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芸能 2018年08月07日 12時55分
ネット人気爆発の星野源『おげんさんといっしょ』、第2弾が放送決定! 新ファミリーは誰?
歌手で俳優の星野源の音楽トーク番組『おげんさんといっしょ』(NHK総合)の第2弾が、今月20日に放送されることが決定した。初回は昨年5月に放送されたが、その直後からネット上で話題となり、今月4日深夜に再放送されてSNS上は大盛り上がりとなった。 同番組の設定は、ほのぼのとした東京・渋谷の一軒家 “おげんさんの家”。星野は国民的アニメキャラクター“サザエさん”さながらの「おげんさん」に扮し、個性溢れる家族と進行役の“おげんさんちのネズミ”とともに、お茶の間で生演奏やダンス、こだわりの音楽トークを展開する内容だ。 登場したキャストも豪華で、星野とゆかりのある者ばかり。お父さん役を女優の高畑充希、長女役をお笑いや俳優など幅広い活動で知られる藤井隆、長男にYMOの細野晴臣、進行役のマスコットキャラクターであるネズミの声を「声優アワード主演男優賞」など受賞歴も多い声優の宮野真守が担当している。 ネット上では、「何この多幸感 高畑、歌上手すぎ!」「このダサさカッコ悪さを 星野が強引にカッコよくしてしまうパワー」「隆子の全力恋ダンス キター!!!」「この時のSUN、ほんとに好き 何回見てもテンション上がる」「星野源は好きじゃないけど おげんさんは好き」と、それぞれ存分に番組を堪能したようだ。 20日は放送時間を10分拡大し、内容もさらにパワーアップして70分にわたる生放送が行われるとのこと。第2弾では、お父さん・高畑、長女・藤井、ネズミ・宮野に加えて、新たなおげんさんファミリーも登場するという。追加ゲストは後日発表される予定だが、早くもSNS上では待ちきれないとの期待の声が上がっている。
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芸能 2018年08月07日 12時50分
子育ての意見は批判が出やすい? 道端アンジェリカ、完全母乳育児を報告するも賛否の声殺到
モデルの道端アンジェリカが自身のInstagramを更新し、授乳について意見を述べたことで賛否の声が集まっている。 8月1日から7日まで、世界母乳育児週間だったこともあり、アンジェリカは授乳中の自身の写真とともに、「私も完全母乳で育てたい母親の一人として、母乳育児の素晴らしさを広めたいと思いました」と投稿。そして、「母乳には赤ちゃんを病気から守ってくれるたくさんの栄養素と免疫効果があり、なおかつお母さんと赤ちゃんとの繋がりをより深めてくれるものです」「母親になった今、完全母乳育児とゆう選択をしたことは間違っていないと思っています」と続け、粉ミルクなどに頼らず、母乳でわが子を育てることの大切さを説いた。 これを見て、ネット上では様々な意見が飛び交うことに。「おっぱいを飲む我が子の姿は本当に可愛いですよね。胸の形が悪くなるからと、母乳出るのに与えないお母さんは、本当に見てて悲しい!」「アンジェさんの前向きなポストを見ると私ももっと頑張ろうって思います」という意見もあるが、「周囲の意見でミルクに罪悪感感じるのは疲れました」「わが子への愛情はみんな同じ。母乳信者は本当に迷惑。母乳で育てない人、育てられてない人は人間じゃないと思ってらっしゃる」「わざわざ影響のあるアンジェリカさんが言うことなの」と母乳で育てていない母親たちの気持ちにも配慮するべきだという意見も多数寄せられた。 さらに、アンジェリカが批判されたのは、ともに投稿された写真に対して。優しいまなざしでわが子を見つめ、授乳している写真を投稿したのだが、その恰好が裸にも見える姿だったため、「人前でこんな格好して授乳しないで」「この写真でないとダメなの?女神感出したいの。違う意図があるとしか思えない」など、批判的な意見が寄せられてしまったのだ。 アンジェリカとしては、何気ない日常の一コマを投稿したにすぎないだろう。ただ、子育てに関する投稿は批判も浴びやすいのが現状のため、それを回避すべきだったのかもしれない。記事内の引用について道端アンジェリカの公式Instagramよりhttps://www.instagram.com/angelica_michibata/?hl=ja
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社会 2018年08月07日 12時40分
犯行動機が怖すぎる! 70歳の男、48センチの模造刀で「いてまうぞ」と脅迫
6日、兵庫県神戸市長田区で、隣人に模造刀を振り上げ脅したとして無職の男(70)が逮捕されたことが判明。その犯行動機に、恐怖する人が続出している。 事件が発生したのは6日午前6時半。70歳の男性が隣に住む57歳の男性に対し、長さ約48センチの模造刀を振り上げ、「いてまうぞ」などと叫び、脅迫。通報を受け駆けつけた警察に暴力行為法違反で現行犯逮捕された。 神戸新聞NEXTが報じたところによると、犯行の動機は被害男性の水やり。2階から木に水を与えていたところ、犯行男性宅に水がかかったそうで、激怒。そこから口論となった模様で、最終的に模造刀で「いてまうぞ」と脅すことになった。 このニュースを聞いたネットユーザーは、「それくらい我慢しろ」「長田区怖すぎる」「模造刀があることがおかしい」など、驚きの声があがる。一方で「2階から水をやるのもちょっとおかしい」「煽って逆上した可能性も否定しきれない」など勘ぐる声も出た。 今回は脅迫までだったが、小さな近隣トラブルが殺人事件に発展することは多々ある。2017年には隣人が仲間を集めバーベキューに興じていることに腹を立てた男性が刃物を持って庭に押し入り、参加者の1人を刺し殺す事件が発生している。 犯人の男は以前から騒ぎ立てる隣人に不満を募らせており、イライラが爆発してしまった様子。このほかにも殺人事件まではいかなくとも、近隣トラブルによって数多くの揉め事が発生しているのが現状だ。 脅迫や殺人行為は容認されるものではないが、近隣の迷惑を考えない行為が人をイラつかせることもまた事実。周りに配慮した生活を送るよう心がけたいものだ。
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アイドル 2018年08月07日 12時30分
嵐のメンバー、ようやく結婚“解禁”される? 一番手はニノか松潤か
SMAP解散後、ジャニーズ事務所の看板を背負っているのが人気グループ・嵐だ。 今秋からはデビュー20周年を記念した5大ドームツアーを開催。 5大ドームツアーは、7年連続10回目で、7年連続は、自己記録を更新しアーティスト史上初となる。 11月16日の札幌ドーム公演を皮切りに18公演を予定しているが、2010年から2011年にかけて達成した過去最高動員86万人を大幅に上回る、グループ史上最大の動員数になりそうだという。 「嵐の集大成とも呼べるツアーになりそう。そのため、チケットはこれまでで最も熾烈な争奪戦が展開されることになりそうだ。ファンのためにも、メンバーたちはファンを刺激するような言動を慎まなければならない」(芸能記者) 嵐が現在、甲子園球場で開催中の「第100回全国高等学校野球選手権記念大会」の応援ソング「夏疾風」を担当。 8月3日に生放送された「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)では、甲子園で同曲を熱唱した。 そんな嵐のメンバーたちのプライベートだが、二宮和也は元フリーアナウンサーの一般女性と、松本潤は女優の井上真央と交際中だが、この2組が結婚に向けて動いていることを、発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じている。 二宮は事務所幹部に対し、強硬に結婚を認めるよう迫り、事務所サイドもそれに押され、しぶしぶながら結婚を認めたのだとか。 ただし、デビュー20周年イヤーを無事終えてからという条件付きだという。 一方、松本は16年末にセクシー女優との“二股報道”があったものの井上とは別れず。 その報道があったことから、井上の母からの風当たりが強くなったという。そのため、水面下では結婚への準備を着々としているという。 事務所はどちらを先にゴールインさせるか悩みどころだというが、どちらが結婚してもファンは立ち直れないほどの“ニノロス”&“松潤ロス”に陥りそうだ。
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スポーツ 2018年08月07日 12時20分
四面楚歌の山根会長 ガッツ石松、トミーズ雅…元プロからのコメント続々
日本ボクシング連盟の山根明会長が追い詰められている。助成金の流用や、試合の不正判定、連盟の私物化など数々の疑惑が取り沙汰されている。連日テレビに出て釈明会見をするも、その特異なキャラクターがむしろ面白がられている印象も受ける。 長年にわたり、アマチュアボクシング界に“帝王”として君臨してきた山根会長に対する、プロたちからの厳しい意見も相次いでいる。 ロンドン五輪の金メダリストであり、WBA世界ミドル級王者の村田諒太選手は、五輪の決勝戦でセコンドを山根会長の息子に急遽変えられ、「リングの下にもうひとりの敵がいた」と名言を残している。村田選手はフェイスブック上で、「何よりも現役アマチュアボクサー達にとって良い環境になるよう願っている」と言葉を選んだコメントを発表している。 一方で、元プロボクサーでお笑い芸人のトミーズ雅は、4日放送の関西系の番組『せやねん!』(MBSテレビ系)において、村田選手のセコンド交代について、「ボクサーは戸惑う」、さらに、インターバル(休憩)時間に口に水を入れる回数を変えたことについては、「選手にとってフラストレーション(ストレス)になる」と元プロならではの視点から苦言を呈した。 元WBC世界ライト級チャンピオンでタレントのガッツ石松は、6日放送の『ワイド! スクランブル』(テレビ朝日系)に出演し、山根会長とは面識があるとし、「良きにしろ、悪きにしろ、真っ正直な人」「何がなんでもボスになりたかったのでは」と人柄と騒動の背景を語った。 これらのプロの言葉は、山根会長にゆるやかな引導を渡すものでもあるだろう。さらに、一部では、連盟の山根会長派の理事が電撃辞任とも報じられている。まさに四面楚歌となった山根会長の今後の動向にも引き続き注目が集まりそうだ。
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芸能 2018年08月07日 12時10分
キムタクの主演映画、山P超えは厳しそう? 二宮との異例の舞台挨拶も話題だが…
元SMAPで俳優の木村拓哉が6日、都内で行われた主演映画「検察側の罪人」(24日公開)の完成披露試写会にて、今作で初共演する嵐の二宮和也と共に舞台あいさつをしたことを、各スポーツ紙などが報じている。 各紙などによると、2人は同イベントで初の2ショットをお披露目。木村は、「マイクがなくても胸を張って言えるんですけど、一緒に作業していてこんなに信頼できる共演者は珍しい。頼りがいのある後輩」と二宮を絶賛。 木村から肩を抱かれ、ピースサインをした二宮は、「平成という時代の元年から終わるギリギリまでトップで走り続けてきた木村拓哉と、一緒に作品を作りたいと思っていた。滑り込めた。恵まれている。感謝」と共演を心から喜んだという。 「2人は上映前と上映後に舞台あいさつ。2度の舞台あいさつはかなり異例ですが、2回とも各メディアが大々的に取り上げ、絶大なプロモーションになった。今後は公開に向けて2人は番宣を重ねることになる」(映画業界関係者) 木村といえば、昨年公開された主演映画「無限の住人」が思わぬ不入り。今作はいわば、「絶対に負けられない戦い」となりそう。 とはいえ、作品自体はそこそこの客入りが見込めそうだが、ジャニーズの後輩である山Pこと山下智久の主演作には“大敗”しそうだ。 8月4日〜5日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表され、首位は2週連続で山下の主演映画「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」。 週末2日間で動員51万6700人、興収6億9900万円を稼ぎ、公開10日間で累計動員は283万人、興収は36億円を突破したのだ。 「公開初日に100億突破を掲げたが、それも可能になりそうな勢い。おそらく、キムタクの映画の興収は作品の内容からして、20億行くかどうかといったところだろう」(同前) 今年のジャニーズの“映画王”は山Pになりそうだ。
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芸能 2018年08月07日 12時00分
『この世界の片隅に』のんと片渕監督が広島市平和記念式典に参列 TBSドラマ版は…?
8月6日、女優ののんが、広島県広島市の平和記念公園で行われた平和記念式典に参列したことが報道された。のんは2016年に第二次世界大戦中の広島県を描いたアニメ映画『この世界の片隅に』に主人公のすず役で出演。式典には同作の監督である片渕須直氏も参列した。 『この世界の片隅に』といえば、現在TBSでドラマ版も放送されているが、TBSドラマ版と劇場アニメ版は現在に至るまで両者の間で静かな争いが続いているという。原因は、TBSドラマ版がエンドクレジットに「スペシャルサンクス」として劇場アニメ版の製作委員会が記載されているのだが、実際のところ劇場アニメ版のスタッフはTBSドラマ版を関知しておらず、公式HPにおいて「本委員会は当該ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知しておりません」と表明する一文を、公式Twitterともども掲載。バチバチの冷戦状態が続いているといわれている。 この余波もあり、現在TBSドラマには、原作および劇場版アニメのファンから批判が集中しているのだが、前述の平和記念式典および8月6日の「広島・原爆の日」に関する認識・取り組み方に関しても一部、視聴者の間でその違いが取り沙汰されている。 劇場版アニメはのんおよび片渕監督が参列した一方、ドラマ版はスタッフおよび出演者が式典参加のため広島へ向かったという情報はなく、また、公式Twitterの8月6日更新分にも「広島・原爆の日」に関して特にコメントを出しているわけではないため、「なんのためにドラマを作っているのか」「戦争被害を描いたドラマなのに何もコメントなしなのはどうなのか」といった強い批判が出ているという。 もちろん、ドラマ版に関しては、原爆投下のシーンはまだ放送されていないため、あえて触れる必要はないのかもしれないが、高い視聴率を誇っている人気ドラマだけに「失望した」という声は多く、劇場アニメ版ののん&片渕監督の行動がより目立った形となった。 スペシャルサンクス問題に、広島・原爆の日問題……『この世界の片隅に』をめぐる争いはまだまだ激化するのだろうか。
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社会 2018年08月07日 12時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第282回 生産性向上こそが経済成長の道
少子高齢化による生産年齢人口比率の低下は、わが国に高度成長期並みの人手不足をもたらそうとしている。特に少子高齢化に加えて若者の都心部への流出が続く「地方」の人手不足は、すでに半端ない。 日本商工会議所の三村明夫会頭は7月19日、加藤勝信厚生労働大臣と懇談し、年々、深刻化する人手不足や、若者流出による地方の疲弊などを訴えた。 「各地の人手不足は悲鳴にも近い」 と、三村会頭は発言している。 日商の調査によると2018年は65%の企業が人手不足の状況にあるという。人手不足に陥る企業の割合は、毎年5%ずつ上昇している。しかも政府が「残業規制」を含む働き方改革法を通した。残業時間が規制されることで、納期の遅れや、機会損失が生じる可能性が高い。さらには、大企業が残業時間を厳守することで、中小企業へ「しわ寄せ」が向かう事態も、当然ながら想定できる。 さて、人手不足問題を考える際に、まずは注視しなければならないのは、生産者1人当たりの生産量、すなわち「生産性」である。日本の生産性は、高いのだろうか、低いのだろうか。答えは、少なくともG7諸国の中では「最低」となる。左図(※本誌参照)は労働者1時間当たりの生産性を、購買力平価USドルで比較したものだ。日本の時間当たり労働生産性は、実はG7諸国最低が続いている。(※労働者1人当たり生産性でも同様である) 日本の生産性の低さはマクロ面、ミクロ面で理由が異なる。 マクロ面の生産性は、付加価値の合計(GDP)÷労働者数となる。デフレという需要不足が続いたわが国の生産性が低いのは、マクロ面から見ると当然だ。ミクロ面では、企業や政府が生産性を高めるための投資を怠ってきたことを意味している。特にひどいのが、先日も取り上げた「サービス業」である。 サービス業の資本装備率(1人当たり○万円)は'95年には1310万円だったのが、'16年には何と486万円にまで落ち込んだ。資本装備率が、ピークから4割以上も下がってしまったのだ。デフレ突入後、日本はヒト余りが進み、労働者が買いたたかれる状況が続き、サービス業は次第に「労働集約的」になっていったわけである。資本主義的には退化だ。 結果的に、日本はマクロ面でもミクロ面でも生産性が高まらず、その状況で人手不足に突入した。そうであれば、人手不足に対する回答は1つしかない。もちろん、生産性向上のための投資をすることだ。 もっとも、デフレで疲弊した企業が生産性向上の投資に踏み込むのは困難である。当然、政府が「需要面」「投資面」と2つの面から生産性向上をサポートしなければならない。 具体的には、 「長期安定的に需要が見込めるよう、財政出動を長期プロジェクトで実施する」 「各企業の生産性向上の投資を税制面で支援すると同時に、政府自らも技術やインフラに投資する(要は長期プロジェクトだが)」 この2つでいいのである。日本の生産性がG7最低ということは、その分、伸びシロがあるとも言える。特に、サービス業はそうである。というわけで、まずは政治家、企業経営者、そしてすべての日本国民が、 「人手不足は生産性向上で解消を」 「生産性向上こそが経済成長の道」 であるという、資本主義国として当たり前のことを再認識する必要がある。ところが、わが国は人手不足を「外国人労働者で解消を」とやっているわけだ。 政府は7月24日に関係閣僚会議の初会合を開き、'19年4月に外国人の新たな在留資格の運用を開始することを決定した。具体的には、技能実習生の在留期間について、農業、介護、建設、造船、宿泊の五分野について5年から10年に延ばすとのことである。さらには、適用業種を5分野以外にも広げていく方針だという。安倍政権は、資本主義に抗う「反・資本主義政権」である。 ちなみに、筆者は別に、 「現在の日本にいる外国人労働者は、全員、追い出すべきだ」 などと、移民排斥を主張しているわけではない。 留学生や技能実習生が担っている分野は、速やかに生産性向上のための技術投資、設備投資を実施し、期限が来たら祖国にお戻りいただく。元々、実習生にしても留学生にしても、日本で「学んでいただき」、将来的に彼らの祖国に貢献してもらうことを前提に受け入れているのだ。また、高度人材とやらが担っている分野は、速やかに「日本人」の技術者を養成する必要がある。 そもそも外国人高度人材に頼らなければ、技術不足に陥るなど、わが国は江戸時代に回帰したとでもいうのだろうか。外国の高度人材に頼らざるを得ないなど、まさに発展途上国である。 あるいは、 「日本人がやりたがらない仕事を、外国人に担ってもらう」 などと、移民受入を正当化している人は、二重の意味で差別主義者といえる。特定の職業に対する蔑視と、外国人に対する蔑視があるのではないか。 いわゆる3K仕事にしても、介護産業にしても、技術開発と設備投資で資本装備率を上昇させ、「もうかる仕事」にすればいいのだ。他の人のために尽くす仕事に貴賤はない。誰かに貢献する仕事は、すべて尊いはずだ。それにも関わらず、よくぞ「日本人がやりたがらない仕事」などといった表現ができるものだ。 日本は、これまでの3K仕事や介護職などに就き、一生懸命働けば、やがては車や家を建てられる国を目指すべきだ。そして、日本はそうなることが可能なのである。 それにも関わらず、日本は「人手不足を外国人で」などとやっている。 日本の人手不足は、生産性を引き上げるための投資で補わなければならない。繰り返すが、それが資本主義国の王道なのである。生産性向上こそが経済成長の道だ。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能 2018年08月07日 11時30分
「じじいが追いついていない」マツコ、学校のクーラー設置問題に苦言 批判的な中高年はまだ存在するのか
タレントのマツコ・デラックスが6日放送の『5時に夢中!』(TOKYOMX)に出演し、猛暑の対策についての中高年の意見に苦言を呈した。 この日の番組では、猛暑の影響で学校のクーラー設置が進んでいることを紹介。そして、それに対する意見として中高年から「甘えだ」などという厳しい声があることを伝えていた。 これを受け、マツコは「今いろんなものが意識を新しい時代にシフトしていかないといけないのに、じじいが追いついていってないよね」とコメント。そして、「理屈じゃない」と批判した。さらに、社会は変わるものだから、それに順応する柔らかい頭になることが大事とし、「できない人はもう多分無理」「こいつらが子供の頃に比べて、尋常でない暑さになっているの知ってるわけじゃん。感情はまた別」とぶった切った。 このマツコの発言に対し、ネット上では「その通りです。50年前とは比べものにならない」「高齢者はクーラーは贅沢品だと思ってる」「精一杯やるのと過酷な環境で無駄に苦労するのは別問題」といったマツコの意見に賛同する人が続出。さらには、「僕らは10代の頃、旧世代のオッサン共を『頭が固い』『俺らのことわかってない』とか言ってましたが、ブーメランになって帰ってきました」「エアコンの事しかり、生き方働き方の事しかり、部活動の在り方しかり。自分は柔らかい考え方を持っていたいと思う今日この頃」とマツコの言葉に考えさせられる人まで出て来た。多くの人がこの問題と向き合うきっかけになったようだ。 一方で、「最近はそうでもない人が多い気がする。高齢者も最近の暑さは異常って言っている」「そんなこという人そんなにいないと思う。叩きたいだけ」と、番組に対して疑念を抱く人もいたようだ。 確かに、最近では各所で猛暑の対策を呼び掛けており、これまで我慢することを美徳としていた多くの人の意識が変わってきたようにも思う。だが、熱中症による事故が相次いでいることは事実だ。そう思うと、今回番組で取り上げ、マツコが意見したことは少なからず意味のあることであっただろう。
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社会 2018年08月07日 08時00分
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 麻生太郎・千賀子夫人(下)
新婚生活を満喫していた代議士2期生の麻生太郎は、その甘い夢を結婚わずか1カ月で打ち砕かれた。昭和58年(1983年)暮れの3期目の選挙で、よもやの落選となったからであった。 落選した麻生が、まず再起への教えを乞うたのは、「選挙の達人」田中角栄元首相であった。田中はここで、選挙のノウハウを厳しく諭した。 「鼻を空に向けているような奴は、選挙民は相手にしなくなる。死にもの狂いで地元を回ることだ。戸別訪問3万軒、5万人と握手せよ。そして、辻立ち(=街角での演説)を毎日やれ。選挙に僥倖などはない。甘く見るな」 “超セレブ”、人に頭を下げるなどは滅相もなかった麻生だったが、さすがにこれを実行した。まさに「人生最大の挫折」感を味わった瞬間でもあったのである。 一方の妻・千賀子は、どうだったか。「令嬢」から一変、見事に「根性妻」に変身してみせたのだった。麻生の“再起戦”を取材した政治部記者の、こんな証言が残っている。 「当時、選挙区の炭鉱の町として知られる筑豊あたりは、まだまだ“川筋気質”が強かった。とくに、男性はガラッパチで威勢よく、飾らない気質の人が多かった。ために、土地の人以外はあまり受け入れてくれない空気がある。ここで、千賀子夫人の“根性”を見ましたね。 父親(=鈴木善幸元首相)の地元は岩手県だが、東京育ちの夫人は東京弁を品良く話してもなかなか受け入れられないのを知ると、一念発起で“筑豊弁”を勉強、マスターしてしまったのです。例えば、鮮魚店を見つけると、筑豊弁で『私も岩手の魚屋の娘です』などと、腰を90度に折って挨拶していた。夫人が地元に受け入れられたことでの、麻生の“再起戦”の勝利だった」 以後、この「根性妻」が麻生の選挙を長く守り続けた。これには、地元記者の次のような証言もある。 「麻生は徐々に出世の階段をのぼっていったこともあり、忙しくてなかなか地元に帰れない中、夫人がよく地元に帰ってきていた。行事ごとは一人で切り盛り、田植え、稲刈りのときなどは車に長靴を用意しておき、田んぼに知った人を見つけると靴をはき替えて『お元気!』などと言いながら田んぼに入り、握手をするなど“全力投球”だった。地元では、『夫人あっての麻生。あの夫人なくば、以後の麻生はなかった』の声がある」 ちなみに、東京の自宅でも、麻生が遅く帰っても家の玄関で出迎えるのが千賀子であった。昨今の世のカミサンのように、ダンナの帰りが遅いからと鼻チョーチンを出して先に寝てしまうのとは雲泥の差である。 さて、3期目の当選を果たしたあとの麻生は、まずは順風満帆で出世の階段をのぼっていった。経済企画庁長官、外務大臣、自民党幹事長と要職に就き、その間、3度も自民党総裁選にチャレンジしたが、これはいずれも敗れている。シブトイのも麻生の身上で、前任首相の福田康夫が政権を放り出したことで、その後釜としてついに自民党総裁(首相)に選出されることになったのだった。平成20年(2008年)9月である。 しかし、麻生内閣は積極的な景気対策へ舵を切ったものの、消費税論議で自民党内が二分されるなどで支持率が低迷、翌平成21年7月、起死回生のため衆院を解散することになる。総選挙は「歴史的大敗」となり、麻生政権は1年足らずで幕を引くこととなった。と同時に、自民党長期政権は崩壊、政権は野党の民主党の手に渡ったが、この民主党政権も政権担当能力なしの馬脚を現わしたことで、民主党政権崩壊後、小泉純一郎退陣を受けて首相の座に就いたものの体調不良で政権を投げ出していた(第1次政権)安倍晋三が再び政権に就き(第2次政権)、安倍は今日、戦後3番目の長期政権となっているというのが“近政治史”ということになっている。 一方、麻生は、その安倍第2次政権以降、舌禍ぶりは相変わらずだが、現在、副総理として内閣の「屋台骨」の位置付けにある。兼財務大臣として、例の「森友」に関する決裁文書改ざん問題で揺さぶられたが、責任問題などどこ吹く風、弟子格の岸田文雄政調会長の「出番」を模索、「キングメーカー」たるを睨んでいる。 また、帽子をナナメにかぶった姿はなかなかシブく、米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、「ミスター・アソーは“ギャング・スター”みたいだ」と報じたものだった。なんとも似合いすぎるのである。思うのだが、日本のヤクザ映画に高倉健、松方弘樹といったスターはもはや不在、麻生が俳優に転じればかなりイイ線いけるのではないか。だが、「キングメーカー」の魅力には勝てないということではないか。 「根性妻」「賢夫人」の名前をほしいままにした、言うなら「猛妻」千賀子夫人の現在の心境はいかに、と知りたいところではある。=敬称略=(完)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材48年余のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『決定版 田中角栄名語録』(セブン&アイ出版)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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