前回登板の24日(同23日)・ホワイトソックス戦から中5日で先発マウンドに上がったダルビッシュは、「6回無失点・被安打7・8奪三振」とヒットを浴びつつも無失点と力投。チームの連敗を3で止めると同時に、メジャートップタイとなる6勝目をマークした。
話題となっているのは、「2-0」とカブス2点リードで迎えた4回裏無死一塁での投球。ここで迎えた打者への2球目にダルビッシュはスプリットを選択したが、投球フォームに入った直後にグローブが左手から外れ地面に落下。そのまま投げた球は外角低めのコースに行き打者のファウルを誘ったが、投球後のダルビッシュは苦笑いを浮かべていた。
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この光景を受け、ネット上には「投球中にグローブが外れるなんて初めて見た」、「ピッチャー返しとかバントとかされてたら危なかったな」、「現地メディアに『新しい変化球か?』って言われてて面白い(笑)」、「グローブいきなり外れてもしっかりと投げ込めるのは凄いな」といった反応が多数寄せられている。
一方、同日放送の『S☆1』(TBS系)にVTRで出演した元巨人・桑田真澄氏は、ダルビッシュのグローブ落下について「非常にいいこと」とコメントしている。桑田氏はグローブが外れたのは「それだけ両手が脱力できている」、「リリースに向かって(利き手の指先に)力が集約されている」証だとした上で、「ここ(投球中)で脱力できるっていうことは(力のある球を投げるための)ポイントなんですね」と評価している。
試合後、ダルビッシュは自身の公式ツイッターに「6勝目をあげることができました。 調子は良くなかったですが、粘って投げられたと思います」と投稿している。調子が悪いなりに試合を作ることができたのは、グローブが左手から抜け落ちるほど脱力できていたおかげなのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
ダルビッシュ有の公式ツイッターより
https://twitter.com/faridyu