問題となっているのは、同日午後6時半ごろの投稿。バレンティンは昨シーズンまで所属していたヤクルト時代の自身の写真を添えて、「お金で幸せは買えない」と英語で投稿した。
初来日した2011年から2019年までヤクルトでプレーした後、今年からソフトバンクでプレーしているバレンティン。しかし、今シーズンはここまで「.196・9本・22打点」と不振に苦しみ8月21日に登録抹消。二軍でも「.184・1本・7打点」と結果を残せていない。
今回の投稿を受け、ネット上には「一軍でも二軍でも打ててないしかなり思いつめてるな」、「こんなはずじゃなかったっていう後悔が滲み出てる」、「それなら今オフにでもヤクルトに戻ってきてほしい」といった心配の声が多数寄せられている。
一方、「自分から出て行ったくせに今さら何を言ってるんだ」、「自分の意思でソフトバンクに来たんだから、幸せになりたいなら自力で現状を乗り越えるしかないよ」といった反発も複数見受けられた。
>>ヤクルト・バレンティンに批判噴出 今季取得のFA権は不行使、そこから一転して自由契約を目論んでいるワケは<<
「ヤクルト時代のバレンティンは9年間で『.273・288本・763打点』といった数字を残し、2013年にはプロ野球新記録となる60本塁打をマークしたチームの絶対的主砲。昨シーズンに国内FA権を取得したことを受け、ヤクルトは早くから慰留に努めていました。しかし、バレンティンはFA権を行使しないまま11月末まで去就の判断を引き延ばした末12月に退団し、その後2年総額10億円(推定)でソフトバンク入り。FAを行使せず退団した理由は不明ですが、FAには“FA移籍選手の翌シーズンの年俸は現状維持が上限”というルールがあるため、『金目当てでゴネたに違いない』とやゆする声も多く見受けられました。実際に好条件での移籍に成功したにもかかわらず今回“愚痴”のような内容を投稿していますが、こうした経緯があるだけに『何を今さら』と冷ややかに捉えているファンも少ないようです」(野球ライター)
ファンの間で物議を醸していることに気付いたのか、バレンティンは翌30日に自身の公式ツイッターに投稿し「昨日のインスタ投稿は野球とは何の関係もない」と弁明している。ただ、この弁明に対しても「ヤクルト時代の写真添付してるのに野球関係ないは無理がある」といった疑問の声が噴出している。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
バレンティンの公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/therealcocobalentien/
バレンティンの公式ツイッターより
https://twitter.com/cocobalentien