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東海大ジャイアンツは誕生するのか!?

 昨年に続き、今年もTBSがドラフト会議を生中継するという。昨年は、甲子園のスーパーヒーロー・菊池雄星(花巻東→西武)をどの球団が射止めるかで注目を集め、平日の午後としては9.1%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)という高視聴率を記録。今年も早大・斎藤佑樹、大石達也、中大・沢村拓一という、大学球界ビッグの去就が注目されている。それだけに、TBSとすれば夢よ再びと、生中継することにしたのだろう。

 確かに、人気の斎藤、実力の大石、沢村のビッグ3がいるので、盛り上がることは間違いないだろう。そんな大学球界大豊作と言われる今年のドラフトで、巨人のサプライズがウワサされている。「ビッグ3を回避して、東海大相模の一二三を1位指名するのではないか」というのだ。
 東海大相模→東海大の原監督は「東海大命」で、何かあると「東海大魂」を口にする。それだけに、東海大相模・一二三を1位指名というサプライズはあり得ない話ではない。早大・斎藤にはヤクルト、ロッテが早々と1位指名を公表。大石にも早大の先輩、オリックス・岡田監督がご執心で、高校が福岡大大濠出身ということからソフトバンクも熱心だ。沢村にも複数球団が1位指名する可能性は大だ。それだけに、巨人とすれば、クジ引きを避け、外れ1位候補になりそうな一二三の一本釣りは確率的には効果がある。

 「今年を一二三でいけば、来年は原監督のおいの東海大・菅野がいる。巨人は東海大ジャイアンツになるのでは」と皮肉る球界OBもいる。というのも、訳ありだ。悪しき前例があるからだ。「ホークスを将来、青学ホークスにしたい」と宣言したのは、ダイエー・中内正オーナー代行だった。自らが青山学院OBで、小久保、井口というスター候補生を相次いで獲得したからだ。
 が、結果はどうか。小久保、井口は常勝ダイエー・ホークスの主役を張ったこともあるが、小久保は巨人に放出されての出戻りだし、井口はメジャーへ行き、日本球界復帰先はロッテだ。当の中内正氏もダイエーがソフトバンクへ身売りしてしまったために、青学ホークス構想は雲散霧消している。
 リーグ4連覇へ順調な足取りの原監督だが、「東海大ジャイアンツ」などという途方もない野望など持たない方が賢明だろう。

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