その番組が今月また3時間スペシャルで放送されるそうだ。番組終了と入れ替わりに発生したリーマン・ショック(2008年)により、ビンボーさんを笑っていた日本人のほとんどが全員、ガチ貧乏となってしまった今、本当にビンボーさんを笑えるのかどうか、微妙なところではあるが、人気番組の復活はうれしい限りだ。
一方で、過去の人気番組に頼らざるえない現状に危機感を覚える人々や、過去のビンボーさんと現在のビンボーさんの違いを指摘する人もいる。
言い換えれば、笑いをとれた過去のビンボーさんに比べ、現在のビンボーさんは洒落にならないぐらい崖っぷちのビンボーさんであり、笑うに笑えないというのだ。
「今、貧乏ネタって洒落になりませんよ。本当にやばい人が多いですからね。それに過去のビンボーさんも誰一人、貧乏から脱出出来てない以上、現代のビンボーさんには、先が無いでしょうね」(放送作家)
将来に大きな夢を見る事が出来た過去のビンボーさんたちと違って、未来に希望も目標も無い暗黒の貧乏に浸りきったのが、現在のビンボーさんなのだ。これは少々きついではないか。
「安易に過去の人気バラエティを復活しても成功しませんよ。ネタ不足もここまでくれば深刻ですね。想像力の欠如ですよ」(制作会社関係者)
どちらにしろ、過去の人気番組のリメイクには注目してみたい。また、貧乏を笑い飛ばせるぐらい日本経済が復活したと思いたいものである。