井一久氏。12日、その石井氏が来季から一軍監督を務めることを球団が発表した。

 球界では2005年オフにオリックス・中村勝広GM(当時)が一軍監督に就任して以来となるGMの監督就任。GM職は引き続き兼任するため“取締役GM兼監督”が正式名称になるという石井氏は、球団公式サイト上に「しっかり覚悟を持って取り組んでいきたいと思います」とコメントを寄せている。

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 石井新監督の誕生を受け、カブス・ダルビッシュ有や元楽天監督・大久保博元氏など複数の球界人がコメントしている。ダルビッシュは13日に自身の公式ツイッターに投稿。石井新監督誕生を伝える記事のリンクを添え、「楽しみですね!」と来季の活躍を期待している。
 
 2015年に楽天監督を務めた大久保氏は12日、自身の公式ツイッターに「選手達やコーチ陣、現場の混乱は計り知れないと思う…監督という仕事は見るとやるとは大違い…」と投稿。「57勝83敗3分・勝率.407」のリーグ最下位に終わり1年で退任した自身の経験を踏まえ、石井新監督も苦しい戦いをしいられるのではと危惧した。

 石井新監督の就任を受け、ネット上には「物凄く珍しい形の監督だからどのような采配を振るうのかは楽しみ」、「補強・組閣のかじ取りをする人が、そのままグラウンドで指揮するのは意外と理に適ってるのでは」と期待する声がある一方、「指導者経験も無いのに成功するとは思えない」、「GM職も監督職も中途半端になりそう」といった懐疑的な声も挙がっている。

 「GMとしての石井氏はFAで浅村栄斗、鈴木大地、トレードで涌井秀章を獲得し、MLB帰りの牧田和久も迎え入れるなど戦力整備では一定の結果を出していますが、指導者としての実力はこれまで未経験のため全くの未知数。また、その役割を新たに担うことで、それまで結果を出していたGMとしての手腕に悪影響が及ぶ可能性もあります。編成・現場のトップを兼任する石井新監督の今後は、周囲がどこまでサポート体制を築けるかにかかっているのではないでしょうか」(野球ライター)

 発表直後から大きな話題を呼んでいる石井新監督の誕生。今シーズン「55勝57敗8分・勝率.491」でリーグ4位に沈んだチームは、石井新監督の指揮でどのように変化していくのだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
楽天イーグルスの公式サイトより
https://www.rakuteneagles.jp/
ダルビッシュ有の公式ツイッターより
https://twitter.com/faridyu
大久保博元氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/DAVEOHKUBO

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