豊田氏は議員になる前は厚生労働省に勤務していた。さらに、在勤中は国費留学生としてハーバード大学大学院に留学し、公衆衛生学を学んだ経歴を持つ。今回新型コロナウイルスの感染拡大に伴う専門家として登場したわけだが、まさにうってつけの人物であると言える。さらに、番組MCの坂上忍からは、東国原英夫とブラックマヨネーズの小杉竜一を指し、「ハゲ2人用意している」など、あの騒動を意識した発言も飛び出した。
豊田氏は2017年6月に『週刊新潮』(新潮社)で、秘書の男性に対する暴言や暴行が報じられ、自民党へ離党届を提出した。暴言の内容は「このハゲーっ!」や、秘書の子供を例えに出すネチネチとした暴言のほか、替え歌風の悪口などバラエティ豊かなものである。一連の音声を録音したICレコーダーの存在も注目を集めた。
その後は無所属として活動し、同年10月に行われた総選挙には無所属で出馬するも、落選していた。選挙前の9月には『Mr.サンデー』(同)に出演し、涙の謝罪姿を見せていたが、「あざとい」「これで許してもらえると思わないで」といった批判が殺到してしまった。
そうした批判があったためか、落選後も豊田氏はテレビ出演をすることはなく、約2年半の沈黙を破っての登場となった。ピンクのブラウス姿に、髪型はくりくりのお嬢様風カール姿と、「ここからあの暴言が思い浮かばい」「意外とかわいいかも」といった声がネット上には聞かれた。
豊田氏は東京大学在学中に、『上岡龍太郎の男と女ホントのところ』(TBS系)へ出演し、当時流行りのジュリアナダンスを踊っている。もともと目立ちたがり屋気質もあると言え、『バイキング』を皮切りに、テレビタレント化する可能性もあるかもしれない。