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米FA交渉が解禁 青木宣親が“1番人気”のワケ

 MLBは11月3日(日本時間)に、FA選手と旧所属球団との独占交渉期間を終え、4日から他球団との交渉が可能となった。

 その期間を前に、上原浩治投手(39)は2年1800ドル(約20億4200万円)でレッドソックスと契約延長。今季、3年目でメジャー初登板を果たし、4勝を挙げた和田毅投手(33)は球団が選択権を保有していたが、新たに契約を結び直し、年俸400万ドル(約4億5400万円)+出来高200万ドル(約2億2700万円)の1年契約で、カブスに残留した。

 現在、日本人選手では、黒田博樹投手(39=ヤンキース)、イチロー外野手(41=ヤンキース)、松坂大輔投手(34=メッツ)、藤川球児投手(34=カブス)、川崎宗則内野手(33=ブルージェイズ)、青木宣親外野手(32=ロイヤルズ)、中島裕之内野手(32=アスレチックス)、田中賢介内野手(33=レンジャーズ)らがFAとなっている。

 日本人投手初の5年連続2ケタ勝利をマークした黒田は、5年連続で196イニング以上を投げており、その安定感からFA市場では人気が高い。しかし、来年2月で40歳を迎える高年齢と、決して安いとはいえない年俸(1600万ドル=約18億1600万円)がネックとなり、交渉は簡単にまとまりそうにない。

 そんななか、FAとなっている日本人選手で最も多くの球団が興味を示し、“1番人気”なのが、ワールドシリーズにも出場した青木だ。

 青木は11年オフにポスティングシステムを使って、ブルワーズと2年契約を結んだ。昨年オフには3年目の選択権が行使されたものの、ロイヤルズにトレードされた。今季、故障もあって、出場試合数は減ったが、3年連続で打率2割8分台をマーク。好守と俊足も魅力だ。

 それでいて、年俸は190万ドル(約2億1600万円)と格安で、“お買い得な選手”として、各球団の注目の的なのだ。現在、ホワイトソックスなどが食指を動かしているもようだが、倍増させても、380万ドル(約4億3100万円)。リーズナブルな年俸で獲得できるわけだから、外野手を補強したい球団にとって、青木は非常に魅力的な選手なのである。

 争奪戦となるのが必至の青木。果たして、来季、どこのユニフォームを着ているか?

※年俸は推定。為替レートは本日の相場
(落合一郎)

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