矢野燿大
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スポーツ 2022年06月20日 11時00分
阪神、次カードから再び下位に転落? 連勝ストップの裏で露呈した深刻な問題点とは
ちょっとミスが多すぎるような…。6月19日、矢野阪神の連勝が「5」でストップした。試合開始前、対戦相手のDeNAについて、こんな情報も聞かれた。今季、まだ一度も日曜日に勝っていない――。阪神の先発は好調の西純矢。交流戦で勢いづいた打線がDeNA先発の京山将弥を捉え、試合序盤で主導権を掴むのではないか、と予想されていた。 しかし、先にマウンドを下りたのは西の方だった。 「阪神が3点を先制し、その直後に西が崩れ、同点に追いつかれてしまいました。先制点は西のバットから生まれています。その後、走者として全力疾走もしているので、ピッチングリズムを崩してしまったのかも」(在阪メディア) 同日の阪神はおかしかった。「記録」に残らない失策、ミスがいくつもあった。 >>阪神・矢野監督に掛布氏が苦言、ファンから疑問の声「無策なら負けてた」 主砲・大山へのバント指示に賛否<< まず、スタメンマスクの坂本誠志郎だが、西のフォークボールを捕球しきれない場面がいくつかあった。また、8回一死三塁、ショートゴロの間に本塁生還を許してしまった。前進守備、バックホーム態勢を敷いていたのに、だ。 「バックホームの送球が少し一塁側に逸れたせいもありますが…。矢野燿大監督は細かくリリーフ投手を繋いでいく作戦でしたが、試合後半で出てきた投手の調子が良くありませんでした」(プロ野球解説者) 試合中、ブルペン担当のコーチが矢野監督にリリーフ投手の好不調を報告する。不振の報告を受けても登板させなければならない場面もあるが、イニングの途中から登板したのは2番手の浜地真澄と8回に4点取られた後の渡邉雄大だけだ。 「イニングの頭から投げるのは難しいことではありません。好不調の報告がきちんとされていたのかどうかを含め、ベンチワークの失敗です」(前出・同) こうした小さな取りこぼしが、連勝を止めたのである。 6月10日から始まった5連勝だが、改めて見てみると、完投ゲームが2試合。一発攻勢の大味な試合もあった。「打ってナンボ、投げて…」も阪神というチームの特徴だが、打撃好調の大山悠輔、先発陣を支える青柳晃洋、伊藤将司の勢いが止まったら、どうなるのだろうか。 試合後、矢野監督は「11残塁」という拙攻について聞かれ、こう答えていた。 「別に悪い攻撃じゃないと思うんで。あと一本出なかったけど、負ける原因というのもあると思うけど」 眉間に皺を寄せ、悔しそうな表情を見せていた。 1点ビハインドで迎えた6回裏、無死一、二塁の好機で、矢野監督は長打力のある糸井嘉男に代打を送った。代打・山本泰寛がコールされた瞬間、「送りバント」の作戦は球場全体に伝わっていた。なのに、山本が送りバントを失敗してしまった。 「糸井を打たせた方が良かった? いや、バント失敗は結果論。でも、この後、満塁にしたのに1点も挙げられませんでした。ベンチの雰囲気も悪くなってしまいました」(前出・同) この1敗は、ダメージが大きい。3位まで浮上したが、4位広島とのゲーム差はゼロ。次節でその広島とぶつかるが、また苦しい展開に逆戻りしてしまうだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月14日 11時10分
阪神・矢野監督、守護神の二軍降格は予定通りだった? リスクをはらむ処遇は最後の賭けか
矢野燿大監督は計算したつもりでいるだろうが、「賭け」に近い。 6月13日午後、「阪神が岩崎優を抹消した」との情報が飛び込んできた。岩崎は「トラの守護神」である。13日抹消となれば、再昇格は23日以降。ペナントレースが再開される17日はもちろん、DeNA、広島を相手に“守護神不在”で戦わなければならないわけだ。 「6月6日に湯浅京己を抹消(16日以降再昇格)、7日にはケラーを登録しています。再開後の6試合はこの2人で何とか凌いでと考えているのでしょう」(在阪メディア) 昨年の取材メモを読み直してみると、岩崎は6月4日に一度、登録を抹消されていた。「体力的な理由。リフレッシュ」とされ、今回の抹消についても、関係者の話を総合すると、休養が目的のようだ。 >>阪神・岩崎、開幕戦の乱調は矢野監督のせい? 球界OBの問題点指摘に賛否「あんなの予想できんだろ」<< 矢野監督にとっては「予定事項」のようたが、タイミングは悪すぎる。 阪神は交流戦を12勝6敗(2位)と大きく勝ち越し、最下位脱出だけではなく、4位にまで浮上した。再開するペナントレースの最初の相手は5位DeNAで、次は3位広島。DeNAとのゲーム差は「ゼロ」で、広島とは「2・5」。両カードを勝ち越せば、首位ヤクルト、2位巨人の背中も見えてくる。 「岩崎は疲れていたと思います。3者凡退で試合を締めくくることができず、最近は走者を背負って、なんとか凌いでいる感じでした」 関西で活動しているプロ野球解説者の心象だ。 しかし、大事な6試合を守護神不在で迎えるのは「賭け」に近い。 「打線が上向きなので、6試合なら凌げると思ったのでは」(前出・プロ野球解説者) また、岩崎とともに二軍降格となったのは、藤浪晋太郎。交流戦5試合にリリーフ登板し、失点ゼロ。四球も出したが、150キロ台後半のストレートで相手打者をねじ伏せていた。岩崎不在の間のクローザーを託すべきは、藤浪の方だと思うが? 「先発のウィルカーソンが2試合続けて炎上しています。ウィルカーソンもDeNA、広島との6試合のどこかで投げてくると思う。その結果次第では、藤浪かアルカンタラと入れ替えるのでは」(前出・同) 不安定なウィルカーソンの先発も含め、重要な6試合は投手陣の不安要素が多すぎる。 話は昨季終了後に遡るが、矢野監督は藤原崇起オーナーにシーズン成績を報告した後、こう語っていた。 「優勝したヤクルトの高津(臣吾)監督を見ていると、1年間どう戦うのかを考え、やり切った結果なのかなって」 ヤクルトは主力選手にも休養期間を与え、選手のベストコンディションを保ってきた。「守護神・岩崎」の抹消は予定事項だったようだが、チーム状況が異なる。 「阪神は打順、守備位置が固定されていません。大山悠輔、佐藤輝明は外野と内野の両方を守らされています。先発で調整させてきた藤浪を救援で使い、また、先発の調整をさせるのはかわいそう」(球界関係者) 他選手にしわ寄せが行くリフレッシュ休暇は宜しくない。交流戦明けの6試合でペナントレースの分岐点になりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月07日 15時30分
阪神、梅野の故障復帰に「マルテの二の舞になる」不満の声 二軍調整は順調も悲劇再来に心配相次ぐ
右脇腹筋挫傷のため5月18日から登録を抹消されている阪神のプロ9年目・30歳の梅野隆太郎。7日のソフトバンク戦から一軍復帰することを同日、複数メディアが報じた。 報道によると、チームを率いる矢野燿大監督は6日に応じた取材の中で「明日上げるよ」と梅野の一軍復帰を明言。また、梅野本人が「けがの状態も良くなっているし、あとは結果として状態を上げながら」と復帰後の活躍に意気込みを見せたことも伝えられている。 梅野は「31試合・.165・1本・4打点」と打撃不振に陥っていた5月18日、右脇腹筋挫傷を理由に登録を抹消。その後調整を経て同月28日の二軍・中日戦で実戦復帰し、同日から6月4日までに出場した4試合で打率「.273」と結果を残していた。 >>阪神・矢野監督に掛布氏が苦言、ファンから疑問の声「無策なら負けてた」 主砲・大山へのバント指示に賛否<< 梅野の一軍復帰を受け、ネット上には「抹消から約3週間、やっと正捕手が戻ってくる」、「地元の福岡遠征に間に合って何より」、「二軍の数字を見るに、打撃面も離脱前よりよっぽど期待できそう」と喜びの声が相次いだ。 一方、「良くなっているって言い方が引っ掛かるな、もし回復傾向だけど完治はしてないってことなら再発が怖い」、「短時間で実戦復帰してるし大丈夫とは思いたいが、マルテの二の舞になる可能性もゼロとはいえない」、「個人的には上げるの早すぎではと思う、マルテ級の誤算を避けるためにももう少し時間かけるべき」と、同僚・マルテを引き合いに出し故障再発を懸念するコメントも多数見られた。 「マルテは右足コンディション不良を理由に戦線離脱した4月3日から、5月6日の二軍・中日戦で実戦復帰するまで試合には出ずに調整していましたが、首脳陣は一軍の打線が低調なことを理由に同月10日に一軍に再招集。しかし、マルテは早期昇格の影響からか、25日・楽天戦で右足を痛め翌26日に二軍再降格となりました。今回の梅野はマルテとは違い抹消から10日で実戦復帰していることから恐らくは軽症で、首脳陣も二軍成績から回復を確信して一軍再昇格を決めたものとも思われますが、それでもマルテと同じ末路をたどるのではと不安が尽きないファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 梅野が離脱した5月18日~6月5日にかけての17試合、捕手として坂本誠志郎(9試合先発)、長坂拳弥(8試合先発)が奮闘し「11勝6敗」と大きく勝ち越している阪神。ことのこともあり、一部からは「そもそも代役が上手いことやってる中梅野を上げる意味はあるのか」という指摘も寄せられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月03日 18時30分
阪神・矢野監督に掛布氏が苦言、ファンから疑問の声「無策なら負けてた」 主砲・大山へのバント指示に賛否
2日に行われ、阪神が「6-1」で勝利した西武戦。TV中継で解説を務めた野球解説者・掛布雅之氏(元阪神)のコメントがネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-1」と阪神2点リードで迎えた7回裏でのこと。この回阪神は先頭・近本光司のヒットから無死一、二塁とチャンスを作ると、首脳陣はここで打席の大山悠輔にバントを指示。大山はきっちりバントを決め1死二、三塁となった後、糸原健斗が2点タイムリーを放ち追加点を奪った。 ただ、掛布氏はこの日「5番・一塁」で先発起用された大山へのバント指示について「素晴らしいバントですけど、このバントで大山は喜んでほしくないよね」、「(逆に首脳陣に)怒っていいと思うんですよね、僕は」とコメント。中軸に座る選手に出すような策ではないと首脳陣の采配に不満をにじませた。 >>元阪神・掛布氏、本当は二軍監督をやりたくなかった? 就任までの裏話を明かし反響、「その後の顛末を知ってると複雑」の声<< 掛布氏のコメントを受け、ネット上には「結果的に得点には繋がったけど、主軸の大山にバント?とは確かに思った」、「大山はお膳立てされるポイントゲッターであって、お膳立てする繋ぎ役の選手じゃないしな」、「大山がどう思ったのかは分からないけど、プライドが傷ついた可能性もあり得なくはないな」と同調の声が寄せられた。 一方、「試合展開考えたら別におかしくないだろ」、「不穏な流れを食い止めるための最善策だと思ったんだけど」、「無策なら大山併殺でチャンス逃して多分試合にも負けてたのでは」と試合展開を念頭に置き、指摘するコメントも多かった。 「阪神打線はこの日6回裏までに計13安打を放つも、併殺(2回裏、5回裏)、盗塁失敗(3回裏)、レフトゴロ(6回裏)と拙攻続きで得点はわずか3得点。相手を攻めあぐねている中、7回表に逆に1点を返され7回裏に入っていました。このままの流れで試合をひっくり返されないためにも、なんとか次の1点が欲しいという状況だったことから、大山へのバント指示で確実にチャンスを広げにいくという作戦は別に間違ってはいないと掛布氏に異議を唱えているファンも少なくありません。なお、大山が今季チームワースト2位の6併殺を喫していることを考えると、仮に打たせていた場合は併殺で2死三塁とチャンスを大きくしぼませていた可能性もゼロではなかったでしょう」(野球ライター) 試合後の報道では、矢野燿大監督が「なかなか点を取れない中、こういう野球をやっていく必要もある」と、次の1点をもぎ取りたかったからと説明したことが伝えられている大山へのバント指示。采配的中という結果にはなったが、その是非についてはファン・OBの間で意見が割れているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月01日 11時05分
阪神・藤浪、中継ぎでの一軍復帰に失望か 盛り上がらないチーム状況に球団首脳もため息?
5月31日の埼玉西武戦に敗れ、自力優勝の可能性が消滅。今季13度目の完封負けだ。 「うん、頑張ります」 試合後、矢野燿大監督はいつものように記者団からの取材要請に応じてくれた。 しかし、「自力優勝の可能性が…」と質問が出たの同時に「頑張ります」と背を向けながら答え、一方的に会見を終了させてしまった。 同日、百北幸司球団社長も観戦していたという。ファンのために奮闘していく旨を答えたそうだが、観戦の予定を知らなかった関西メディアも多かった。矢野監督とは話をしたのだろうか。 >>阪神、矢野監督の“精神論”でチームが空中分解? 球団オーナーにも批判、監督交代の大幅前倒しはあり得るか<< 「矢野監督との話し合い? いや、それは確認できませんでした」(在阪メディア) 一般論として、オーナーや球団社長などが現場を訪れる際、人事に関する話し合いもひっそりと行われることも多い。試合を観て、「監督や選手たちにもヨロシク」とだけ言って帰るケースもあるが、それはペナントレースを順調に戦っているチームの話。不甲斐ない打線がゼロを積み重ねていく試合のウラで、“何か”が起きていたのかもしれない。 関係者たちはこちら側の“邪推”を完全否定していたが…。 「チームの状況を把握しておきたかったのでしょう。今後、浮上の可能性があるのかどうかを含めて」(前出・同) 関西で活躍するプロ野球解説者がこう続ける。 「まず、重苦しいチームの雰囲気を変えること。9回表、藤浪がリリーフでマウンドに上がっただけでファンは盛り上がりました。藤浪が勝ち試合に絡んできたら、チームの雰囲気も変わるかもしれません」 藤浪晋太郎は走者こそ出したが、1イニングをゼロに抑えた。しかし、それは2度目の新型コロナ感染でチームを離れる前のピッチングスタイルではなかった。 「真っ直ぐで勝負していました。序盤戦の藤浪は得意のスライダーを有効に使うため、内角にも変化球を放るなど、6、7割の力で投げていました。先発とリリーフではピッチングスタイルが異なるので、この日はあえて力勝負を挑んだのかもしれませんが」(前出・同) 当の藤浪は「今日はあまり調子が良くなかった」と話していた。その言葉の通り、表情は暗かった。 昨年オフの契約更改で「先発」への強いこだわりを口にしていた。一軍復帰は果たしたものの、リリーフ転向に割り切れないものがあったのかもしれない。 「藤浪は5月30日の全体練習から一軍に合流しました。その日のうちに、矢野監督がリリーフ転向をメディアの前で話していましたが、実際に藤浪に伝えたのは福原忍投手コーチのようです」(前出・同) 失点につながった8回のお粗末な守備同様、“行き違い”もあったようだ。 試合後、阪神ナインは一列に並んでスタンドのファンに頭を下げた。勝敗に関係なく、ファンに応援のお礼をするのは矢野監督の提案によって始まった。「自力優勝の消滅」は、スタンドのファンも知っていたが、罵声はほとんど聞かれなかった。 TV中継の解説で元監督の岡田彰布氏も球場を訪れていた。キナ臭い話が交わされていなかったことを祈りたい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月31日 15時30分
阪神、藤浪の配置転換で「悪夢が蘇る」? 矢野監督が明かした起用方針が物議、大失敗に終わった昨季から変化は
新型コロナ感染により登録を抹消された4月13日から二軍調整が続いていた阪神のプロ10年目・28歳の藤浪晋太郎。5月31日に伝えられた矢野燿大監督のコメントがネット上で話題となっている。 報道によると、矢野監督は30日に応じた取材の中で「スグル(岩崎優)も湯浅(京己)もちょっと登板が増えてるんで、そういうところで浜地(真澄)がいなくなっちゃって。じゃあ誰だ?となった時に現状、晋太郎がハマってくれるとチームの力になってくれる」とコメント。本職の先発ではなく中継ぎとして、31日から藤浪を一軍復帰させることを明言したという。 >>阪神・藤浪の不振に「イップスがあるもんね」元横浜・高木氏の発言に反論相次ぐ 過去に本人が強く否定<< 阪神は現在アルカンタラ(17登板)、湯浅(21登板)、岩崎(19登板)と勝ちパターン3名の登板がかさみつつある上、浜地(5月16日/右下肢張りのため)、齋藤友貴哉(同月30日/成績不振のため)と他の中継ぎの離脱も相次いでいる。この状況もあり、首脳陣はロングリリーフも可能な藤浪に白羽の矢を立てたようだ。 矢野監督のコメントを受け、ネット上には「二軍成績はかなり安定してるし期待できる」、「今先発ローテに空きないし、いつまでも二軍で持て余すよりは中継ぎで投げさせる方が合理的」、「大差がついた試合でイニング消化してくれたらかなり助かるな」と納得の声が挙がった。 一方、「去年もこの時期に中継ぎ回して大失敗してるけど大丈夫なのか」、「配置転換が全く効果無かった昨季の悪夢が蘇る気しかしない」、「無理に中継ぎ回して1年前みたいに失敗するよりは、ローテが綻ぶまでじっくり調整させる方がいいと思うんだけど」といった否定的なコメントも多数見られた。 「藤浪は昨季21登板で防御率『5.21』と今ひとつの数字に終わりましたが、3〜4月に務めた先発では同『3.34』とまずまずだった一方、1カ月の二軍調整を経て6月から配置転換された中継ぎでは同『9.00』と安定感を欠きました。このことから、配置転換しても昨季の二の舞になるだけではと心配を募らせているファンも少なからずいるようです。ただ、今季の藤浪は昨季に比べ二軍調整中の防御率(昨季は5登板で4.29、今季は4登板で0.64)や与四死球数(昨季は16個、今季は2個)が格段にいい数字となっているため、首脳陣も昨季とは違うと確信を持って中継ぎ起用するものと思われますが…」(野球ライター) 今季は離脱前まで「3登板・0勝1敗・防御率6.00」と先発では振るっていなかった藤浪。このことも首脳陣が中継ぎ起用を決めた一因になったと思われるが、昨季とほぼ同時期の配置転換は果たしてどのような結果となるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月30日 21時30分
阪神、原口の「使い方雑過ぎ」? 二軍に落とした矢野監督らに批判、一軍復帰タイミングに疑問も
29日終了時点で「20勝32敗1分・勝率.385」とセ・リーグ最下位に沈む阪神。30日にNPBが公示した選手の抹消情報がネット上で物議を醸している。 NPB公式サイトはこの日、阪神が投手・齋藤友貴哉、野手・原口文仁の2名を登録抹消としたことを公示。抹消を伝える報道では、両者共に成績不振が理由ではとみられている。 齋藤は今季開幕からリリーフとして一軍メンバーに名を連ねていたが、29日終了時点で「16登板・0勝1敗・防御率5.40」と成績は今ひとつ。今季初昇格した4月27日から一軍に同行していた原口も「5試合・.000・0本・0打点」と全く結果を残していなかった。 >>阪神・佐藤、三振直後の映像に「何だ今の態度」批判の声 バットを投げ捨てベンチへ、長引く不振にイライラ?<< 両名の二軍降格を受け、ネット上には「開幕からずっと低調だったし妥当」、「今一軍にいるリリーフの中じゃ防御率1番悪かったし当然」、「直近の登板(25日・楽天戦/1回2失点)も全然ピリッとしてなかったしなあ」と、齋藤の抹消については納得の声が寄せられた。 一方、原口の降格に対しては「無理に一軍呼んで結局抹消って使い方が雑過ぎるだろ」、「まともに使われないまま二軍逆戻りはさすがに原口がかわいそうでは?」、「大山(悠輔)のバックアッパーとして招集したのに、ろくに出場機会与えないまま再降格は行き当たりばったりすぎないか」と疑問を呈するコメントが多数みられた。 「今季の原口は下肢コンディション不良で開幕から二軍調整を続けていましたが、一軍首脳陣は4月24日・ヤクルト戦で大山悠輔が左足を負傷したことを受け、大山をバックアップできる右の強打者として4月27日に原口を一軍に招集。しかし、首脳陣は原口招集後も手負いの大山をスタメン起用し続けており、その影響もあってか原口は5月29日までに計5試合しか起用されていませんでした。原口は二軍打率『.167』とまだ復調していない状況で一軍に呼ばれ、ほとんど使われないまま二軍逆戻りという形になったわけですが、それでは何のために原口を一軍に呼んだのかと首脳陣の考えに疑問を抱いているファンも少なくありません。首脳陣としても大山のけががそれほど重いレベルではなかったことで、原口を持て余していた面はあったのかもしれませんが…」(野球ライター) 今回の原口抹消について、矢野燿大監督ら一軍首脳陣のコメントは特に伝えられていない。ファンの間で物議を醸す処遇の真相は果たしてどこにあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月27日 11時00分
またしても完封負けの阪神、1番の戦犯は矢野監督? 本人も反省、得点機をフイにした致命的ミスとは
最悪の状況で“令和の怪物”佐々木朗希と対戦することになった。 5月26日の東北楽天戦、阪神は今季12回目の零敗を喫した。11回目の完封負けを喫した19日の時点で12球団ワーストとなっており、それを更新したわけだ。昨季の完封負けは11試合。50試合目で昨季を上回ってしまった。 >>阪神、マルテの故障離脱に「首脳陣に潰された」の声 無茶な起用法には以前から批判も<< 「そんなに戦うピッチャーじゃないんでね。コントロールももちろん良いし、緩急もあったり。球種もね、それなりにたくさんあるんで。何とかしたかったよ」 試合後、矢野燿大監督は楽天の先発・岸孝之の印象をそう語っていた。 7回を投げ、失点ゼロ。そこで岸は阪神戦の無失点イニングを「26」に更新した。 NPBデータよれば、07年の西武在籍時代から積み上げてきたもの。もっとも、岸との前回対戦は17年6月18日なので、対戦の少なさが「苦手攻略」を遅れさせているのも本当だ。 「岸の調子は良かったと思います。カーブを有効に使っていて。でも、今日の零敗は阪神側に理由があるんじゃないかな」(プロ野球解説者) そう指摘する声も多く聞かれた。 監督インタビューで質問が集中したのは、8回裏の采配。二死二塁の場面で1番・近本光司がレフト前にクリーンヒットを放ったのだが、二塁走者・長坂拳弥は、本塁タッチアウト。8回の攻防が始まった時点でのスコアは「0対0」、勝負をかけるべきであり、「長坂に代走を出しても?」の質問も出た。 「いや、まあ、難しいところやったけどね」 矢野監督は顔をしかめた。そして、「オレが行ききらんかったっていうのは、まあ、受け止めているけど」と“ミス”を認めた。 俊足の選手を代走に送る選択肢はあったようだが、ためらった理由は「延長戦のことも考えていたからだ」と話していた。 「長坂の捕手としての評価がウナギ登りなんです。まだ一軍に昇格して間もないんですが、盗塁阻止率は100パーセント。4度走られて、一度も盗塁を許していません。プロ6年目で肩の強さには定評がありましたが、全てストライク送球です」(同時点/球界関係者) 指揮官の立場からすれば、捕手の交代は難しい。試合展開で内野手に外野を守らせることはできても、基本的に捕手のポジションは捕手にしか務まらないのだ。 しかし、この日のベンチには坂本誠志郎、片山雄哉の2捕手が控えていた。熊谷敬宥、植田海といった足の速い選手も残っていた。 矢野監督は勝負どころを見誤ったようだ。 「3回裏も走者を三塁まで進めても得点を挙げられませんでした。7回も無死二塁で4番・佐藤輝明に打順が回ってきたのに、レフトフライ。どの球種を狙っていくのかなど、ベンチからの指示も出ていなかったのでは?」(前出・プロ野球解説者) 試合後、控え室に戻っていく選手たちも、「疲れた~」と言いたげな表情を浮かべていた。大山悠輔と佐藤が喫した三振数は合わせて「5」。打撃陣全体が調子を落としている。試合途中、翌5月27日の対戦相手・千葉ロッテの先発投手が佐々木朗希であることが発表された。 打線が奮起しなければ、ワンサイドゲームになるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月26日 19時30分
阪神、マルテの故障離脱に「首脳陣に潰された」の声 無茶な起用法には以前から批判も
25日に行われた阪神対楽天戦。「1-6」で阪神が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが阪神助っ人・マルテの負傷交代だった。 この日「3番・一塁」で先発したマルテは、1回裏2死の第1打席で四球を選び出塁。ところが、後続・佐藤輝明の一ゴロで二塁に走ろうとした瞬間に突然右足を引きずるような仕草を見せると、2回表の守備から途中交代となった。 右足を痛め負傷交代したマルテについて、矢野燿大監督は試合後に応じた取材の中で「ちょっと厳しいんちゃうかなと。抹消になるかなと現時点では思っている」とコメントし、軽症ではないと説明。26日に登録抹消された。 >>阪神・ケラーに「腐り始めてないか」憶測も 試合を壊した大乱調が物議、二軍暮らしもさらに長期化?<< マルテの負傷交代を受け、ネット上には「うわ、マルテ抹消レベルの怪我負ったのか」、「二塁へスタート切る時に変な力のかけ方でもしちゃったんだろうか」、「4月と同じ箇所の故障はマズい、長期離脱もあり得るのでは」と心配の声が寄せられた。 同時に、「こうやって再発するのが怖いから早期昇格やってほしくなかったんだけどな」、「見切り発車で一軍に上げた首脳陣に潰されたとしかいえない」、「目先のことしか考えずに無理に復帰させるからこういうことになるんだ」といった首脳陣批判も多数見られた。 「今季のマルテは右足コンディション不良で登録を抹消された4月3日から実戦復帰した5月6日の二軍・中日戦まで、約1カ月間試合には出ずに慎重に調整。そのマルテを首脳陣は一軍打線が低調なことを理由に、5月10日に一軍に再昇格させました。ただ、昇格後のマルテは25日試合前時点で打率『.225』と低調だった上、22日・巨人戦を右足のケアを理由に欠場するなど明らかに状態が万全ではありませんでした。こうした経緯から、右足を痛め再抹消されるきっかけとなった今回のアクシデントは首脳陣による“人災”だと憤っているファンは少なくありません」(野球ライター) 25日の試合に敗れ、両リーグ最速で30敗に到達した阪神(18勝30敗1分・勝率.375)。マルテの故障離脱はリーグ最下位に沈む苦境にさらに拍車をかけそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月20日 19時30分
阪神、矢野監督の試合後コメントに「文句言う相手が違う」の声 敗戦投手に苦言も、“戦犯”は野手陣と不満
19日に行われ、阪神が「0-3」で敗れたヤクルト戦。阪神の先発投手・ガンケルに対する矢野燿大監督のコメントがネット上で物議を醸している。 この日のガンケルは5回裏2死から山崎晃大朗に四球、続く山田哲人にタイムリー二塁打を許し失点するも、それ以外のイニングは無得点に抑え「6回1失点・被安打4」で降板。ただ、打線が最後まで同点・逆転できずに今季4敗目を喫した。 決勝点を奪われた5回裏のガンケルの投球について、試合後に取材に応じた矢野監督は「2死から、長打のない打者やから。責めることはないけど、結果から振り返ると、あの四球がもったいない」とコメント。今季までのプロ7年間で通算5本塁打の山崎に対し、2死から四球を与えたのは不用意だったと見解を示したという。 >>阪神、大山の外野起用理由に批判相次ぐ「休ませろ」 足に不安も強行出場、井上ヘッドの意図は<< 矢野監督のコメントを受け、ネット上には「カウント『2-2』と追い込んでからの四球は確かにもったいなかったな」、「多少甘く入っても一発は無さそうだったし積極的にストライク攻めてほしかった」、「後続の山田は長打のリスクが高い打者(19日終了時点で通算256本塁打)、だからこそ山崎は出塁させちゃいけなかった」と同調する声が寄せられた。 一方、「中盤まで試合を作ってくれたガンケルを責めるのはお門違いじゃないか」、「文句言う相手が違う、ガンケルより打線の方がよっぽど悪いだろ」、「今日も含めて投手陣は相当頑張ってるのに、打線がひどい体たらくなせいであんまり勝ててないことを深刻に捉えるべき」と、打線の方を問題視するべきではと不満を述べるコメントも多数見られた。 「阪神はガンケルが5回裏に取られた1点が決勝点となり試合に敗北。ガンケルを含めた投手陣は3失点と試合自体は作っていましたが、打線は4安打無得点と全く援護できませんでした。また、阪神は同戦を含め投手陣が21試合連続3失点以下(1950年の2リーグ制導入以降では史上最長)と歴史的な安定感を見せていますが、打線が同期間で計80得点(1試合平均約3.8点)と振るっていないこともあり『12勝9敗』とそれほど白星は伸びていません。このこともあり、ガンケルの四球に不満げな様子を見せた矢野監督に対し、問題視するべきは長らく機能していない打線の方ではないかと憤っているファンも少なくないようです」(野球ライター) 打線低迷がこのまま続くと、投手陣の調子が落ちると同時に大規模な連敗に突入するリスクも考えられる阪神。投手が安定しているうちに打線復調にはめどをつけたいところだが、矢野監督は果たして適切な策を打つことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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2022年04月21日 11時05分
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2022年04月18日 19時30分
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スポーツ
阪神の大不振は、矢野監督が退任表明したせい? 落合氏が“理解不能”とバッサリ、致命的リスクも指摘
2022年04月16日 11時00分
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スポーツ
阪神・佐藤に「また手抜いたのか」批判の声 矢野監督も試合後に激怒? 敗戦招いた守備が物議
2022年04月15日 15時30分
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スポーツ
阪神・矢野監督に「データ見てない」批判も 加治屋の回またぎは悪手? 岩崎投入なら敗戦防げたか
2022年04月14日 19時45分
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スポーツ
阪神・矢野監督、“元守護神”ケラーの一軍再昇格を決断? ガタつき続けるブルペンの救世主となるか
2022年04月13日 11時00分
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スポーツ
阪神・井上ヘッドに「矢野監督に言え」批判も 不振野手陣のメンタル面に注文も物議醸すワケ
2022年04月08日 15時30分
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スポーツ
阪神、矢野監督の“精神論”でチームが空中分解? 球団オーナーにも批判、監督交代の大幅前倒しはあり得るか
2022年04月05日 18時30分
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スポーツ
阪神、大連敗の原因は矢野監督の采配ミス?「選手も前を向いていかない」球界OBの問題点指摘に賛否
2022年04月04日 20時30分
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スポーツ
阪神・矢野監督、「諦めない」発言は口だけ? 開幕9連敗目の試合中に見せた深刻な振る舞いとは
2022年04月04日 11時00分
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スポーツ
阪神・岩崎、開幕戦の乱調は矢野監督のせい? 球界OBの問題点指摘に賛否「あんなの予想できんだろ」
2022年04月03日 11時00分
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スポーツ
阪神・中野に「恥ずかしくないのか」怒りの声 前日のプレーもやり玉に? 失点招いた致命的ミスに矢野監督も呆れ
2022年03月31日 18時30分
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スポーツ
阪神・矢野監督、投手運用のミスを新人に押し付ける? 次カード・巨人戦も負け越しなら今季終戦は不可避か
2022年03月31日 11時00分
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スポーツ
阪神サヨナラ負けで「スアレス」がトレンド入り、衝撃展開に矢野監督も激怒? またも勝ち潰したケラーに批判
2022年03月30日 15時30分
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スポーツ
開幕3連敗の阪神、このままシーズン低迷確実? 矢野監督が投打で犯した致命的な采配ミスとは
2022年03月28日 11時00分
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スポーツ
阪神・岩貞は「絶対先発タイプ」 球界OBがリリーフ投球の問題点を指摘、配置転換の経緯から疑問も
2022年03月20日 11時00分
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スポーツ
阪神・佐藤、キャンプ中の怠慢プレーを球界OBが暴露「舐めすぎだろ」ファン怒り、昨季の二の舞にも心配の声
2022年03月13日 11時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分