『M-1グランプリ』は過去大会で準決勝へ進出した場合、シード権が与えられ、1回戦が免除される。2回戦はこれから始まるが、改めてエントリーが必要となる。オフィシャルサイトで、コンビ情報で検索をかけると、エントリー済みの場合は「シード通過」と表示されるようになっているが、その表記がない芸人がいる。
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11日現在、不出場が確定的となったコンビの代表格と言えば、和牛だろう。かねてより、今年の「M-1」には出ないと宣言されていたが、昨年ラストイヤーに挑んだかまいたちも当初は不出場を宣言していたが、それを撤回していただけに、和牛の動きにも注目が集まっていた。しかし、和牛は不出場という選択をした。ラストイヤーは来年2021年となるため、そこで勝負をかけてくる可能性はありそうだ。ネット上では「最後はやっぱり出て欲しかった」「やはり和牛は『M-1』で戦ってるのが一番格好いいわ」といった声が聞かれた。
昨年、初の決勝進出にして、3位という爪痕を残したぺこぱも、当初はエントリーが確認されなかったが、松陰寺太勇が10日にブログを更新し、ギリギリでの出場を宣言した。
ぺこぱは、キャラクター漫才が定着してしまったため、同じことをやっている偏見を持たれやすい。そのため、松陰寺は出ない方向を探っていたが、相方のシュウペイは意欲を示していた。こちらには、ネット上では「やっぱり出てくれたか」「新ネタに期待したいところ」といった声が聞かれた。
このほか、宮下草薙、さらば青春の光、カミナリなども今年は出場しない模様だ。彼らは、すでにバラエティ番組で引っ張りだことなっているため、どういうネタで勝負をかけるかが、うまく定められなかったのだろう。一方でEXITは、1回戦から挑戦するようで、どこまで勝ち抜くかに期待がかりそうだ。
注目コンビは「あえて出ない」「あえて出る」方向に二分したと言える。今年はどのようなドラマを巻き起こすのか期待したいところだ。