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香取慎吾を引退に追い込むキムタクとの溝

 年内いっぱいでの解散を発表しているSMAPのメンバー・香取慎吾がジャニーズ事務所との契約が切れる来年9月をもって、芸能界を引退する決意を固めたことを、5日付の「東京スポーツ」が報じた。

 香取については、解散騒動の前後から、主演ドラマの打ち上げで、「明日からどうしたらいいのか分からなくて怖い。もしかしたら自殺してしまうかも…」などとコメントしたことが報じられ、今後の活動を心配するファンも少なくなかった。

 引退報道のウラには、元担当マネージャーが事務所を離れたことなどが遠因となっているなど、様々な憶測を呼んでいるが、もっとも大きな要因は、キムタクこと木村拓哉との確執といわれている。そもそも、解散騒動の勃発は、キムタクが他事務所への移籍に首を縦に振らなかったことから発展。結局、解散をのぞんだのは、香取であった。

 そもそも香取は、キムタクを兄のように慕っていた。キムタクがプレゼントしたハーレーダビッドソンの革財布を、その後、A4の用紙ほどの薄さになっても、洋服のお直し屋さんに持って行って、裏にあて布をしてもらい、もう1枚のレザーを貼ってもらって補修。フチの糸が擦り切れても、修理した。ジッパーが壊れると、全部取り外して付け替えてまでも使用し続けた。そんなエピソードからも、香取のキムタクへの思いを理解することができるだろう。

 小学生のころから、芸能界で活動してきた香取は、盟友のひとりであるキムタクとの確執に、相当、精神的にまいっていることは確かなことだ。今回の解散で、ファンからは“裏切り者”のレッテルを貼られてしまったキムタクだが、ファン以上に、裏切られたとの思いが強いのは香取かもしれない。

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