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井手らっきょ年収100万円の衝撃…オフィス北野の芸人冷遇の背景にはいったい何が?

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井手らっきょ

 お家騒動が続いているビートたけしの元所属事務所「オフィス北野」の衝撃的な事実がまたも明らかになった。

 4月3日放送のフジテレビ系『とくダネ!』にVTR出演した「たけし軍団」の井手らっきょが、オフィス北野の異様な給与体制について言及したのだ。

 井手によると、オフィス北野のマネージャーの給与は高く、新人でも年1000万円以上の給与が支払われ、ベテランになると2000万円以上の年収になるという。マネージャーの給与が高い分、所属芸人のプロモーションや営業活動には全くと言っていいほどお金が使われず、苦労する芸人が非常に多いというのだ。

 一部メディアによると、芸歴30年を超える井手でも年収は100万円前後ほどで、他のたけし軍団芸人も井手と同様、苦しい生活を送っているという。オフィス北野を「自分とたけし軍団のための事務所」と考えているビートたけしは、森昌行社長や高給取りのマネージャー陣に激怒。これが今回の独立劇につながったとされているのだ。

 しかしながら、たけし軍団の困窮ぶりも「致し方なし」と考える関係者も多いという。

 某大手芸能プロに勤めるマネージャーの某氏はこう語っている。

 「ガナルカナル・タカさん以下のたけし軍団で、タレントとして成功できたのはひと握り。井手さんと同じように年収100万円前後のタレントがほとんどだと聞いています。多くの芸能事務所は売れなくなったタレントを解雇するか、ギャラを下げることができます。しかし、たけし軍団は『たけしの弟子』という後ろ盾があり、一方的に解雇することができず負債が膨れ上がったのでしょう。オフィス北野のマネージャー陣は以前から『たけし軍団は事務所のお荷物』との共通認識を持っていたようです」(某芸能プロマネージャー)

 事実、社長の森氏は近年、芸人ではなく俳優のプロモーションに注力していたという。

 「森社長自身が映画好きということもあり、所属俳優の売り込みには余念がありませんでした。事実、寺島進さんの成功は言うに及ばず、近年ではマキタスポーツや仁科貴など売れっ子俳優を輩出しています。森社長にはオフィス北野を今年以降、お笑いではなく俳優メインの事務所にシフトする思惑があるのだと思います。たけしさんとの喧嘩別れは時間の問題だったと思います」(前述のマネージャー氏)

 今ではビートたけしの個人事務所を超え、芸人や文化人、俳優、女優まで多数の有名人を抱える大手に成長した。その存在はいつしか設立者のビートたけしも把握できず、制御不能なものになってしまったようだ。

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