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社会 2008年09月13日 15時00分
金正日総書記「重病説」のウラに新・軍事行動説
金正日総書記の「重病説」が世界中を駆け巡ってから、きょう13日で5日目になる。金総書記の安否については「重病説」「死亡説」「回復説」などさまざまな情報が乱れ飛んでいるが、どれも確定的なものではない。そんな中、北朝鮮が新たな軍事行動に出るとの観測も流れている。軍事パレード欠席は何らかのサインなのか。いったい北朝鮮で何が起こっているのか、これまでの経緯と今後の行方を追った。 重病説の口火を切ったのは、韓国紙・朝鮮日報だった。同紙は9日午前、中国駐在の韓国大使館関係者の話として「金総書記が先月22日に(健康悪化のため)倒れた、という情報を入手した」と速報。同日午後に予定されていた北朝鮮建国60周年の軍事パレードに金総書記が姿を現さなかった場合は「健康に深刻な問題があるものとみなければならない」とした。 実際、パレードに金総書記の姿はなく、重病説はまたたく間に世界中に広がった。 その後、金総書記の病状についてはさまざまな憶測が流れている。韓国大統領府は10日、「脳血管疾患による脳卒中から回復中であり、現時点で深刻な状況ではない」と発表。これで落ち着くかに見えた。 ところが11日、金総書記の三男・正雲氏の身に致命的な危険が生じ、精神的ショックを受けたことで金総書記が倒れたとする“新説”が登場。情報は錯そうし、その真相をめぐって依然として迷走状態が続いている。 重病説自体がカモフラージュで、近く北朝鮮が軍事行動に踏み切るのではないかとの観測もある。米朝関係は核問題をめぐって混とんとした状態が続いている。 一時は米国が北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除を行うとし、それを受けた北朝鮮が核関連施設を派手に爆破するなど、解決に向け順調に進んでいた。 しかしその後、「核検証手続き」と「指定解除」のいずれを先にするかでこじれ、米国は先月11日に実施予定だった指定解除を先延ばしすることを表明。反発した北朝鮮は「核施設の無能力化措置を中断する」との声明を発表した。 北朝鮮事情に詳しい評論家の河信基氏は「米朝関係が停滞したままであれば、来月10日の朝鮮労働党創建記念日に正規軍が登場し、そのままミサイル・核実験再開へと突き進む可能性がある」と警鐘を鳴らす。 今回、北朝鮮は軍事パレードに正規軍ではなく、民兵組織を参加させている。それについて河氏は、「今後の行動を暗示する北朝鮮流のメッセージだ」と指摘する。アーミテージ元米国務副長官が9日に「個人的には北朝鮮が近いうちにミサイルを発射すると思っている」と語ったことも見当外れには聞こえない。 AP通信は10日、北朝鮮が新たに長距離ミサイル発射施設の建設を進めているとし、米情報当局者の話として「いつでも使用可能な状態」と報じている。この施設が近々使用されないという保証はどこにもない。 北朝鮮は2006年にミサイル発射実験、核実験を相次いで行ったが、その際も金総書記の動静が途絶えたことがあった。今回も金総書記は健康体で、策を弄するために籠っているとも考えられる。 「重病説」「軍事行動暗示説」のいずれも現状では不確かだが、北朝鮮情勢に不穏な空気が漂っていることは確かだ。○新たな長距離ミサイル発射基地建設中 韓国筋の事情通によると、北朝鮮が新たに長距離ミサイル発射基地の建設を進めているのは同国西海岸エリア。「ポンドン里という静かな集落で、8年以上前から大型建機を持ちこんでひそかに建設に着手している。最先端兵器を集中させる狙いのようだ」(事情通)という。 衛星写真を民間専門家が分析した結果、新施設建設が進行していることが裏付けられた。米情報当局もその存在は把握している。発射台のほか、ロケットエンジンのテスト施設などもあり、より大型のミサイル発射や短時間での連続発射も可能とみられている。 北朝鮮は06年夏、東海岸の咸鏡北道花台郡舞水端里のミサイル基地から長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を発射した。新施設はこのミサイル基地より大規模で、設備なども充実しているもよう。専門家は「北朝鮮が弾道ミサイル開発を続けている明確な証拠」と指摘する。 韓国の李相喜国防相もこの情報をキャッチしており、「工事は概ね80%まで進んでいる。注視しているところだ」と事実認定。新施設の正確な位置関係は明かしていないが、韓国メディアは北朝鮮北西部の平安北道鉄山郡だと報じている。
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社会 2008年09月13日 15時00分
小泉元首相が唐突に小池支持表明 石原知事は“何も言えねえ”状態突入
自民党総裁選(22日投開票)でぶきみな沈黙を守ってきた小泉純一郎元首相(66)は12日、小池百合子元防衛相(56)の支持を表明。前日の「何も言えねえ」発言から一転した。長男の伸晃元政調会長(51)が立候補している石原慎太郎都知事(75)は同日の定例会見で、プッシュする候補について“何も言えねえ”状態に突入していることを明かした。さて麻生太郎幹事長(67)の圧勝ムードは動くか? さすが変人!と言うべきかもしれない。小泉氏が舌の根の乾かぬうちに態度をコロリと変えた。 小池氏の選対本部に届いたメッセージは「小池総裁なら小沢民主党といい勝負ができる」というもの。 前日11日夜、新人議員のセミナーに出席した際には「5人の候補者はみな小泉内閣の閣僚。この時点で『だれを(推す)』と言うのは、ちょっとちゅうちょしている。北島選手じゃないけど、何も言えねえ」とやって爆笑を誘ったばかり。それから1日とたたず小池氏支持を表明したわけだから、摩訶不思議な話である。 いずれにせよ、小泉氏の援護射撃を待ち望んでいた小池氏にとっては追い風になった。国民的人気を背景にいまも小泉チルドレンをはじめ政界に影響力を持っており、ムードを一変させる可能性を秘めている。なにより政局好きでサプライズ好きだから、対立候補陣営に与える心理的プレッシャーも相当なものだろう。 さて、小泉氏が小池氏支持を明らかにしたのは12日午前のこと。前日夜からこの間に表立ってあったことといえば、読売新聞の同日朝刊でかつて政務秘書官を務めた右腕・飯島勲氏がインタビューに答えている。 飯島氏は昨秋の総裁選をめぐり、小泉氏とけんか別れ。敵対関係にあった福田康夫氏を小泉氏が支持すると表明したことで「もうついていけない」となったからだ。その飯島氏が紙上で「与謝野氏支持」を表明し、小泉氏がどの候補を応援するかについて「(応援は)ないでしょう。沈黙していても誰かに投票するでしょう」などと答えた。結果的には読みは数時間ではずれたことになる。 一方、石原知事発言は、各候補による論戦が始まったことを踏まえ、記者団からあらためて質問を受けて答えたものだ。 「そんなこと、自分の息子がいま頑張っているんだからね…」と述べつつ、すんでのところで具体名を挙げるのを避けた。 「ここでまた『息子』と言ったら、『親バカ』って言われるし。俺は何も言わないのに、週刊誌見たら『親バカ』って書かれている(笑)。アタマくるけど。それ(具体名)はやっぱり言わんほうがいいでしょう。まあ結論はなんか出てると思いますけどね」 麻生氏圧勝ムードのなか、直接投票数には結びつかないものの、伸晃氏は各紙世論調査で首相にふさわしい候補として2番手につけている。 一方、各候補の掲げる政策については、まず国家公務員や議員定数の削減などに取り組むべきとし、「そういう合理化もしないで何を説いたって、あんまり国民に訴えてこないと思いますな」とぴしゃり。さらに「地方分権について誰もモノを言わないですな。やる気があるのかないのか、どうやって変えるかってことも、若いこれからのリーダーたらんとする人たちだったら言及してもらいたい」と注文をつけた。 石原氏は先週5日の会見で「そりゃ親だから声援はしますよ」「あれは2世(議員)じゃない」などと述べていた。 麻生氏優勢はそう簡単に覆りそうもないが、次は誰が“何も言えねえ”状態になるか?
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社会 2008年09月13日 15時00分
2016年東京五輪招致にAKB48投入 狙いはヲタク層取り込みか
2016年五輪招致を目指す東京都が、秋葉原で超人気のアイドルグループ「AKB48」を招致活動に投入し、世論形成力のある“ヲタク層”らの取り込みを狙っていることが12日わかった。 同日、新時代のラジオ体操ともいうべき「TOKYO体操」を都庁内で発表。AKB48はこの体操を普及させるイメージリーダーに就任、若い世代のスポーツ熱を高めるのに一役買う。 石原慎太郎知事(75)は「オリンピック実現に向けたキャンペーンの手立てになれば」と期待を込め、アイドルらと何度も決めポーズをとった。 AKB48の大島麻衣(21)、大島優子(19)、倉持明日香(19)、戸島花(20)、秋元才加(20)、さらに“メタボ中高年代表”の漫画家・蛭子能収(60)が実技を披露。ゆる〜いリズムに乗せた体操は、ダンス風エクササイズと座って行う2パターンあり、高齢者や運動不足のおじさんでも楽しめそうだ。西城秀樹の「YMCA」よろしく、「T・O・K・Y・O」などと踊る。 大島麻衣は「東京オリンピックで踊れたら楽しいな。盛り上げていきたい」とやる気満々。 石原知事は発表直前、記者団に「私はもっと激しい運動してますから、あんなものやりませんよ」と豪語していたものの、カメラマンによる再三の決めポーズ要求にへばっていた。
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スポーツ 2008年09月13日 15時00分
DREAM 秋山成勲柔道復帰プラン 石井慧にもエール
“反骨の柔道王”秋山成勲が新たな野望を抱いている。12日には都内ホテルで「DREAM.6」(23日、さいたまスーパーアリーナ)のカード発表に出席。無名の対戦相手との一戦に決意表明したが、どうやらその一方で総合格闘技界随一の注目度を誇る男には現在、MMA以外に「柔道界復帰」なる夢計画があるという。 反骨魂がくすぶっていた。 23日に行われる「DREAM・6」(さいたまスーパーアリーナ)に参戦する秋山はこの日、対戦カード発表に登場。黒いシャツに、黒いサングラスをかけたハリウッドスターばりのスタイルで姿を現し、対戦が決まった正道会館の空手家・外岡真徳と会見に臨んだ。 DREAMの7月大会で柴田勝頼を撃破した後、すぐさま同大会での田村潔司戦を熱望。だが、田村の手の負傷が回復しきれなかったことから、今回は外岡との対戦に臨むことになった。 秋山は「田村選手とできないなら、今回はやめようとも思いました。でも田村選手より外岡選手の方が打撃はすごいので闘ってみたいと思った。打撃でも打ち合いたい」と意気込んだ。 秋山にとって知名度やMMA戦績からも、格下外岡との闘いは勝って当然の一戦。無名の相手の挑戦を受けて立つ闘いに過ぎず対戦意義を見い出し難いが、なぜか反骨の柔道王のモチベーションは高い。会見でも「今はとにかく試合をやりたい気持ち」と言って目をギラつかせる。 それもそのはず。秋山は8月に行われた北京五輪の柔道を、韓国でテレビ解説者として観戦。その際に「柔道をやりたい」「柔道の試合したい」などという気持ちが芽生えた。そればかりか「できれば柔道出身の総合格闘家で集まって実業団の試合に出れたら良い」という野望も抱いた。柔道界に復帰する青写真があるというのだ。 また、北京五輪の柔道金メダリスト、石井慧についても言及。「彼は直の後輩なんですけど、良い筋肉持ってるし、もし総合格闘技に来てもリズム感さえ合えばいける」とその資質に太鼓判を押すなど、柔道話に花を咲かせた。 柔道での新たな野望を口にした秋山。反骨魂をむき出しにした男は、今後どんな闘いの軌跡をたどるのか。まずはDREAMリングでの奮闘に期待したいところだ。
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スポーツ 2008年09月13日 15時00分
新日本プロレス 山本尚史が新日プロ退団、米WWE入り
海外武者修行に出ていた新日本プロレスの山本尚史が12日、都内の同事務所で会見。セルリアンブルーのマットを退団し、米WWEと3年契約したことを発表した。 2007年11月の東京・後楽園ホール大会で壮行試合を行った後、「新日本の契約を切って行くぐらいの気持ちで、向こうで頑張ります」と言い残して海外武者修行に出た山本。この日は今年2月末で同社を退団したことに加え「4月にWWEのトライアウトを受けて合格し、WWEの所属選手になりました」と米メジャー団体入りを表明した。 今後については「新日本に未練はない。WWEではファーム(2軍)からのスタートなので、まずは上にあがること。そしてレッスルマニアに出たい」と目標を掲げた。なお、会見では昨年6月に結婚して第一子の女の子が誕生したことも発表した。
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スポーツ 2008年09月13日 15時00分
ノア モハメド・ヨネが健介を再襲撃予告
プロレスリング・ノアGHCヘビー級選手権次期挑戦者のモハメド・ヨネが、王者・佐々木健介の再度闇討ちを示唆した。 森嶋猛が破れ、団体の至宝が健介オフィスに流出してしまったノア。この状況に危機感を覚えたヨネは、7日の健介オフィス道場マッチに乱入し、健介を襲撃。強引に次期挑戦権を獲得したが「襲うのはリング上だけじゃないかもしれない。道場で練習している時に突然行くかもしれない」と再襲撃も辞さない構えだ。 その一方で「もしかしたら襲わないかも。予告することでいつでも緊張感に縛られて、相手を疲れさせる効果もある」。タイトルマッチに向け、陽動作戦を仕掛けるヨネは殺気を漂わせている。
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芸能 2008年09月13日 15時00分
「したまちコメディ映画祭in台東」11月21日開幕
「したまちコメディ映画祭in台東」(略称・したコメ)が11月21日(金)〜24日(祝・月)に開催される。 これは、東京初の国際コメディー映画祭で、日本のコメディー発祥の地といわれる浅草と、芸術・文化施設が集合している上野を中心に開かれるもの。 コンセプトは「映画」「したまち」「笑い」という3つの要素を掛け合わせてコメディを多角的な視点から楽しもうという企画だ。浅草在住のいとうせいこう氏を総合プロデューサーに迎え、面白い仕掛けが盛りだくさんだという。 本祭に先駆け、あす9月14日にプレイベントが行われる。上野恩賜公園内の不忍池水上音楽堂で午後1時開場の「若手芸人オーディション」。これは11月の本祭への出場権とグランプリ賞金をかけて若手芸人たちがバトルを繰り広げるというもの。入場無料。 同じく18時からは「声優口演inしたコメ」として、キートンの映画「探偵学入門」、チャプリンの「犬の生活」に羽佐間道夫、山寺宏一、井上喜久子の3人のプロの声優がアテレコライヴで挑むというもの。こちらは当日券2200円。全席指定。 この企画は第21回東京国際映画祭提携企画だ。 会場はJR上野駅しのばず口徒歩7分。
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芸能 2008年09月13日 15時00分
藤原紀香 若妻の色香
女優の藤原紀香(37)が12日、東京・丸の内の丸ビルで開かれている日本赤十字社の活動写真展「シュンドル ゴナ(美しい村)」のオープニングセレモニーに出席し、艶やかな若妻の色香をみせつけた。 赤十字広報大使として世界各国で活動する紀香は「これからも現場主義でいきたい」と熱血宣言。写真展は21日まで開かれている。
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その他 2008年09月13日 15時00分
匠悠那ちゃん大特集予告
内外タイムス9月15日号(9月14日発売)に匠悠那ちゃんの大特集をカラーで掲載します。 <プロフィール>9月20日 北海道生まれ血液型:AB型スタイル:T165 B90 W61 H88デビュー:2003年9月21日「渋谷道頓堀劇場」において趣味:カラオケ、買物、犬と散歩初エッチ:13歳性感帯:首筋、耳所属:道頓堀劇場 <スケジュール>20日まで「渋谷道頓堀劇場」9月21日〜30日「東大阪・晃生ショー劇場」10月21日〜31日「渋谷道頓堀劇場」11月1日〜10日「DX歌舞伎町」 みなさん応援よろしく!
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社会 2008年09月12日 15時00分
主役食った!? 丸山議員KYサングラス応援演説
自民党総裁選(22日投開票)は11日、東京・渋谷駅ハチ公前で5候補そろい踏みで街頭第一声。麻生太郎幹事長(67)、与謝野馨経済財政担当相(70)、小池百合子元防衛相(56)、石原伸晃元政調会長(51)、石破茂前防衛相(51)が約5000人の聴衆を前に党再生を誓った。各候補とも党内から応援弁士を立てたが、与謝野氏を応援する弁護士の丸山和也参院議員(62)はマフィア気取りのサングラスにキャップという奇抜なスーツ姿で登場。有権者からは「ありゃ全然反省しとらんわ」とあきれる声が続出した。 自民党支持者で杉並区在住の60代男性は「サングラスで有権者の前に立つ神経を疑いますよ。福田首相の唐突な辞任でこれだけ批判を浴びているのに、全然反省の色が見られない。自民党は終わったと思う」とタメ息をついた。 町田市の主婦(52)は「丸山さんはタレント気分が抜けていないんでしょう。サングラスでカッコつけてどうしたいのか?テレビに出ているころは好きだったけど、演説内容も全くおもしろくありませんでした」と不快感をあらわにした。 午後3時半すぎ、ハチ公前で候補者登場を待つ群衆の目を奪ったのは丸山氏だった。ベージュ系のスーツに黒いキャップ、マフィアが好みそうなサングラスをかけたスタイル。街宣車の壇上から白い歯をのぞかせ、ガッツポーズまで見せつけた。 現役の国会議員がグラサン姿で応援演説に立つなど前代未聞。これには報道陣ばかりか、各候補を応援するため集まった自民党支持者らも呆気に取られるしかなかった。 石原氏には深谷隆司元総務会長(72)、小池氏には佐藤ゆかり衆院議員(47)、麻生氏には島村宜伸都連最高顧問(74)、石破氏には鴨下一郎厚生労働副大臣(59)がそれぞれ応援に駆け付け、きわめてまじめな推薦の弁を述べた。しかし丸山氏は、地味キャラの与謝野氏を目立たせようとしたのか、肩に余計な力が入ってしまった。 司会者から「まるやままさや」と名前を間違えて紹介されると、すかさずズッコケながら「ちょっと、ちょっと、まるやまかずやでございます。『行列(のできる法律相談所)』の弁護士です」とツッコミ。これでエンジンがかかった。 「私もみんなから推薦人になってくれと言われた。悩んだ末に与謝野さんに決めた。数年前、与謝野さんはがんになりました。無理のない余生を送ろうというのが人情ですよ。ところが『俺の残った命を日本のために捧げたい』と。そんなにいい顔してないし、まあ、ほかの候補も小池さん以外はいい顔してないけど」 完全にスベった。人情に訴えたいのか、おふざけなのかさっぱり分からない。痛々しかったのは、冷笑を浮かべる聴衆までいたことだ。次第に語調は荒くなり、最後は「人気取りじゃない!悲痛な叫びなんです!」などとかすれ声で絶叫した。サングラスで登場しておいて、今さら説得力があろうはずもない。 昨年秋の総裁選、「福田VS麻生」でも渋谷ハチ公前で街頭演説対決があった。1万人以上を集めた昨年に比べて明らかに人出が少なかった。 自民党は、この日の聴衆を約5000人、最大ピーク時約8000人と発表したが、足早に通り過ぎる人も目立ち、少ないときはせいぜい3000人程度だった。それだけ有権者の自民党を見る目は厳しく、各候補と応援弁士はそうした空気も読んで混乱の謝罪と党再生を誓った。さすがの丸山氏も演説中はサングラスを外したが、空気は全く読めていなかった。 もっともKY弁護士どうこう以前に、各候補の演説も“総裁選後”を見越して迫力に欠けた。投開票日まで全国各地で街頭演説バトルが続くが、早くも候補者乱立の勢いはしぼみ始めている。○石破氏「私は忠犬ハチ公に」 福田首相の突発辞任の謝罪と、党改革&再生は全候補共通のキーワードとなった。優勢が伝えられる麻生氏は、両脇に並んだ候補を「みなさん多彩。年配の方(与謝野氏)、若い方(石原氏)、女性の方(小池氏)、防衛ヲタク(石破氏)」と紹介し、最後に「漫画ヲタク」と自分を指差すパフォーマンス。 小池氏は「最近の都市部の暑さは尋常ではない」などと地球温暖化対策への取り組みを訴えた。石原氏は「マネーゲームにうつつをぬかしている人だけが札束を手に入れることができる今の経済の仕組みはおかしいんじゃないか」と力説。与謝野氏は「心配なのは10年後、20年後。日本の経済はしっかりしているか」と疑問を投げかけた。 おもしろかったのは石破氏だ。「防衛庁長官になったとき、『あなたは動物に例えると何ですか?』と聞かれた。あまりかっこいい動物に例えて実体と違ってもよくない。『できれば忠犬ハチ公のようでありたい』と答えたことをよく覚えています。私はあのハチ公の話がとても好きです。来る日も来る日も、ご主人の帰りを待ち続ける。いまでも読むと涙が出ます。われわれも国民、主権者に忠実でなければならない。このハチ公の前で話をさせていただく、そのことをとても感慨深く思います」と話した。
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