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東洋大“最後のPL戦士”中川圭太、TBS全国特番で特集中にオリックスが7位指名!

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オリックス7位指名の中川圭太(東洋大)

 今年の『プロ野球ドラフト会議 」が25日、都内のホテルで開催された。高校生が豊作だった今年は、高校生の1位指名が全球団重複するなど、昨年の“清宮フィーバー”ほどではなかったものの、非常に盛り上がっていた。しかし全球団、育成も含めて指名選手が減っており、今年は少々人材不足だった感も否めない。

 そんな中、東洋大学からは4選手も指名されたのだから驚きだ。

 東洋大では、会見場にドラフト1位候補と言われていた上茶谷大河、甲斐野央、梅津晃大がテーブルを前に着席して、ドラフト会議開始の17時前からスタンバイ。会場にはテレビカメラをはじめ、数多くの報道陣が詰めかけ、熱気が溢れていた。

 まず、外れ1位で上茶谷がDeNAに指名されると、続いて甲斐野が外れ外れ1位でソフトバンクに指名された。梅津は中日からウェーバーでの指名となる2位で指名。しかし、東洋大には“もうひとり”ドラフト指名候補がいたのだ。2016年夏をもって出身校のPL学園野球部が休部しているため、“最後のPL戦士”“PL出身最後のドラフト候補”として注目されていた、PL時代では主将を務め、監督不在時にはサインを送っていた中川圭太である。

 そんな中川をTBS系列の『ドラフト緊急生特番!「お母さんありがとう」』のカメラが追っていたのだが、中川の特集が放送され始めた19時10分頃にオリックスが7位で指名するという奇跡的なタイミング。会見は番組の編成に合わせる形で、時間を少し遅らせて行われた。

 中川は「ほっとした。今回も最後まで指名がなく、4年前が思い浮かんだ。4人でプロになれた。ここからが勝負。東洋大学の看板を背負って切磋琢磨したい。PLが休部になってもプロのステージに行けた。自分が頑張って、監督不在の最初の年のあの時の人と言われるような活躍をしたい。打率打点にこだわり、PLや東洋大学の先輩の今岡誠さん(現・千葉ロッテ二軍監督、登録名・今岡真訪)が目標。京セラドーム大阪にはまだ大阪ドームだったころにオリックス戦を見てます。強力“いてまえ”打線が印象に残ってる。地元の球団で、身近に感じられる。指名に感謝したいですね。プロに入ることが目的ではなく、活躍することが目的なので、1日1日を大切に、1年間開幕から一軍にいたい。と喜びの表情を浮かべながらも最後は気を引き締めていた。

 中川を担当したオリックスの牧田勝吾スカウトは、「大学日本代表のクリーンアップを任されるなど、高いポテンシャルを誇る。リストの強さはアマチュアトップクラス。崩されてもヒットにできる巧打に加え、スタンドに放り込むパワーも兼ね備えている。1年目から活躍が期待される選手」と獲得理由をコメント。オリックスは下位指名のルーキーにもチャンスを与えるチームなだけに、中川にかかる期待も大きい。

 地元、大阪でさらなる飛躍に期待したい、

今年のオリックスのドラフト指名選手は次の通り。
1巡目 太田 椋(天理高 / 内野手)
2巡目 頓宮 裕真(亜大 / 内野手)
3巡目 荒西 祐大(Honda熊本 / 投手)
4巡目 富山 凌雅(トヨタ自動車 / 投手)
5巡目 宜保 翔( KBC学園未来高沖縄 / 内野手)
6巡目 左澤 優(JX-ENEOS / 投手)
7巡目 中川圭太(東洋大 / 内野手)
育成1巡目 漆原 大晟(新潟医療福祉大 / 投手)

取材・文・写真 / どら増田、萩原孝弘

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