56歳の男は6日午前7時50分頃、自動車を運転中、川西市出在家町の能勢電鉄踏切で止まっていたバイクに追突。乗っていた26歳の男性に左手首へ軽傷を負わせた。その後、この男が無免許だったことが判明。川西署は自動車運転処罰法違反(無免許過失運転致傷)で逮捕した。
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警察の取り調べに対し、男は川西市職員であることを明かし、「無免許で事故を起こしたことは間違いない」と容疑を認め、「仕事が忙しくて更新できなかった。これまでもたまに車を運転していた」と供述した。警察によると、男の自動車運転免許証は9年前に失効していたという。
川西市職員の不祥事は近年相次いでいる。今年2月には、市土木部の30代男性職員が「祖父が亡くなった」と連絡し忌引で休んだが、実は対象にならない人物の死だったことが発覚。さらに、2016年と18年にも嘘の忌引を5日取得したことも判明し、「有給休暇の日数が減り、使いたくなかった」と実に幼稚な言い訳も発覚し、信用を失墜させた。
また、2017年には当時の副市長が出張に出かけた際、4人の女性職員とともにカラオケに出かけ、セクハラをしたとして解職処分を受けたほか、2018年当時30歳の男性職員が、市役所の職員で作る野球部の部費から約54万円を着服し、自身の借金返済に充てていた事案も発生。このどれもが公務員、社会人としてのモラルを欠いたものだった。
当然のことだが、自動車運転免許を持っていない人間は、運転してはいけないもの。9年間忙しいはずはなく、釈明も幼稚な言い訳と言わざるを得ない。ネット上では、川西市職員のモラルを問う声が多数上がっている。