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ヒミツの薔薇園(5) SMAP・中居正広

 イケメンの知られざる素顔、ライブやテレビなどでもらした意外な本音、驚きの幼少期や交遊録などをフィーチャーして、丸裸にしちゃおうという連載。第5回目は、15日にスタートするTBS系ドラマ「ATARU」の主人公・SMAPの中居正広にフォーカスをあわせよう。

 春ドラマでは、自閉症の一種である「サヴァン症候群」の主人公を演じる中居。現在39歳。人生の半分以上をSMAPに捧げているが、ジャニーズ事務所に入所したころは、大の劣等生だったという。
 「YOU、姿勢が悪いね!」という指摘を、ジャニー喜多川社長から受けたのは、入所まもないころ。以来、Tシャツにハンガーを入れて矯正させられ、そのまま、ダンスレッスンに励まされた。

 さらに、「YOUはホントに歌がヘタだね!!」とも言われていた。ジャニー氏はカスタネットを持ってきて、1度叩いて「YOU」、1度叩いて「YOU」を繰り返して、中居に音感をつかませた。「YOUのタイミングで歌うんだよ」と、できるようになるまで付き合ってくれたという。

 そもそも、デキが悪いのは中居のみならず、SMAP全員。おそらく、ジャニー氏が指導者として、もっとも尖っていたころにデビューしたアイドルだったのだろう。怒ると電話の受話器を投げつけ、「ふざけんじゃねぇぞ、テメエ! 出てけ! 帰れ!! やめちまえ!!」と、罵倒を浴びせたことは数知れず。中居いわく、「こてんぱんに言われた」アイドルがSMAPだったのだ。

 まだ、光GENJIのバックダンサーだったころは、歌と自己紹介で6分の時間をもらえたSMAP。しかし、若造だったため、誰も何もアピールできずに終えてしまった。すると、またもや雷が…。ついに、「YOU DIE」(死ね)と言われてしまった。

 ジャニーズ史上、もっともロングセラーのアイドル・SMAPは、どんなグループよりも苦労をしている。だからこそ、日本を代表するシンガーであり、役者になりえたのだ。

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