普段はスポットが当たらない薬剤師が、初めてドラマのメインとして描かれる本作。主人公は萬津総合病院薬剤部に勤務する薬剤師である葵みどり(石原さとみ)。ある日、薬剤部部長の販田聡子(真矢ミキ)が新人の相原くるみ(西野七瀬)を連れて来て――というストーリーが描かれている。
>>石原さとみ主演『アンサング・シンデレラ』に「違う作品になる」と不満の声 年齢変更は無理がある?<<
当初4月9日スタート予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大による撮影休止の影響で約3か月遅れての放送となったが、放送後、視聴者からは不満の声が相次いで聞かれた。
「人気の高い石原さとみ主演作ということもあり、放送前はドラマファンからの期待が集まっていた本作ですが、蓋を開けてみると、とにかく目立ったのは登場人物たちのキャラクター。主人公の葵は出しゃばりで、薬剤部主任の刈谷(桜井ユキ)はとにかく厳しく、部長の販田(真矢ミキ)は新人の生意気な態度にも『分かる~』などとへりくだり、上にはハッキリとした意見を言えないという中間管理職。その中でも、特に批判を集めたのが新人の相原(西野七瀬)で、しょっぱなから上司に『向いてなかったら辞めようと思ってますけど』と発言するなど生意気な態度を見せ、鳴っている電話を取ることもなく、やる気のない様子を見せていました。また、キャラクターだけでなく、西野への演技力への批判も。西野と言えば、19年に放送され話題になったドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)で黒幕である黒島を演じましたが、ドラマファンからは『黒島ちゃんと全く同じに見える』『全然役作りできてない』といった困惑の声が聞かれてしまいました」(ドラマライター)
また、ストーリーへの批判も集まった。
「本作は、薬剤師に初めてスポットが当てられるとして話題になりましたが、第1話で葵が行った患者のフォローや、状態の見極めなど、看護師が行うような行為が多く、『もっと薬剤師ならではの仕事が見たかった』『薬剤師が看護師の仕事してるってだけじゃん』といった呆れ声が聞かれてしまいました。普段はなかなか見ることのできない仕事だからこそ集まっていた期待が、不意にしぼんでしまったことに残念がる声も多く聞かれていました」(同)
果たして、次週以降は視聴者の期待通りの作品が放送されるのだろうか――。