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第8話は、葵みどり(石原さとみ)たちが“調剤の魔術師”と称える荒神寛治(でんでん)が、休暇を取る事になった。そんな中、薬剤部から一名を調剤薬局の研修に出す事になり、みどりが名乗り出る。一方、相原くるみ(西野七瀬)はアレルギー性鼻炎の増田(田中幸太朗)に服薬指導。くるみは服薬量が多い事が気になるが、増田は意に介さず帰ってしまい――というストーリーが描かれた。
これまで、「医療現場のリアリティがない」と指摘されていた本作だが、今話では真逆の評価を受ける場面があった。
「アレルギー性鼻炎を患っている増田ですが、一緒に来ていた息子・翔太(川原瑛都)が頻繁に目をこする仕草が見られていました。実は増田、ハウスダストのアレルギーを持っている翔太に、『パパの薬分けっこしよっか?』とたびたび与えていたことが判明。相原が再度増田に行った服薬指導で明らかになりました。しかし、増田が飲んでいたのはステロイド剤のため、子どもには悪影響。相原が諭しても、増田は『じゃあ何回までならOKですか?』『現状全然大丈夫ですし短期間なら問題ないですよね』とまったく悪びれる様子はなく、瀬野(田中圭)に諭され、ようやく納得していました。しかし、この描写に視聴者からは『現実にいそう』『自覚ない毒親ぶりがリアル』といった声が出ることに。薬に無理解な親の様子に反響が集まっていました」(芸能ライター)
また、視聴者からは実際に体験談も集まっているという。
「アレルギーで鼻水がひどい息子を楽にさせようという思いから薬を分け与えていた増田ですが、『優しい虐待』といった指摘も見受けられました。また、『子どもの頃、余った薬割って飲まされたことある』『同じ症状だからって親から薬もらってたな』という実体験を明かす視聴者も。自分の薬を他人に分け与えない、他人の薬をもらわないという意識は多くの人に浸透していますが、一部では意識の低い人もいて、このシーンをもっと時間を掛けて描いてほしかったという声も聞かれました」(同)
ドラマ開始以来、初めてと言っていいほど共感の声が集まる場面となったようだ。