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「北半球でコロナ急増の先進国は一部米国と日本のみ」医師が発言、投稿グラフの不自然さに疑問の声

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上昌広の公式ツイッターより https://twitter.com/KamiMasahiro

 医師の上昌広氏が公開したあるグラフが、物議を醸している。

 問題となっているのは、上氏が3日にツイッターで「真夏の北半球でコロナが急増している先進国は、トランプを支持する米国の一部と日本くらいです」とつづりつつアップしたグラフ。新型コロナウイルスに関する「各国と日本の人口10万人あたりの新規感染者数の推移」と題されたグラフで、一見、4月~5月に掛けて各国と同じように感染者数が伸び、7月は各国が収まっているにも関わらず、日本だけが飛びぬけて感染者数が増えているように見えるグラフとなっているが、よく見ると縦軸の「日本の新規感染者数」という各国が日本と比較する数値が「2、4、6、8、10、12」と2ずつ刻まれているのに対し、「外国の新規感染者数」という日本が各国と比較する数値は「20、40、60、80、100、120、140」と十倍の数字で刻まれており、作為的に日本の新規感染者数が伸びているように見えるグラフになっていて、上氏が言及するアメリカについては記載されていなかった。

 ​>>玉川氏からの指摘にしどろもどろ? コロナ対策分科会・釜萢氏に批判「医師の立場じゃなく経済…」の声も<<​​​

 これについて上氏の元には、医療関係者を含め「これが科学的比較とはとても思えない」「日本を貶めたいために作ったグラフでしょ?」「グラフとして成立してない」という批判が集まり、正しい数値で作成したグラフもネット上にアップされており、そちらは日本の新規感染者数は各国より目立って増えていないことを示すグラフとなっていた。

 批判を受け、上氏は再びツイッターで「色んな意見がでていますね」と触れ、「欧米と軸が違うことを重視する人がいますが、PCR検査数が違うため実数の比較可能性はありません」と反論。しかし、「ただ、同じ国で時間軸の比較は可能です。日本だけ増加しているのは明らかです」と再び指摘し、今度は「外国の新規感染者数」という縦軸の文字のみを切り取ったグラフの画像を投稿し、再び「ツッコミどころのあるグラフからただ間違ったグラフになってしまった」「どうしてこのグラフで日本だけ感染者数が増えてるって主張できるんだろう」「PCR検査数が違うから実数の比較はできないのは分かるけど、だったらこんなグラフ作るべきじゃない」といった疑問の声を集めている。

 メディアにも多く出演している上氏だが、このグラフには多くの人の困惑を集めてしまったようだ。

記事内の引用について
上昌広の公式ツイッターより https://twitter.com/KamiMasahiro

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