>>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<<
2010年ドラフトで1位指名を受け巨人に入団した澤村は、2016年にセーブ王(37セーブ)にも輝いた実績を持つリリーフ。今シーズンは「1勝1敗1ホールド・防御率6.08」と不振にあえぎ7月26日に一軍登録を抹消されていたが、9月7日にロッテの24歳内野手・香月一也とのトレードが決定した。
報道では左打者の層を厚くしたい巨人と、実績のあるリリーフが欲しいロッテの思惑が一致したことで実現したと伝えられている今回のトレード。ただ、澤村がつい最近まで一軍で稼働していたドラ1投手ということもあり、ネット上には「ドラ1の生え抜きだからトレードに出されるとは思わなかった」、「この間まで普通に一軍で投げてたのに…プロの世界はやっぱりシビアだな」といった驚きの声が多数寄せられている。
一方、「澤村がトレードされるってことは小林放出もあり得るんじゃないか」、「確かに不振だったけど澤村を出すとは思わなかった、なら小林も獲得チャンスあるかな」といった、同僚捕手・小林誠司を絡めたコメントも複数見受けられた。
「2013年ドラフトで1位指名を受け巨人に入団した31歳の小林は、強肩やブロッキングを武器に昨シーズンまで巨人のレギュラー捕手を務めていた選手。ただ、今シーズンは開幕3戦目に死球を受け左腕を骨折。8月下旬に実戦復帰するも、一軍は大城卓三、炭谷銀仁朗、岸田行倫の3捕手で問題なく戦えているため現在まで二軍暮らしが続いています。これまでは『首脳陣は焦らず二軍でじっくり状態を整えさせている』という見方がほとんどだったのですが、澤村の電撃トレードによりそれが一変しました。巨人がドラ1をトレードに出したのは2016年オフの大田泰示(巨人→日本ハム)以来ですが、当時くすぶっていた大田とは違い今回は実績のある澤村が放出されたことで、同じく実績のある小林のトレードもあり得るのではとの声が高まっているようです。また、守備力に秀でた中堅捕手の小林はレギュラーはもちろんバックアップ要員にももってこいの存在なため、ひいきの球団にトレードでの獲得を狙ってほしいというファンの声も少なからず挙がっています」(野球ライター)
小林は昨オフに複数年契約を結んでいるが、2009年オフの清水直行(ロッテ→横浜)のように複数年契約中の選手がトレードに出されたケースはある。今シーズンのトレード期限は9月30日までだが、それまでに澤村に続く電撃トレードが実現する可能性もゼロではないのかもしれない。
文 / 柴田雅人