“ガチ”だともっぱらの噂なのが、アンデルセン。
なんでもあだ名が『デンマークのオランウータン』。それほど醜かったために童貞説が有力になっている、というわけである。写真を見る限り普通だが、醜形恐怖のような人だったのだろうか…。
と思ったら、大変な心配性だったため、寝てる時自分の上に『死んでません』と書いた紙を置いて寝ていた、というエピソードまであった。
創作のバネの一部が何であろうと、『みにくいアヒルの子』『人魚姫』『マッチ売りの少女』などの創作童話の輝きは永遠だろう。
愛人に関する研究も多く、巷の童貞説は“シロ”だ、ともっぱら云われているのが、ベートーベン。ベートーベンを真面目な童貞青年に仕立て上げた気持ちはなんとなくわかる。
音楽家では、鬚もじゃのブラームスや交響曲で有名なブルックナーなども童貞説があるようだ。
ヒトラーは、孤高で隙のない独裁者…というイメージを保つために童貞だと流布していた、という噂。但し今の時代だったら、「キモい」、などと言われかねないのではないか。
…これもシロのようだ。実際彼はたくさんの女性と付き合っていた。しかし付き合った女性は、何人も自殺しているので、むしろ性的な倒錯を疑う向きもあるようだ。
日本人だと正岡子規や吉田松陰はよく名前が出てくる。今言ったらちょっと不謹慎かな、という科学者兼作家の名前もこの噂の常連。
…ソクラテスとプラトンにはゲイの師弟説。まあ、こればかりは、調べようもない話題だ。
くだらないのでこれぐらいにするが、ヒマな人がいたら、もうちょっと調べてみたらどうだろうか。