1995年1月17日、当時オリックス・ブルーウェーブの本拠地だった神戸を襲った未曽有の大地震「阪神・淡路大震災」。その年、「がんばろうKOBE」を合言葉にブルーウェーブはリーグ優勝、翌年には日本一に輝き、復興のシンボルとして神戸市民と共に戦い、グリーンスタジアム神戸(現ほっともっとフィールド神戸)は、連日超満員のファンで溢れていた。
あれから25年、そして、球団としては神戸移転30年を迎える2020年シーズン、オリックス・バファローズは、ほっともっとフィールド神戸で行われる全8試合を対象に『THANKS KOBE ~がんばろうKOBE 25th~』を次の日程で開催する。
3月28日、29日 対埼玉西武ライオンズ戦
6月19日、20日 対千葉ロッテマリーンズ戦
7月17日、18日 対東北楽天ゴールデンイーグルス戦
9月8日、9日 対東北楽天ゴールデンイーグルス戦
上記全8試合の全てにおいて、バファローズの監督・コーチ・選手が、1995年当時のオリックス・ブルーウェーブの復刻ホームユニフォームを着用して試合を行う。
試合数は減って来ているが、今年の神戸の日程は週末開催が多く組まれており、「日本一」の呼び声の高いほっと神戸に、あの頃を彷彿とさせるような大観衆が駆けつけることを期待したい。昨年はブルーウェーブフィーバーを演出した故・仰木彬元監督のユニフォームを、チーム全員が身に纏い戦っているが、今回はシーズン序盤から終盤までブルーウェーブのユニフォームを着た選手のプレーが見られるとあって、あの時以来の優勝を目指すチームに力を与えてくれることを信じたい。
その他、当時のOB選手によるトークショーなどを神戸市と共に、いろいろな企画を考えているとのこと。神戸のファンにとっては堪らない企画になりそうだ。
(どら増田)