ファッション誌やメディアが、「アラフォーからが女のはじまり」などと伝える中、ネット上では、冷ややかな意見が飛び交っている。
伝えているのははてな匿名ダイアリー「アラフォー女の勘違い」(http://anond.hatelabo.jp/20101008154452)。匿名での告白は信ぴょう性は高くないかもしれないが参考にしてみてはいかがだろうか。
告白者は38歳男性。既婚で子供一人。仕事は民間の研究職で、年収は900万ほどと称している。そんな告白者が卒業20周年の高校同窓会に行ったところ、
「クラスの女子の半数が未婚だったことに驚いた」
という。その理由を次のようにつづっている。
「進学校だったためにキャリアウーマンが多いこと、団塊ジュニア世代で同級生が多かったことや早期結婚を嫌悪する時代背景などの影響だろうが、ここまで未婚率が高いものとは」
と、同級生の女性たちの予想以上の独身率に驚いたようだ。
同窓会が進むと女性たちも本音を語り始めたようで、
「いい男いない?」
「誰か紹介してよ」
「いい男はだいたい結婚しているんだよね」
と婚活の話題に。告白者は、彼女たちを見て、次のように感想を述べている。
「彼女たちは本気で、自分が『結婚できないかもしれない』とは思っていないことに気づいて呆れた」
「年食った女は思い込みが激しく客観的判断ができず、感情がぶれやすく加齢臭が臭いのが本当に多い。臭いのに香水や化粧でごまかそうとしているのもいて、余計に臭い。早い人は更年期障害が始まるし、身体も壊しがちで、肌も汚く皺が寄ってるし、子供もできにくくできても障害児の可能性が高い」
「客観的な判断のできる優秀な男ほど、避ける。ところが彼女たちは目が肥えてしまったから、優秀な男としか結婚するつもりはないのだ」
と、同級生の独女が結婚できない理由を主観的に述べている。高齢になれば肉体的には衰えていくのは当たり前だ。肉体的に衰えれば、若いときの指針通りにはいかない。野球のピッチャーも、オリオールズの上原浩治選手のように先発型から抑えに役目を変える。サッカー選手も、かつての中田英寿氏のように、攻撃的ミッドフィルダーから、勘や読みを必要とする守備的ミッドフィルダーへのポジション変更をして出場の機会を得るだろう。
筆者はこう考える。世の中には「いい男」レーダーを磨くのが「イイ女」という風潮がある。その風潮に従って、「いい男」レーダーを磨きいい女になろうと頑張る女性たちは、もはや「そんなにいい男ではない」男性をパートナーに選べなくなっているのだろう。なぜなら「そんなにいい男ではない」男性をパートナーに選ぶと、自分が、目指してきた「いい女」ではなくなってしまうからだ。彼女たちは古くなったレーダーを捨て新しいレーダーを持つ必要があるかもしれない。
アラフォーまで結婚しなかった彼女たちを告白者は次のようにバッサリ切っている。
「自分より劣った男と結婚するという方針転換をできず、結婚しないことを『決断』などと勘違いしている」
確かに「結婚しない」ことは決断ではない。現状を変えたくないという自己保身に他ならないのだ。
この不景気で、広告収入が減っているのは周知の通り。極端にスポンサー重視の番組や誌面作りが行われている。美味しいキャッチコピーの裏には、メディア側が生き残りをかけた必至の金策がある。
アラフォーの皆さん。メディアの声だけを聞き、彼等の財布になりたいですか? それとも、本音を耳に入れ、賢く冷静に幸せになりたいですか?(めがねおう@非モテタイムズ編集長)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/