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社会 2015年06月11日 10時00分
角福代理戦争 小沢一郎「壊し屋」最後の大仕事(1)
ここにきて、剛腕・小沢一郎氏(=現・生活の党と山本太郎となかまたち共同代表)が、不気味な蠢動を見せ始めている。昨年行われた衆院選での惨敗以降、“もはや死に体”と言われ続けてきた同氏が、維新の党の松野頼久新代表に急接近。再び天下取りに動き出したと評判なのだ。 政治部記者がこう語る。 「連日大手メディアは、戦争法案と揶揄される安全保障法案の国会審議に大注目。安倍首相が『早く質問しろよ!』とヤジを飛ばした事や、答弁に呆れた野党議員らが退席する模様を報じているが、実はその中で小沢の動きが俄然活発化しているのです。永田町では大阪都構想の住民投票で惜敗した橋下徹市長が、政界引退を宣言したことが、過去に自民党から2度も政権を奪取した小沢の嗅覚を刺激したと見られている。『自民潰しのラストチャンスと見た小沢が、平成の角福戦争を仕掛ける可能性も高い』と漏らす記者もいるほどなのです」 ちなみに、ここで語られる“角福戦争”とは、'70年代に勃発した佐藤栄作首相の後継を巡る政治抗争。当初は、安倍首相が属する派閥の流れを酌む福田赳夫氏が有力視されていたが、小沢氏の師である田中角栄氏が権謀術数の限りを尽くし、見事首相の座に就いた。今回の小沢氏の動きには、この抗争を髣髴させる“遠大な策謀”が渦巻いているともっぱらなのである。 実際、本誌が独自にキャッチした小沢氏の蠢動ぶりは、まさに電光石火ともいえるほど。5月17日に行われた大阪都構想の住民投票の翌日には、なんと民主党出身の維新の党議員と極秘会食。橋下市長の政界引退表明で、自民党との連携が御破算となったばかりの同党に、いきなり手を突っ込んでいるのだ。 「さらに、5月27日には都内で同党の松野頼久新代表と極秘会談し、野党結集に向けた方策を膝を突き合わせて話し合ったと言われている。また、その前日には生活の党と山本太郎となかまたちの定例会見で、『このままだと自公には勝てない』『濃淡は別にして力を合わせなければならない!』と豪語。29日の昼には民主党の岡田克也代表とも会談に及んで野党連合の話を持ち掛け、秋に行われる岩手県知事選での連携を呼びかけているほどなのです」(前同) また、いち早く野党結集に傾き、小沢氏をその指南役に定めたと見られる維新の党の松野氏もこれに同調。その動きが、風雲急の勢いを見せているという。 「松野は24日に地元・熊本での会見で『年内に100人規模の野党勢力の結集を目指す!』と宣言。さらに小沢と極秘会談に及んだ27日には、『来年の参院選に向けきちんとした体制を作る』と新党設立をもにおわせ、記者団を慌てさせた。後でわかったことだが、松野はこの日の夜に民主党の前原誠司元代表と会食。新党結成含みの野党再編案を伝えていたという。さらに翌日には維新の党の柿沢未途幹事長、馬場伸幸国対委員長らと共に民主党の松本剛明元外相、松原仁元国対委員長、みんなの党の浅尾慶一郎元代表らと会食に及んでいる。この松野の八面六臂の動きを裏で操っているのは明らかに小沢で、角福戦争時の田中角栄氏の権謀術数ぶりに酷似していると評判なのです」(野党担当政治部記者)
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アイドル 2015年06月11日 06時35分
SKE48松井玲奈が卒業を発表 恋よりも友達が欲しい!
アイドルグループ、SKE48の松井玲奈が同グループを8月末で卒業することをニッポン放送の「AKB48のオールナイトニッポン〜緊急特番!今夜、松井玲奈が重大発表SP〜」で発表した。 番組冒頭、松井玲奈は、「8月いっぱいでSKE48を卒業することになりました」と発表。番組内では、これまでの自身のグループでの軌跡を振り返った。 番組終了後、取材に応じた松井。アイドルとしてやり残したことはと聞かれ、「ないですね」と力強く答えた。さらに、メンバーに伝えたいことは? と聞かれると、「たぶん言葉で伝えないので、残りの短い時間で感じとってほしい」と語った。 そして、グループを卒業となれば、恋愛も解禁となるが、「恋は別にいいです。恋よりも友達が欲しいですね」と切実に訴えた。最後に報道陣から、ともにSKE48とエースとして歩んできた松井珠理奈には、卒業することを伝えたかと聞かれると、「ちゃんと話しました。寂しいって言ってました」と答えた。 松井玲奈はSKE48に一期生として加入。同期の松井珠理奈と“W松井”として、同グループをけん引してきた存在であった。AKB48総選挙では第1回が29位、第2回が11位、第3回、第4回が10位、第5回が7位、第6回が5位。ただ、今年の第7回総選挙には参加しなった。グループの活動以外にも、女優やレポーターとして、多く活躍したメンバーでもあった。
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芸能 2015年06月10日 16時00分
『グッディ!』低迷で早くもリニューアルか “後ろ盾”も失い地上波から消える安藤優子
長きにわたり“ニュース・キャスター”の女王としてテレビ界に権勢を誇ってきた安藤優子(56)も、ついに年貢の納め時か。 長年『スーパーニュース』(フジ系)のMCを務めた安藤を鳴り物入りで起用し始まった新番組『直撃LIVE グッディ!』(同)だが、肝心の視聴率は鳴かず飛ばず。結果、客寄せパンダとして起用された俳優の高橋克実と共に番組をお払い箱になるというのだ。 「『直撃LIVE グッディ!』の番組視聴率は平均2〜3%台。メーン視聴者となる主婦層からソッポを向かれてしまった。安藤のイメージがセレブ過ぎて、お茶の間の彼女たちから敬遠されてしまった結果です。最近は視聴者1%台も珍しくない」(関係者) 番組を立ち上げた当初は、打倒『ミヤネ屋』(日テレ系)を合言葉に気勢を上げていた番組関係者も、今となっては修行僧のごとく無口だという。6月の株主総会を前に『直撃LIVE グッディ!』のあまりの惨敗振りに頭を抱えているのがフジ幹部。 「株主総会でやり玉に挙がることは間違いない。また色々とほじくり返され、“社長退陣”が声高に叫ばれることでしょう。一日にも早く、『直撃LIVE グッディ!』のリニューアル案を確立したい。その目玉が、安藤&高橋の降板であることは説明するまでもありません」(フジ関係者) ここに来て、俄然、勢いづいてきた安藤降板説。その裏には、ある大人の事情も見え隠れするのだ。 「『直撃LIVE グッディ!』を所管する情報制作局の局長だった、安藤の夫である堤康一氏が6月の人事異動で社長レースから脱落し、フジが100%出資する子会社の制作会社『ネクステップ』の代表取締役社長に就任することになった。これは、安藤が後ろ盾を無くしたことを意味するんです。今までも公私混同ぶりを散々局内で批判されてきたが、声を上げても吹き飛ばされてしまっていた。しかし、これからは違う。安藤もビクビクしているはずです」(事情通) 早ければ、この10月にも実行される番組リニューアル。そのタイミングで安藤&高橋のリストラが発表されるのだ。 「2人がリストラされるのは何も番組視聴率だけが問題ではなく、コスパの悪さにもある。安藤のギャラは一本100万円〜。これにプラス、企画&衣装、スタイリストなどの金額が上乗せされる。出演料だけで月に約2000万円以上になる計算です。一本80万円〜だった高橋も、目先のお金に心を奪われ、俳優のキャリアに傷をつけたことは間違いない」(フジ関係者) フジは今後、安藤にBSフジでの別番組を提案していくという。いずれにせよ安藤の姿を地上波で見られるのは時間の問題のようだ。
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芸能 2015年06月10日 15時30分
次代の貧乏芸人
ハーフや2世タレント、高学歴やオネェ枠と肩を並べて、バラエティ番組でマストなのは貧乏。麒麟・田村裕が書いた自伝『ホームレス中学生』がミリオンヒットになって以降、芸能界は幼少期が貧乏だった芸能人を血眼で探している。無名ながらも、まさにその枠で開花したのは、タモンズ・大波康平だ。 母は、「お父さんを探しに行く」という捨て台詞を残して、幼いころに蒸発。そこから、祖母の年金暮らしが始まったが、姉との家族3人が暮らすに十分な生活費はなく、貧乏生活を強いられた。服は、学校の半袖半ズボンの体操着1着のみ。カバンはランドセルのみ。靴は、ギリギリ歩けるレベル。 学校の遠足で、山登りに行くことになったとき。祖母が「この格好で行って」と差し出したのは、カバン代わりのクーラーボックスと、靴代わりのゴムの長靴。集合写真を見ると、場所は山登りなのに、大波だけが海に行く格好をしていたため、「釣り人」というあだ名をつけられた。 ツラかったのは、冬場。半袖短パンで過ごすにも限界があったため、寒い日は、長袖の体操着に半袖の体操着を重ねるという工夫を凝らした。それでも寒いときは、祖母が「これを着ていけ」と、部屋のカーテンをおもむろに引きちぎり、コートのようにはおらせた。すると、社会の教科書に出てきたチリの民族衣装のポンチョにそっくり。以来、あだなが「ポンチョ」になり、貧乏すぎて1年で2回もあだ名が変わった。 こんな子ども2人を育てた祖母は、豪快そのもの。ファミコンが流行ると、段ボールでコントローラーを作ってくれたり、家族参加型のクリスマスパーティーでは、赤いものを身に付ければいいという固定観念から、広島カープのキャップをかぶって出席して、大のカープファンと思われたり。笑える貧乏だった。 ちなみに、子どもを置いて出て行っていた母は、中学1年生のときに、医者の男を連れて戻ってきた。それがのちの父となり、以降は裕福な生活に一変したという、オチまでしっかりついている大波の鉄板トークは、先輩芸人も大好物のようだ。
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ミステリー 2015年06月10日 15時00分
エリア51の発光現象は光無線通信だった?
ナチス・ドイツが空飛ぶ円盤の開発を進めており、第二次世界大戦末期にはほぼ実用段階に至っていたことは、オカルトマニアの常識といえよう。また、その技術情報や技術者を獲得した米空軍が戦後に開発を進め、有名なエリア51では試作機がさまざまなテストを行っていたことも周知の事実である。そして、エリア51周辺では怪しげな発光現象が繰り返し目撃されており、解明されざる謎として知られていた。しかし、その発光現象について、ひとつの興味深い仮説が提示されたのである。 まず、その仮説によれば謎の発光現象とは光無線通信によるもので、過去(恐らくは1940年代後半)から未来の何者か(例えば時空超越実験を行う工作員や、その時代に生きる協力者)へ向けた通信だとされている。光無線通信とは、赤外線や可視光線を用いた無線通信手段のひとつで、光の明滅でやりとりする光信号とは全く異なる。音声などの情報を光へ変調して送受信するもので、使用状況は無線電話のようにも見える。 光無線通信は第二次世界大戦前から存在しており、ナチス・ドイツや旧日本軍は光学会話装置あるいは携帯光電話として部隊へ配備、運用していた。また、光無線通信は現在のレーザ通信や光リモコンの母体となった技術でもあり、無線のように周波数帯の束縛を受けないことと、傍受が事実上不可能(受信者と同じ場所で傍受しなければならない)ことから、現在でも有用な通信手段として運用され続けている。 エリア51の発光現象で光無線通信説が注目されるのは、時空を超越して交信可能な手段としての光無線通信を打ち出した点で、これまでになくロマンティックでありながら、同時にもっともらしさも兼ね備えているのだ。論者は発光現象が確認された地点と1940年代当時の状況を照合すれば仮説の正しさが立証されるとしているようだが、なにをどう照合すれば良いのかについては全くわからない。 とはいえ、エリア51周辺では実際に米政府や関係者がさまざまな機器を用いて監視、あるいは通信しており、その相手が過去や未来の何者かであると空想の翼を広げるのは、なかなか楽しいことでもある。(了)
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レジャー 2015年06月10日 15時00分
キャバ嬢が生まれる瞬間(48)〜失恋をきっかけにキャバ嬢になった女〜
三村あかね(仮名・26歳) 私は半年前、2年間も交際していた男に振られた。今まで色々な場所へ旅行に行ったり、お互いの両親とも顔を合わせるくらいの仲で、近々結婚しようねって言ってくれていたのに、あっさり捨てられた。彼に誰かほかに好きな人が出来たのかを聞いたら、どうやら私と一緒にいるのが疲れたらしい。たしかに私の性格はわがままで、彼への不満をすぐに口にするような人間だけど、それも含めて愛してくれていると思ってた。 私は彼一筋だったから、唐突な別れに食事も喉を通らなくなり、なんの気力もなく、気付いたら8キロ痩せてた。とにかく家で1人でいると、ずっと彼のことを考えてしまい涙が止まらない状態。だからいつも、誰か友達を誘って飲み歩いてたな。お酒を飲めば少しの間だけでも嫌なことを忘れられるから、朝まで飲んで帰宅。会社は遅刻が続いて辞めてしまった。 友達もいつも暇ってわけじゃないから毎回私に付き合ってるわけにはいかない。そんな時に目に入ったのが、キャバクラの求人広告だった。お酒飲んでお話するだけでお金もらえるならっていう軽い気持ちで飛び込んだんだよね。あと自暴自棄になってたのもあって、お客さんからの誘いも断ってない。良くないとわかってはいても、抱かれているときはこんな自分でも必要とされてるんだって思える。彼氏に振られたときは自分の存在がすべて否定された気持ちになった時の反動なのかも。たしかに彼氏は欲しいし、結婚もしたい。でもまた裏切られてこんな気持ちを味わうなら、優しくしてくれるお客さんとの関係を楽しんでいたいって思う。だから失恋の傷が癒えるまではキャバクラ嬢として働くつもりでいます。 (取材/構成・篠田エレナ)
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スポーツ 2015年06月10日 14時00分
照ノ富士の大関昇進で日本の国技がいよいよ“モンゴル大相撲”の違和感
大相撲夏場所で初優勝した照ノ富士(23、伊勢ヶ濱部屋)が大関に昇進した。三役2場所通過での“飛び級”は、年6場所制となった1958年以降では初の快挙だ。 協会からの使者を迎えた照ノ富士の注目の口上は、「今後も心技体の充実に努め、さらに上を目指して精進いたします」というもので、これまでこんなふうに口上に横綱昇進の決意を盛り込んだ力士はいなかった。 「さらに上を目指すというのは何回も言っているよ。ただそれを入れただけさ」 記者会見の席ではケロリとした表情でこう言っていたが、いかに自分の相撲に自信を持ち、また精神的にも強いものを持っているかがにじみ出ていた。 「大相撲界は強気な人間の集まりですが、照ノ富士はその中でも群を抜いていますね。千秋楽、白鵬が日馬富士に勝てば優勝決定戦にもつれ込むところでしたが、この一番を支度部屋のテレビで見ていたときも、『自分では優勝決定戦でもう1回勝つつもりだった』と堂々と言っていましたから。照ノ富士の辞書に、弱気とか控え目という言葉はありません。上り調子の伸び盛りですから、ホントに年内の横綱昇進もあるかもしれませんよ。まだ3場所もありますからね」(担当記者) それに比べて相変わらず線が細い日本勢。中でも期待の遠藤(24)は左膝の故障を抱えての強行出場だったとはいえ6勝9敗と3場所連続の負け越し。中盤までは支度部屋でも険しい顔で無言を貫くことが多かったが、終盤に何とか盛り返して十両転落だけは免れた。 「左膝にお疲れさまと言いたい」 千秋楽の支度部屋で遠藤は苦笑いし、「こういう状況の中で15日間、取り切ったというのは自信になる。収穫の多い場所だった」と総括していた。 しかし協会関係者の多くは、こんな平幕下位で負け越して笑みを浮かべている遠藤ではなく、もっと上位で照ノ富士らと激しく渡り合う“まなじり”を決した表情の遠藤を求めている。 この分ではますます照ノ富士、さらには来場所で関脇返り咲きが確実な逸ノ城らとの距離は開くばかり。 「次の横綱も大関も、またモンゴル勢。日本の国技はまるでモンゴル大相撲」 こんな嘆き節が協会内部から聞こえてくるが、それでも若貴ブーム以来の3場所連続15日間満員御礼を記録中。ファンは全く気にしていないのかもしれない。
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社会 2015年06月10日 13時00分
達人政治家の処世の極意 第四回「竹下登」
政界に恐いものなし、絶対的権力を確立していた田中角栄元首相にとって、唯一、最後まで警戒感を露わにしていたのが、田中派幹部だった竹下登であった。なぜ、警戒だったのか。 竹下は島根県議を経て国会議員になるや、先週の当欄に登場した佐藤栄作の派閥に入り、その佐藤の退陣後は田中角栄のそれに入った。すなわち、佐藤の下で「待ちの政治」と「人事の要諦」を、田中からは「人心収らんの機微」を学び、政治の裏表、実体を知った。そのうえで、田中同様、記憶力は抜群、田中が蔵相時代、課長以上の経歴を頭に叩き込み、それを縦横に“活用”して最強官庁の大蔵省(現・財務省)を見事に把握してしまったように、竹下はまた島根県議に初当選した直後、一夜で県庁の課長以上の経歴、顔写真を脳裡に刻み込んでこれを“活用”、県政ににらみを利かせたほどの頭脳明晰ぶりだった。ために、田中としてはなんとも煙たい近親憎悪感があり、寝首をかかれる懸念を捉えていたということだった。 それでは、陣笠議員の頃の竹下の出世ぶりはというと、遅々としたものだった。同期生が政務次官(現・政務官)、副幹事長といった出世の階段を昇っていくのを尻目に、じつに国会対策副委員長を異例の6期約5年を務めたくらいだった。このポスト、その日の国会の委員会のアタマ数を確保するため議員に声をかけて歩くのが大きな仕事という、“下働き”の代表的ポストなのだ。しかし、このサエないポストでの時間を、竹下は見事に生かした。当時の自民党担当記者2人の、こんな証言が残っている。 「時間があれば国会内の野党控え室へ顔を出し、ニコニコしながら『お茶を一杯ごちそうになりに来ました』などと、“雑談”に精を出していた。時に、国会の状況から『あんたら、アレどう思っている?』などとやると、野党議員はつい乗せられて本音に近いことをペロッとしゃべってしまう。竹下はその一言を胸に刻んでおき、あとでそんな野党の“困ったこと”を黙ってフォローしておいてやったのです。当然、野党議員は感謝、与野党が対立した時でも『竹下が言うんじゃしょうがないなぁ』で、結局は妥協の道を探ることになった」 「議員会館も、よく歩いていた。かつて一時代を築いた人物でも、さすが往時のようには人が寄って来ない長老議員のところに、特別に用がなくても『近くまで来ましたもので』などと顔を出す。ひとしきりとりとめのない雑談に興じてくるんです。一丁上がりの議員にとっていまが盛り、あるいはこれからの人が訪ねてくれるほど嬉しいことはない。この“元大物議員”は、あとで他の議員と会った時などにしゃべるんです。『この前、竹下クンが来たが、あれはなかなか勉強している。将来、伸びるね』などと。こんな話が、やがて党の実力者にも届き、『竹下を一度使ってみるか』となるワケ。まさに、“老人キラー”でもあった」 こうした竹下の「雑談上手」は、相手への「おだて上手」ということもできる。おだては、しばしば相手との親近感を高める近道になる。持ち上げられて、悪い気を持つ者はいないからだ。人間社会は、心理戦争のルツボである。サラリーマン諸君は、相手におだての言葉ひとつも出ないようでは、とても出世はムリと心すべきだ。 筆者は生前の竹下に、何度もインタビューの機会を得ている。竹下は、サラリとこんなことを言っていた。 「僕のことを、気配り、雑談上手とか、究極のサービス精神とか言う人がいるが、じつは昔からの“習い性”になっているものなんだ。子供の頃からの母親の影響が大きい。『何事も怒ってはいけない。我慢、辛抱が一番。また、汗は自分で、手柄は人にあげなさい』と、よく言われた。それを後年、自然に実行しているに過ぎないのだが」 田中角栄が脳梗塞で倒れたあと、田中派の圧倒的多くがこの竹下を担ぎ上げ、派閥継承のあと総理大臣へ押し上げた。結局は、「竹下流処世術」が生きたということだった。竹下はその後、徹底したサービス精神と忍耐、我慢のうえで、「言語明瞭、意味不明」と言われた高度な国会答弁を駆使、それまで大平正芳、中曽根康弘の両政権がチャレンジ、挫折したわが国初の「消費税」導入を果たしてみせたのだった。=敬称略=■竹下登(たけしたのぼる)衆議院議員(14期)、内閣官房長官(第35・38代)、建設大臣(第38代)、大蔵大臣(第84・86・87・90代)、内閣総理大臣(第74代)、自由民主党幹事長、自由民主党総裁(第12代)などを歴任した。小林吉弥(こばやしきちや) 永田町取材歴46年のベテラン政治評論家。この間、佐藤栄作内閣以降の大物議員に多数接触する一方、抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書多数。
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トレンド 2015年06月10日 12時38分
薄毛の人が注意すべき音楽フェスとは?
夏の風物詩ともいえる音楽フェス。真夏の太陽の下で大勢の人たちと音楽を楽しむことはフェスの醍醐味のひとつだ。ただ、強い日差しや雨に濡れる可能性もあり、「薄毛」の人にとっては、ちょっと不安のことが多いのも事実。成人男性の3人に1人が悩んでいるとも言われている「薄毛」だが、そんな方はどの音楽フェスが安全に楽しめるのか、国内の三大音楽フェスを、銀座HSクリニックの北嶋渉氏のアドバイスのもと比較してもらい、分析した。 「FUJI ROCK FESTIVAL '15」。7月24日〜26日まで新潟苗場スキー場で開催される。同フェスは標高が高く太陽に近い場所での開催となるため、紫外線を浴びる量が地表よりも多くなる。また、空気が澄んでいるため紫外線を遮るチリ、埃が少なくなる点も紫外線を浴びやすい原因になってしまう。 続いて、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」も注意が必要だ。8月1日〜2日、8日〜9日に茨城県ひたち海浜公園で開催される同フェス。すでにきゃりーぱみゅぱみゅ、スピッツなどの出演が決定している。基本的に屋外での開催なので、直射日光を浴びる時間が非常に長い。ただ、「FUJI ROCK FESTIVAL '15」のように、高地での開催ではないため、少し安全だろう。 そして、もっとも安全と思われるのが、8月14日〜16日に千葉県幕張のQVCマリンフィールド&幕張メッセで開催される「SUMMER SONIC 2015」。メインステージは屋外のQVCマリンフィールドになるが、薄毛が気になる方は屋内の幕張メッセのマウンテンステージが直射日光を浴びずに済むのでおススメとのこと。現在、同ステージでは、BABYMETALの出演が発表されている。 以上の分析から、薄毛の人がもっとも注意すべき音楽フェスは「FUJI ROCK FESTIVAL '15」で、もっとも頭髪を気にせずに楽しむことができるのは、「SUMMER SONIC 2015」ということになりそうだ。*写真イメージ
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芸能 2015年06月10日 12時15分
爆笑問題の太田光 「さんまのお笑い向上委員会」を干されている事実発覚
9日深夜に放送されたラジオ番組「爆笑問題 カーボーイ」で爆笑問題の太田光が、フジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」を干されていることを明かした。 「さんまのお笑い向上委員会」は、司会の明石家さんまを筆頭に、今田耕司、雨上がり決死隊の宮迫博之、爆笑問題の太田光、ネプチューンの堀内健、カンニング竹山、中川家、土田晃之など、お笑い界の第一線で活躍する芸人が集結し、予測不可能なトークを展開するバラエティ番組である。 「爆笑問題 カーボーイ」には、「さんまのお笑い向上委員会」で太田と共演している堀内がゲスト出演。「さんまのお笑い向上委員会」についてトークが展開されると、太田は「(番組に)呼ばれる数減ってんだから」と激白。堀内はスケジュールの問題と推測したが、太田は否定。「今まで抑えてたの全部外されてんだよ。本当なんだから」と今後の出演が白紙になっていることも暴露した。 実際に心配になった太田は、「さんまのお笑い向上委員会」収録後にさんまの楽屋へ行き、「なんか俺まずいことありましたか?」と聞いたが、さんまは「それはないねん。まぁ、いろいろあるねん」と理由を明かさず、濁されたという。 真相は不明だが、大人の事情といったところだろうか。
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