>>ソフトB・工藤監督に「采配ミス」反発の声 併殺を招いたバント指示、試合後の“お咎めなし”にも批判<<
首位ソフトバンクは4~6日にかけて2位ロッテと首位攻防3連戦を行ったが、結果は「3-4」、「4-5」、「2-4」と3連敗。これで今シーズンのロッテ戦は「3勝8敗1分」の借金5となり、ゲーム差も戦前の「3.5」から「0.5」まで詰め寄られた。
痛恨の3連敗となった6日の試合後、工藤監督は報道陣に対し「負けているという現実を受け止めて、しっかり対処しなきゃいけない」、「何か策を考えて当たっていかないといけない」とコメント。大きく負け越しているロッテ相手の戦略を見直す旨を口にしている。
工藤監督の発言を受け、ネット上には「いつまでもロッテにやられっぱなしじゃ優勝は無理、やるなら徹底的にやってほしい」、「ここまでは力負けではなく自滅してる印象が強い、ちゃんと対策して臆せずに戦えば十分勝てるはず」といった反応が多数寄せられている。
一方、「昨シーズンからカモにされてるのに遅すぎるだろ」、「今更感が半端ない、呆れてものも言えない」、「昨年も今年も課題は投手、いくらでも対策を練る時間はあったのでは?」といった批判や反発も複数見受けられた。
「ソフトバンクは昨シーズンもロッテに『8勝17敗』と大きく負け越し、その影響で西武と2ゲーム差でリーグ優勝を逃すことに。対戦チームの中で最も多く四死球(131)を与えている点が、苦戦の主要因との指摘は数多くありました。しかし、今シーズンもここまでロッテ相手に対戦チーム中で最も多い『82四死球』を与えるなどその傾向は変わらず、昨シーズンと同じようにカモにされています。もちろん、工藤監督の“対処”にはこの点も含まれているとは思いますが、シーズンも後半戦に入った段階で動き出しても手遅れなのではないかと不満を抱いているファンも少なくないようですね」(野球ライター)
今シーズン、ロッテとはまだ12戦を残しているソフトバンク。ここまでの苦戦ぶりを踏まえどこまで対策を練り上げられるかがこの12戦の勝敗、ひいては優勝の行方を左右することになりそうだ。
文 / 柴田雅人