4日は「12-12」で引き分け、5日は「1-10」で敗戦と、今カードDeNAに対して白星がなかった広島。この日も先発・遠藤淳志が3回4失点で早々にKOされると、「5-4」と逆転した直後の6回表に3番手・ケムナ誠が2点を失いすぐにビハインドに。その後7回表にも4番手・島内颯太郎がダメ押しの2点を取られ、そのまま「5-8」で敗れてしまった。
試合後、広島・佐々岡真司監督は報道陣に対して「投手が全て。この3試合、投手陣は何点取られているのか」とコメント。3戦合計で「30失点」を喫した投手陣にメディアを通じて苦言を呈した。
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佐々岡監督のコメントを受け、ネット上には「1試合平均で10点も取られてたらそりゃ文句も言いたくなるよな」、「2戦目はともかく、打線が点取った1戦目と3戦目はモノにして欲しかった」と同調する声が寄せられている。
一方、「5年間見てきた投手を上手く回せないお前のマネジメントのせいだろ」、「下地作りをしたのは自分なのによくそんなことが言えるな」、「大瀬良もジョンソンもいなくなるのは運用方法に問題があるとしか思えない」といった批判や反発も複数寄せられた。
「今シーズンから指揮を執る佐々岡監督は、2015年から昨シーズンにかけてチームで一軍・二軍投手コーチを歴任した後に昇格した監督。投手の扱いには慣れているはずなのですが、今シーズンはチーム防御率(4.43)、先発防御率(4.25)がリーグ5位、救援防御率(4.73)がリーグ最下位と投手陣が低迷しているため、佐々岡監督の育成・運用に問題があると考えているファンは多いようです。先発の2枚看板である大瀬良大地、ジョンソンの両名がDeNAとの3連戦中に相次いで一軍登録を抹消されたのも、こうした論調に拍車をかけていますね」(野球ライター)
6日の試合に敗れたことで、ヤクルトと入れ替わり最下位に転落した広島。先発ローテ再編や二軍からの抜擢といったテコ入れがなければ、最下位争いから抜け出すのは厳しいのかもしれない。
文 / 柴田雅人