阪神
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スポーツ 2020年02月10日 11時59分
阪神、鳥谷の後釜は42歳の福留? 過去2年の主将経験、その裏で次期リーダーと目される“コミュ力抜群”の若手も
「鳥谷ロス」により、矢野阪神にビミョ~な変化が見えてきた。 2月8日、中日と練習試合が行われた。同点で迎えた9回、“新リーダー候補”の一人である北條史也が会心の一撃を左中間スタンドに放り込み、チームを勝利に導いた。 「同学年の木浪聖也とショートのレギュラー争いをしており、負けられないという意地もあるようです」(現地入り記者) 阪神OBを始め、大阪方面で活動しているプロ野球解説者の多くから聞かれたのは「北條はもっと出来る」の声。走攻守に優れ、入団当初から将来を嘱望されてきた選手である。なぜ改めて、北條に注目が集まったかというと、長く阪神を牽引してきた鳥谷敬氏の退団を受け、「新リーダーになるのでは?」とも期待されていたからだ。 「北條の周りには常に人が集まってくるというか、リーダー的な資質も持った選手です。通常、ピッチャーはピッチャー同士、野手は野手同士で固まることも多いんですが、北條は投手陣のグループにも自分から飛び込んでいきます」(阪神OB) そんな新リーダー候補の言動だが、このチームを勝利に導いた練習試合の前日、こんなことがあったそうだ。 「ライバルの木浪とどっちがショートの守備につくかで、ジャンケンをしたそうです。木浪が勝ったので、スタメン・ショートを譲り、北條は指名打者。試合途中からショートの守備に入りました」(前出・現地入り記者) ジャンケンで決めたと聞くと、レギュラー争いの緊張感がないような…。性格的にまだ子どもみたいなところもある。とは言え、チーム内でギスギスするのも宜しくない。どちらが“正遊撃手”で勝利しても、同じチームの一員としてやっていこうと思っているのだろう。 しかし、当面の間、チームリーダーは北條ではなく、福留孝介が務めていくのではないだろうか。 「早出特打ち、ランニングなど42歳とは思えないほど精力的に動いています」(前出・同) 鳥谷氏もそうだった。寡黙に練習に打ち込み、後輩たちがその姿を見倣っていたが、「福留はちょっと違う」という。同じ外野手の若手である高山俊が打撃ケージに入ると、自らバッティングピッチャーを買って出る。「右肩の筋トレ」と笑って、100球以上を投げ込む。そして、ボール拾いなどのインターバルの時に「高めのボールを打つ時に…」と、技術的なアドバイスも送っていた。居残り練習にしても、中堅どころに「もう終わりか?」と声を掛け、いっしょにやらせていた。プロ野球解説者がこう続ける。 「福留は17年から2年間、チームの主将を務めました。その間、必ず言っていたのが『トリ(鳥谷氏)の負担を少しでも減らせたら』でした。昨季から主将役を若い糸原に譲り、自分は後方からチームを見守っていました。投手陣は藤川球児がまとめていますが」 糸原も先輩が多いからか、遠慮している感がある。内野ノックで声を出しているのは、大山か、北條。自身は二塁の定位置を守るのに必死だからだろう。 鳥谷が退団し、存在感が増したのが福留だ。北條がまだオトナになりきれず、糸原が遠慮している間、福留に“リアルリーダー”を務めてもらうしかない。今年のトラは、“福留のチーム”に変貌しつつある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月09日 17時30分
鳥谷にもチャンスか、それとも…春季キャンプでテスト入団に漕ぎつけた選手たち、育成からMVPに成り上がったケースも
昨シーズン限りで阪神を退団し、オフシーズンはその去就がたびたび取りざたされた鳥谷敬。しかし、新たな所属先が決まらないまま、球界は早くも2月のキャンプインを迎えている。 現在に至るまで状況が進展しなかったこともあり、「もう引き取り手はないのでは?」、「獲得してもメリットがないと見られているのでは?」と見る向きも強まりつつある鳥谷。しかし、球史を振り返ると、春季キャンプ中にテストを受けて新天地に入団し、その後一軍の戦力としてチームに貢献した選手は存在する。 2017年の春季キャンプで楽天にテスト入団した久保裕也は、巨人(2003-2015)、DeNA(2016)でプレーした14年間で主に中継ぎとして427試合に登板。DeNAでプレーした前年は「9登板・0勝0敗・防御率5.25」と振るわなかったが、4日間にわたった入団テストでは自分の実力をアピールすることに成功した。 2017年に血行障害の影響で一時育成契約となった時期がありつつも、現在まで楽天に所属し続けている久保。3年間で合計74試合に登板しており、昨年9月15日オリックス戦では通算500試合登板という節目の記録も達成している。 2007年のキャンプで中日に入団した中村紀洋は、それまで近鉄(1992-2004)、ドジャース(2005)、オリックス(2006)の3球団でプレーし、通算319本塁打をマークしていた長距離砲。中日入団当初は支配下選手ではなく育成選手としての契約だったが、オープン戦を経て3月23日に支配下契約を結んだ。 中村はシーズンでは三塁のレギュラーとして、「打率.293・20本塁打・79打点」といった数字をマーク。また、チームが53年ぶりの日本一となった日本シリーズでは「打率.444・4打点・8安打」とヒットを量産し、日本シリーズMVPにも輝く活躍ぶりを見せた。なお、中村は翌2008年限りで中日を退団するが、その後も楽天(2009-2010)、DeNA(2011-2014)の2球団でプレーしている。 2004年にオリックス・ブルーウェーブを戦力外となった吉井理人は、同年オフに近鉄と合併して新体制となったオリックス・バファローズの入団テストに参加。そこでアピールに成功したことにより、出戻りのような形での再入団を果たした。 前年は3試合の登板にとどまり白星もゼロだった吉井だが、2005年は15試合に登板し6勝をマーク。同年を含め、2007年6月にロッテにトレード移籍するまでに計14勝を挙げるなど、“掘り出し物”といっても差し支えない活躍を見せた。 2004年から2019年まで阪神一筋でプレーし、「2169試合・.280・138本塁打・822打点・2085安打」といった数字を残している鳥谷。ここまでの各報道ではロッテ、中日が獲得を検討している球団とされる一方、阪神に電撃復帰するのではとの噂も聞こえてくるが、果たして春季キャンプの間にチャンスを与える球団は現れるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月07日 17時00分
阪神・藤浪が「一番に話を聞きに来た」 山本臨時コーチの証言に「チームOBには従わなかったのに」驚きの声
元阪神でプロ野球解説者の片岡篤史氏が6日にアップしたユーチューブ動画に、ゲストとして出演した阪神・山本昌臨時投手コーチ。その山本氏が動画内で語った阪神・藤浪晋太郎についての話が、ネット上の阪神ファンの間で話題となっている。 矢野燿大監督のオファーを受け昨年11月の秋季キャンプで臨時コーチに就任し、その後今月の春季キャンプでも引き続き同職を務めている山本コーチ。昨シーズンプロ7年目で初の未勝利に終わった藤浪の復活に向け、精力的に指導を行っていることが各メディアの報道によって伝えられている。 今回の動画内でも、山本氏は藤浪への指導について言及。具体的には投球時における“腕の通る位置”、“右手首の立て方”、“ストライク先行のカウントの整え方”といった部分を修正していると明かしていた。 ただ、それ以上に話題となっているのが藤浪の姿勢・態度についての発言。「最初ちょっと警戒というかね、『藤浪君ってどんな子なんだろう?』って(思っていた)。寡黙なイメージがあった」という山本コーチだが、「(就任して)一番最初に話を聞きに来たのは彼」、「こちらが言う(アドバイスする)とちゃんとした答えが返ってくる」、「非常に(投球を)勉強しているなというのは感じた」と、藤浪の積極的な姿勢・態度を高く評価していた。 この一連の発言を受け、ネット上のファンからは「自分から話聞いてるのか、チームOBには従わなかったのに」、「あの藤浪が他人の言うことを聞き入れているのは意外だな」、「外部コーチの教えなら、しがらみなく受け取れたりするのか?」といった反応が多数寄せられている。 「藤浪はこれまで“周囲の話を聞かない頑固な性格”であることが複数のメディアによって報じられており、過去には能見篤史やメッセンジャー、江夏豊といった阪神の選手・OBも苦言を呈したとも伝えられています。その気難しい藤浪が山本コーチの指導には素直に従っているという点を、意外だと感じたファンは少なくないようです」(野球ライター) 現役時代は中日(1984-2015,2016)一筋でプレーし、「581登板・219勝165敗・防御率3.45」といった数字を残して名球会入りも果たしている山本コーチ。昨シーズンを含めここ3シーズンで計8勝と不振にあえぐ藤浪も、もしかしたら「この人の言うことなら」と心を開いたのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
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スポーツ 2020年02月04日 11時45分
今季の球界は「世紀の大トレード」が起こる? 56年ぶりの五輪イヤー、“4番とエースの交換”の再現はあるか
東京五輪が与えるプロ野球界への影響は――。今季のペナントレースは昨年より9日も早い3月20日に開幕する。そのため、どの球団も実戦形式の練習を前倒しして、オープン戦に突入する。 「サインプレーなどの実戦形式の練習を早めに行うということは、キャンプ序盤でやる個人練習の時間が減ってしまいます。バッターならティー打撃、ピッチャーであれば走り込みなどです。ひょっとしたら、シーズン成績が投打ともにレベルダウンし、エラーの多い一年になるかもしれません」(プロ野球解説者) 前回、オリンピックの行われた1964年の記録を見てみると、パ・リーグ覇者の南海ホークスの年間失策数は144個。確かに多い。とは言え、当時のパ・リーグは全体的に守備難の傾向があり、全6チームが3ケタの失策数をカウントすることも珍しくなかった。しかし、東京五輪がペナントレースに影響を与えたのは本当のようだ。 「64年の五輪は10月。五輪開催前に日本シリーズを終え、興行的に五輪の邪魔をしてはならないということで、ペナントレース全体が過密スケジュールとなりました。実際は日本シリーズと五輪が少し重なってしまい…。選手は過密スケジュールで、心身ともにボロボロ」 当時現役だった年長のプロ野球解説者はそう答えている。 「歴史は繰り返す」ならば、64年の優勝チームと似たチーム編成をしたところが2020年のペナントレースを制するのではないだろうか。ズバリ、64年の優勝チームはパ・リーグが南海、セ・リーグは阪神タイガースだ。 五輪イヤーに南海、阪神がペナントレースを制した勝因を探ってみた。阪神においては、前年オフのトレードが考えられる。阪神は日本中をビックリさせる超大型トレードをまとめてみせた。大毎(現千葉ロッテ)との間で、“4番とエース”を交換したのである。当時、このトレードは「世紀のトレード」と称された。パ・リーグを代表するスラッガーだった山内一弘氏と、阪神のマウンドを守り続けた大投手・小山正明氏をトレードで交換し、その衝撃で日本中の野球ファンが阪神に関心を寄せ、それを勢いに変えたのだ。 「当時の阪神は投手王国でした。小山氏が抜けても、村山実氏、バッキーさんなど他投手が大活躍されていました」(前出・プロ野球解説者) 「トレード」が五輪イヤーのキーワードになるのなら、フリーエージェント補強と人的補償、金銭トレードなどで7人の選手を入れ換えた東北楽天と千葉ロッテがあてはまる。 また、64年の日本シリーズは南海、阪神の間で争われたため、「御堂筋シリーズ」なんて呼ばれ方もした。「関西、大阪が強い」のならば、両リーグ覇者は阪神とオリックスになるのか? また、王貞治氏による「年間55本塁打」の日本記録(当時)が生まれたのも、五輪イヤーだった。令和2年の五輪イヤーに日本記録を塗り替えたバレンティンが王会長のいるソフトバンクに移籍したのは、単なる偶然だろうか。 64年の阪神だが、ペナントレースの最後の3試合で逆転させての優勝だった。昨季も最後の6試合で連勝し、CS進出を決めた。五輪イヤーのキーワードが「波乱」なら、今季の矢野阪神が「御堂筋シリーズ」を再現してくれるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月28日 11時55分
阪神、優勝のカギが藤浪次第なワケ 五輪開催による変則日程、10年で6度の“失敗”は回避できるのか
この「26日間の中断」がプラスに転じる可能性もある。いくつかの条件をクリアできたらの話だが…。阪神・矢野燿大監督が関西圏のテレビ番組に出演し、2020年ペナントレースの展望を語った。「藤浪の復活はあるのか」、「8人の外国人選手をどう使いこなすのか」などの質問に答えていたが、興味深い発言もあった。東京五輪期間中の過ごし方についてだ。 「実戦感覚を失わないようにするのが…」 プロ野球ペナントレースは東京五輪の開催期間前後の7月19日から8月13日までの間、中断される。この中断が明暗を分けると見る関係者は少なくない。 矢野監督は「ペナントレースを2つに分けて、(中断を挟んで)前期と後期があるみたいに考えれば」とも語っていた。そして、実戦感覚を喪失させないため、他球団と練習試合も行っていくとも話していた。 「確かに、球団同士でそういうスケジュールの調整を行っていることは聞かされています。現時点では、興行ではないので、ファンにスタンド席を開放することはできませんが」(NPB関係者) 阪神が予定している練習試合数は9試合。もっと増えるかもしれないという。関係者によれば、阪神はオリックス、そして、埼玉西武やソフトバンクなどとも交渉をしているそうだ。 この「オリックス以外の球団との交渉」が、プラスに転じるか否かを決めるのではないだろうか。「高校野球ですよ。夏の甲子園大会は8月10日から25日の予定で開催されます。阪神が練習試合を行うとしても、甲子園球場は例年通り、高校生に明け渡さなければなりません。他球団は一軍本拠地の球場と二軍施設に分けて、練習試合や調整のための練習を行いますが、二軍施設は二軍選手に使わせないと…。つまり、本拠地・甲子園球場を使えない阪神だけは他球団と事情が異なります。対外試合は『遠征』となりそう」(前出・同) ほっともっとフィールド神戸を確保したそうだが、練習試合で遠征となれば、選手を無駄に疲れさせてしまう危険性もある。 しかし、「中断がプラスに転じる」と見るプロ野球解説者もいた。「近年、阪神は後半戦で勝率を落とし、終盤戦で順位も落としていました。過去10年を遡って見てみると、8月以降、6季も負け越しを喫しています。五輪による中断は、ペナントレースの流れを変えます。8月以降に弱い阪神が休みを挟んで再スタートを切るのはプラスに転じるはず」 後半戦に失速する敗因は、ベテラン選手が多いからだ。「中断=ベテラン選手の休息」と捉えれば、12球団トップのチーム防御率を誇るトラ投手陣が“夏バテ”することはない。 気になるのは、天候だ。ドーム球場を本拠地としない阪神は8月下旬から9月の台風シーズンの影響をもろに受け、連戦となることも多い。後半戦の勝率の悪さはベテラン選手の多さというよりも、連戦による息切れと見るべきであり、「中断」で過密スケジュールとなっている上に、雨天予備日に全て試合が組み込まれるようなことになれば、「休むという恩恵」はゼロになる。「過密スケジュールはセ・リーグの他の球団も気にしています。長いイニングを託せる先発投手が出現するか、圧倒的な力を持つリリーバーが出現すればいいんですが」(ベテラン記者) 藤浪が後半戦以降、戦力になってくれたら、優勝も夢ではない。矢野監督はほかにも関西圏の番組に出ていた。藤浪について何度も同じ質問をされていたが、「いい表情で野球に向き合ってくれれば」と答えていた。藤浪が変則日程の2020年のキーマンとは、皮肉な限りだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月24日 11時48分
阪神・鳥谷、“ケンカ別れした”古巣に帰還? 仲介に動く大物OB、球団が和解に傾いている理由とは
鳥谷敬はどうなってしまうのか? 一部報道によれば、千葉ロッテが獲得を再協議しているとあったが、今のところ、具体的な動きはない。“阪神帰還”の怪情報も浮上してきた。 「このまま、引退するのなら、阪神は鳥谷を功労者として認めて和解をし、セレモニーも行う意味ですよ」(在阪記者) 鳥谷の去就問題が進まない理由として、仲介者の存在も指摘されていた。「年俸や出場試合数に条件がある」とのことだったが、これは鳥谷が関西地区のテレビに出演し、完全否定していた。 こちらは、鳥谷の言葉を信じるとして、気になるのは古巣帰還論だ。 「今シーズンの阪神に不安があるからですよ。ドラフトは高校生中心。戦力の補強は外国人選手ばかり。『助っ人8人態勢』で臨むといっても、一軍戦の試合に登録できるのは4人まで。外国人選手が故障した時のバックアップ要員にすぎません」(球界関係者) つまり、矢野燿大監督がコケた時のことを考えているのだ。 金本知憲氏、矢野監督と2代続けて指揮官が“外様”となった。負け試合が込んでくれば、当然、阪神OBの突き上げは厳しくなる。その時、将来の監督候補がいるか否かによって、阪神関係者の雰囲気は大きく変わってくるという。 「鳥谷と阪神はケンカ別れしたようなもの。和解すれば、鳥谷が監督候補になるのは必至で、生え抜きのOBたちが鳥谷政権の樹立を訴えてくることもあれば、矢野監督のもとでコーチ入閣するという折衷案も出てきます。そういう意味で鳥谷の古巣帰還のウワサが出始めたんです」(前出・同) 独立リーグの指導者がこんなことも話してくれた。2019年のスケジュールが全て終了したあと、鳥谷に連絡を入れたという。 「もし、NPBと契約できなかったら、相談に乗ると…。彼は好人物だから『ありがとうございます』と言っていたが、独立リーグでプレーする気はないと思う」 間もなく、春季キャンプが始まる。キャンプが始まって所属チームが決まらないというのは、致命的だ。いったん、独立リーグのチームでもいいから所属し、それからNPB帰還の方法を模索すべきとの意見も聞かれた。 「一人で練習するよりも、チームの中で練習した方がいい。一人でやる練習には限界があります」(スポーツ紙記者) 目下、ケンカ別れした阪神と鳥谷の間に立てるのは、岡田彰布氏だと目されている。鳥谷が新人だったころの指揮官だ。ただ、岡田氏はハッキリとした物言いをするタイプ。だから、「本当のことしか言わない人」と信頼されていくのだが、鳥谷にとっては聞きたくない言葉も出るかもしれない。独立リーグに行くか、それとも、古巣帰還か。鳥谷にファイナルアンサーを出さなければならない時が迫っている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月22日 21時30分
元阪神・高橋氏がYouTubeチャンネルを開設 「進塁打が一番嫌」プロ生活で培われた投手心理を明かす
中日(2002-2015)、阪神(2016-2019)の2球団で中継ぎ投手として活躍し、昨シーズン限りで現役を引退した元プロ野球選手の高橋聡文氏。22日、その高橋氏が自身のツイッターで、同日にユーチューバーとしての活動を始めたことを報告した。 前日21日に自身のツイッターで、「明日YouTubeデビューします」とユーチューバーデビューを予告していた高橋氏。その予告通り、22日に「チャンネル登録してね」という言葉と共に、『【高橋聡文】ついにYouTube始めました!』と報告し、初回の動画公開をアピールした。 リンク先の動画内で高橋氏は、「みなさんこんにちは、高橋聡文です。今日からユーチューブを始めることにしました」、「どんなタイプのユーチューバーになるのかは楽しみにしといてください。今のところ未定です」と視聴者に向けてあいさつした。 また、高橋氏はリーグ優勝4回、日本一1回の栄光を味わった自身の経験を元に、現役のプロ野球選手へ「優勝を一番に考えて日ごろの練習、試合を戦ってほしい」と熱弁。その上で、自身が考える強いチームの条件を“無死二塁で簡単に進塁打を打てること”とし、「投げてる側からすると(進塁打が)一番嫌です。1死三塁になると少なからず落ちるボールなどは投げづらくなりますし、次の打者が外野フライでも1点入るからです」と投手心理についても述べていた。 この他にも、自身のインスタグラムによくくるという「野球をやっててよかったことは?」という質問に対して小学校時代、高校時代、プロ時代の3つに分けて答えたり、「もし『こんな話が聞きたい』とか、『こんなことしてほしい』っていうことがあれば、ぜひコメント欄などでコメントしてください!」と視聴者からの質問も募集していた。 今回の動画のコメント欄には、「昨日の予告から楽しみにしてました!もちろんチャンネル登録もしました!」、「試合中のブルペンではどんな会話をしてましたか?」、「仲いい選手をゲストに呼んでトークしてください!」といった視聴者からのコメントが多数寄せられている。 2018年4月24日に高木豊氏(元大洋、横浜他)がOBとして初めてチャンネルを開設して以降、続々とユーチューブに参戦しているプロ野球OB。その仲間入りを果たした形の高橋氏だが、これからどのような内容の動画をアップしていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高橋聡文氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/akifumi0529高橋聡文氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCqQFVQTo9nMfXUwlNi9q86g
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スポーツ 2020年01月10日 11時40分
阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
正規のコーチスタッフは、やるせない気持ちでいっぱいではないだろうか。 阪神がスタッフミーティングを行った(1月8日)。どの球団もそうだが、この時期に一、二軍の全首脳陣を集め、春季キャンプにおける選手の「一軍か、二軍か」の振り分けを決める。今年は東京五輪が開催されるため、その期間中、ペナントレースがいったん中断となる。そのため、開幕戦が例年よりも約一週間、前倒しとなる。キャンプのスケジュールも実戦形式の練習を早める必要があり、調整の遅いベテラン、注目の新人選手をあえて二軍スタートにするなどの配慮が行われている。スタッフミーティングとは、意思統一と確認の場でもあるのだ。 そんな全首脳陣が結束を固める会合の場で、衝撃的な決定もされていた。 「外部からの協力者がさらに増えることになりました」(球界関係者) 同関係者によれば、今季8人にまで膨れ上がった外国人選手のことが話し合われ、彼らとのコミュニケーションを円滑に行うため、駐米スカウトにキャンプに同行してもらうことになったそうだ。 駐米スカウトとは、阪神での在籍経験も持つアンディ・シーツ氏と、ジェフ・ウィリアムス氏の2人。状況次第では4番もあり得るとされるジャスティン・ボーア内野手や、ジェリー・サンズ内外野手の他、ジョン・エドワーズ、ジョー・ガンケル、ロベルト・スアレス投手の3投手が新たに加わり、先発の一角を担うだろうオネルキ・ガルシア投手とも契約を延長した。シーツ、ウィリアムス両氏はキャンプ常駐ではないが、長時間の練習など日本球界の習慣や阪神の雰囲気を説明するという。 関西地区で活動するプロ野球解説者がこう続ける。 「阪神フロントは『矢野監督は外国人選手とのコミュニケーションが巧くない』と見ています。サポートするつもりで、シーツ、ウィリアムス両氏のキャンプ訪問を決めたのだと思います」 しかし、今春のキャンプでは山本昌氏が昨秋に続いて臨時コーチを務めることがすでに決定している。山本氏の指導が好評だったことは繰り返すまでもないが、こんな指摘も聞かれた。 「昨秋キャンプ中、投手陣への指導内容を統一させる意味で、現任コーチは『練習中、口を挟んではならない』と通達されていました。今春キャンプもそうなるんですかね?」(前出・関係者) 山本氏と阪神の福原、金村両一軍投手コーチが異なる指導をしているのではない。選手側に伝わる言葉のニュアンス、捉え方があるので、その誤解を生じさせないために、昨秋キャンプでは山本氏に一本化させたのだ。 外国人選手には活躍してもらわなければ困る。投手陣の飛躍のためにも指示系統の一本化は必要だ。とは言え、これでは、現任コーチの存在意義がないのも同然だ。 「臨時コーチや、キャンプ期間中の協力者はあくまでも『外部の人』。ペナントレースの勝敗に責任を持つ必要はありませんからね」(ベテラン記者) 関西地区では「山本氏のコーチ就任の待望論」も出ているそうだ。今春キャンプでは、現任コーチの“ヤル気”も継続させなければ、矢野監督はペナントレースで苦しむことになるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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