その昔、ジャニーズのなかで存在していた“赤・亀戦争”。これは、2001年のKAT-TUN結成時に、ジャニオタのあいだで生まれた新語だ。そもそもKAT-TUNとは、「K」の亀梨和也、「A」の赤西仁、「T」の田口淳之介、「T」の田中聖、「U」の上田竜也、「N」の中丸雄一と、それぞれの頭文字から命名されたユニット。5人グループだが、「人気は赤西と亀梨で二分」というのが、ファンのあいだで浸透していた。ところが昨年7月、“赤”が脱退。途端に、KAT-TUN人気が急降下したことから、人気は赤が支えていたことが実証された。
そんな赤西に多大な影響を受けているのが、元NEWSの山下智久。山Pも赤西と同じく、グループのリーダーでありながらソロ志向が強く、赤西の1か月前に脱退を発表。全米ツアーを成功させ、女優とデキ婚した赤西とスケールは違うが、かねてから「双子のような関係」といわれるほど仲が良かった。
グループ在籍時には同じマンションに部屋を借り、一緒に曲づくりをしていた赤と山P。夜遊びも共通の趣味で、関ジャニ∞の錦戸亮らと通称・赤西軍団を結成して、六本木や西麻布のクラブで大はしゃぎ。ハーフ系、モデル系という女性の好みも同じだ。文化、女、ファッション、音楽のすべてがアメリカナイズされている赤西は留学経験があり、その影響で山下も英会話を習得。今春、日本テレビ系で「山下智久・ルート66〜たった一人のアメリカ」なる初のソロ冠番組を持て、先月29日に発売されたソロシングルは、「愛、テキサス」。アメリカへの情熱、赤西への憧憬があふれ出ている。
ちなみに、赤西が今年1月におこなった凱旋ソロライブでは、「SEX」なるワードを炸裂させまくり。「この曲は、太陽が沈むまでSEXしようぜって感じ」。会場が静まり返ると、「なになに。最近シテないから? みんなあれでしょ、ダンナが元気ないから、みたいな?」。即興の歌づくりのコーナーでは、「次の曲のイメージはどれがいいか、挙げて。1.バリバリのパーティソング。2.超暗くなるようなバラード。3.SEXしたくなるような超エロい曲」など。親子づれをドン引きさせた、赤様。後輩のKis-My-Ft2の玉森裕太が「王子様」とあこがれている山Pは、“双子の兄貴”のエロさだけはまねてほしくないものだ。