第2試合終了後、突如として井上雅央のテーマ曲が流れ、赤袴を着た雅央が登場。リングに上がりマイクを握る。
「挑戦状、GHCナショナル王者 中嶋勝彦 殿。誰の挑戦でも受けるというチャンピオンの言葉を信じ、誰にでも挑戦する自分、井上雅央がここに挑戦表明する」
先週は反選手会同盟の盟友である齋藤彰俊が、GHCヘビー級チャンピオンの潮崎豪に対して挑戦状を読み上げ、こちらの試合は14日にノア特設アリーナから中継されるTVマッチでの対戦が決定している。パートナー彰俊の挑戦表明に、雅央が刺激を受けたのかもしれない。
先日行われた『グローバルタッグリーグ2020』では、反選手会同盟が、潮崎&勝彦のAXIZを破っており、勝彦はGHCナショナル王座を杉浦貴から奪取した際、「誰とでもやる」と宣言していることから、雅央の挑戦表明に対して、勝彦がどんな反応を示すのか注目されていたが、中継中に勝彦が挑戦を受諾したことが伝えられる。21日の『NOAH GO FORWARD』での対戦が決定だ。
雅央はDDTのアイアンマンヘビーメタル級王座以外、シングルタイトルとは縁がないだけに、今回のタイトル挑戦は雅央にとって、久々の大舞台となるのは言うまでもない。新生ノアになってから、存在感を増しているだけに、今後の展開に期待したい。
(どら増田)