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阪神、藤浪の配置転換で「悪夢が蘇る」? 矢野監督が明かした起用方針が物議、大失敗に終わった昨季から変化は

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藤浪晋太郎

 新型コロナ感染により登録を抹消された4月13日から二軍調整が続いていた阪神のプロ10年目・28歳の藤浪晋太郎。5月31日に伝えられた矢野燿大監督のコメントがネット上で話題となっている。

 報道によると、矢野監督は30日に応じた取材の中で「スグル(岩崎優)も湯浅(京己)もちょっと登板が増えてるんで、そういうところで浜地(真澄)がいなくなっちゃって。じゃあ誰だ?となった時に現状、晋太郎がハマってくれるとチームの力になってくれる」とコメント。本職の先発ではなく中継ぎとして、31日から藤浪を一軍復帰させることを明言したという。

 >>阪神・藤浪の不振に「イップスがあるもんね」元横浜・高木氏の発言に反論相次ぐ 過去に本人が強く否定<<

 阪神は現在アルカンタラ(17登板)、湯浅(21登板)、岩崎(19登板)と勝ちパターン3名の登板がかさみつつある上、浜地(5月16日/右下肢張りのため)、齋藤友貴哉(同月30日/成績不振のため)と他の中継ぎの離脱も相次いでいる。この状況もあり、首脳陣はロングリリーフも可能な藤浪に白羽の矢を立てたようだ。

 矢野監督のコメントを受け、ネット上には「二軍成績はかなり安定してるし期待できる」、「今先発ローテに空きないし、いつまでも二軍で持て余すよりは中継ぎで投げさせる方が合理的」、「大差がついた試合でイニング消化してくれたらかなり助かるな」と納得の声が挙がった。

 一方、「去年もこの時期に中継ぎ回して大失敗してるけど大丈夫なのか」、「配置転換が全く効果無かった昨季の悪夢が蘇る気しかしない」、「無理に中継ぎ回して1年前みたいに失敗するよりは、ローテが綻ぶまでじっくり調整させる方がいいと思うんだけど」といった否定的なコメントも多数見られた。

 「藤浪は昨季21登板で防御率『5.21』と今ひとつの数字に終わりましたが、3〜4月に務めた先発では同『3.34』とまずまずだった一方、1カ月の二軍調整を経て6月から配置転換された中継ぎでは同『9.00』と安定感を欠きました。このことから、配置転換しても昨季の二の舞になるだけではと心配を募らせているファンも少なからずいるようです。ただ、今季の藤浪は昨季に比べ二軍調整中の防御率(昨季は5登板で4.29、今季は4登板で0.64)や与四死球数(昨季は16個、今季は2個)が格段にいい数字となっているため、首脳陣も昨季とは違うと確信を持って中継ぎ起用するものと思われますが…」(野球ライター)

 今季は離脱前まで「3登板・0勝1敗・防御率6.00」と先発では振るっていなかった藤浪。このことも首脳陣が中継ぎ起用を決めた一因になったと思われるが、昨季とほぼ同時期の配置転換は果たしてどのような結果となるだろうか。

文 / 柴田雅人

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