【オリックス 9.28〜10.3戦績】
対 千葉ロッテ
ZOZOマリンスタジアム
28日
○オリックス(山崎福)5-2(石川)千葉ロッテ●
29日
○オリックス(山崎颯)16-2(美馬)千葉ロッテ●
30日
○オリックス(田嶋)4-3(岩下)千葉ロッテ●
対 福岡ソフトバンク
京セラドーム大阪
10月1日
○オリックス(宮城)2-1(石川)福岡ソフトバンク●
2日
○オリックス(山本)6-0(スチュワート・ジュニア)福岡ソフトバンク●
3日
○オリックス(竹安)3-0(千賀)福岡ソフトバンク●
※(カッコ)内は先発投手
※3日現在、128試合63勝49敗16分のパ・リーグ首位。2位の千葉ロッテと1.5ゲーム差。残り15試合。
負ければロッテに51年ぶりとなる優勝マジックが点灯するZOZOマリンスタジアム3連戦は、裏ローテーションの山崎福也、山崎颯一郎、田嶋大樹の3人が好投。エース山本由伸と同期の山崎颯はプロ初勝利。3戦目は2点のビハインドで迎えた9回、2アウトからT-岡田が逆転3ランを放ち、3連勝。2位は変わらなかったが、ゲーム差が「0」になった。
京セラドーム大阪に戻った1日からのソフトバンク3連戦の初戦では、宮城大弥がオリンピックブレイク後、初勝利となる12勝目をマーク。ロッテと東北楽天のゲームが雨天中止となったため、オリックスが首位に返り咲いた。
すると2日はエース山本が快投。ソフトバンク先発のスチュワート・ジュニアが1回持たない乱調だったこともあり連勝。吉田正を再び欠いた3戦目は先発の竹安大知が、中4日で登板したソフトバンクのエース千賀滉大と見事に投げ合って6回を無失点の好投。竹安は「ここまで5回を投げ切れていなかったですし、なんとか5回以上のイニングを投げられてよかったです。正尚さんが、ああいう形で離脱されてしまって、チームの雰囲気という部分もあったので、なんとか流れを持ってこれるように必死に投げました。(伏見)寅威さんがいいリードで引っ張ってくれましたし、バッター陣が先制、追加点と取ってくれていて、とても勇気をもらいましたし、なんとか0(点)で投げ切れてよかったです」とコメント。3点のリードを中継ぎ陣の奮闘で守り切り、2カード連続で3連勝。首位固めに入ったと言っていいだろう。
中嶋聡監督は「一番悔しいのは正尚だと思うし、一番早く帰ってきて試合に出たい、優勝したいっていうのを一番思っていた選手が、こういう形で離脱して一番悔しい思いをしてると思うので、何とかいい形を見せたい」と話していたが、選手たちも吉田正や、引退する西浦颯大らの気持ちを背負って優勝まで突き進むはずだ。
一時帰国したジョーンズも再来日し、終盤にはチームに合流できる見込み。あと15試合。ロッテより4試合も試合が少ないだけに、早いうちにゲーム差をつけて、優勝マジックを点灯させたい。
(どら増田 / 写真・Rinco)